オルガノ(6368)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 811 | 41 | 27 | 53 | 5.6 | 47.4 | — | 51.3 |
| FY2017 | 792 | 38 | 28 | -7 | 5.4 | 241.5 | 11.0 | 53.7 |
| FY2018 | 923 | 66 | 45 | 55 | 8.1 | 388.5 | — | 54.0 |
| FY2019 | 965 | 99 | 72 | 75 | 11.8 | 626.1 | 73.0 | 59.9 |
| FY2020 | 1,006 | 96 | 71 | -58 | 10.5 | 616.7 | 104.0 | 58.4 |
| FY2021 | 1,121 | 109 | 92 | 93 | 12.1 | 802.7 | 114.0 | 58.1 |
| FY2022 | 1,324 | 152 | 117 | -198 | 13.6 | 255.8 | 160.0 | 52.3 |
| FY2023 | 1,504 | 225 | 173 | 23 | 17.0 | 376.9 | — | 55.8 |
| FY2024 | 1,633 | 311 | 242 | 190 | 19.9 | 525.4 | 102.0 | 62.2 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 160.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
オルガノは水処理技術に関する長年の実績とノウハウを持つが、特許やブランド力が決定的な競争優位に直結しているとは言い難い。特定の顧客との強固な関係性は存在するものの、無形資産による明確なモートは限定的。
水処理プラントは初期投資が大きく、運用保守にも専門知識が必要なため、顧客が他社へ乗り換える際のスイッチングコストは高い。特に大規模プラントや特殊用途では、既存サプライヤーとの継続的な関係が維持されやすい。
オルガノの事業モデルは、ユーザー数が増えることでサービスの価値が増すネットワーク効果を生む構造ではない。
水処理装置の製造において、一定の規模の経済性は期待できるが、競合他社と比較して構造的なコスト優位性を示す明確な証拠はない。技術開発や調達における効率化努力は存在する。
水処理プラント市場は、高度な技術と実績が求められるため、参入障壁が高く、オルガノのような大手企業が一定のシェアを占める寡占市場を形成している。特に半導体・液晶業界向けでは強みを持つ。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体・液晶業界の設備投資拡大による需要増
水資源問題の深刻化に伴う水処理需要の構造的増加
高付加価値な特殊水処理技術の開発・展開
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である半導体・液晶業界の景気後退
競合他社による低価格攻勢や技術革新
為替変動による収益への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
オルガノの投資が失敗するには、水処理市場、特に半導体・液晶業界向け市場が予想以上に縮小するか、あるいはオルガノが長年培ってきた顧客基盤を維持できなくなるほど、競合他社が技術力やコスト競争力で圧倒的な差をつける必要がある。具体的には、オルガノの主要顧客が、より安価で同等以上の性能を持つ代替技術を開発・採用し、スイッチングコストを低下させるような事態が考えられる。また、オルガノが新規の技術開発やグローバル展開で遅れを取り、市場シェアを失っていくシナリオも考えられる。さらに、水処理に関する規制が緩和され、新規参入が容易になることで、価格競争が激化し、オルガノの収益性が悪化する可能性も否定できない。
5年後のモート予測
半導体・液晶業界の旺盛な設備投資と、水資源問題への意識の高まりを背景に、高付加価値な水処理ソリューションの需要が拡大し、オルガノの売上・利益は着実に成長する。
主要顧客の設備投資サイクルに連動しつつも、水処理需要の底堅さから安定的な成長を維持。技術開発とコスト効率化により、収益性も堅調に推移する。
半導体・液晶業界の急激な減速や、競合による価格攻勢により、売上・利益が伸び悩み、収益性が悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 8,384億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 62.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -13.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 34.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 6.93倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-30 臨時報告書