加藤製作所(6390)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 772 | 47 | 35 | -96 | 7.4 | 59.7 | — | 45.1 |
| FY2016 | 754 | 26 | 82 | -66 | 15.1 | 696.9 | — | 41.9 |
| FY2017 | 870 | 21 | 30 | 105 | 5.3 | 258.9 | — | 46.6 |
| FY2018 | 854 | 45 | 30 | -43 | 5.2 | 259.0 | 80.0 | 45.8 |
| FY2019 | 779 | -3 | -13 | -87 | -2.4 | -113.5 | 95.0 | 43.5 |
| FY2020 | 585 | -28 | -57 | -4 | -11.1 | -489.8 | 30.0 | 43.6 |
| FY2021 | 635 | -72 | -96 | 100 | -21.6 | -817.2 | 10.0 | 42.0 |
| FY2022 | 575 | 13 | 24 | 78 | 5.1 | 205.1 | 10.0 | 46.2 |
| FY2023 | 575 | 17 | 42 | 9 | 8.2 | 361.5 | 30.0 | 47.9 |
| FY2024 | 529 | 9 | -60 | -142 | -13.5 | -514.5 | 65.0 | 43.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
加藤製作所の財務データからは、特許やブランド力、規制ライセンスなどの無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。一般的に建設機械業界では技術力は重要ですが、それを裏付ける特許ポートフォリオやブランド価値の突出した情報は開示されていません。
建設機械は初期投資が大きく、オペレーターの習熟度も関係するため、顧客が他社製品へ乗り換える際には一定のコストや手間が発生します。しかし、加藤製作所特有の強いスイッチング・コストを生み出す要因(例:独自のソフトウェア連携、長期保守契約の優位性など)は明確ではありません。
建設機械のレンタルや中古市場は存在するものの、加藤製作所の製品群において、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるようなネットワーク効果は確認されません。プラットフォーム型ビジネスとは異なり、個別の機械の性能や信頼性が主たる価値となります。
建設機械業界は規模の経済が働きやすいですが、加藤製作所の財務データからは、競合他社と比較して圧倒的なコスト優位性を示す具体的な証拠は現時点では確認できません。製造プロセスやサプライチェーンにおける効率化の努力は推測されますが、それが持続的な競争優位に繋がるかは不明です。
加藤製作所は、建設機械業界において一定の規模を持つ企業であり、特に小型~中型クレーンなどの分野で存在感を示しています。業界全体で見ると、大手数社による寡占が進んでおり、その中で加藤製作所はニッチ市場や特定の製品群において、効率的な規模を活かした事業展開を行っていると考えられます。
競合との比較優位
強気シナリオ
インフラ投資の拡大による建設機械需要の増加
海外市場での販売網拡大とシェア向上
新興国市場における小型・中型クレーン需要の取り込み
弱気シナリオ(モート侵食)
大手競合他社による価格競争の激化
円高による輸出採算の悪化
新興国経済の減速による需要の低迷
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
加藤製作所の投資が失敗するには、まずその主要な競争優位性である「効率規模」が崩壊する必要がある。これは、競合他社がより大規模な生産設備投資を行い、加藤製作所がコスト面で太刀打ちできなくなる状況を意味する。また、インフラ投資の鈍化や、新興国市場の成長鈍化といったマクロ経済環境の悪化が、同社の売上と利益を圧迫し、規模の経済を維持する能力を損なうシナリオも考えられる。さらに、技術革新への対応の遅れが、製品の陳腐化を招き、スイッチング・コストの低下とブランド力の低下を同時に引き起こす可能性もある。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われ、投資としての魅力は大きく低下するだろう。
5年後のモート予測
インフラ投資の恩恵を受け、海外販売網の強化と新製品投入により、売上・利益ともに着実に成長。特に新興国市場でのシェア拡大が寄与し、収益性が向上する。
国内需要は安定的に推移し、海外市場では緩やかな成長が見込まれる。コスト管理を徹底し、既存製品の競争力を維持しながら、堅実な収益を確保する。
世界的な景気後退や地政学リスクの高まりにより、建設機械需要が大幅に減退。価格競争の激化と円高の影響で収益性が悪化し、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 151億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 47.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 3.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.30倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書