荏原実業(6328)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 278 | 13 | 10 | 5 | 9.7 | 153.8 | 45.0 | 45.3 |
| FY2017 | 261 | 17 | 14 | 14 | 10.6 | 201.7 | 50.0 | 49.1 |
| FY2018 | 293 | 21 | 16 | 30 | 12.8 | 241.1 | 60.0 | 47.0 |
| FY2019 | 284 | 20 | 15 | -5 | 10.1 | 229.4 | 60.0 | 53.3 |
| FY2020 | 303 | 32 | 23 | 51 | 14.0 | 369.2 | 110.0 | 51.4 |
| FY2021 | 325 | 40 | 32 | 33 | 16.5 | 253.1 | 140.0 | 53.6 |
| FY2022 | 302 | 28 | 22 | 16 | 11.8 | 177.2 | 85.0 | 54.9 |
| FY2023 | 363 | 40 | 31 | 46 | 14.9 | 263.1 | 85.0 | 50.2 |
| FY2024 | 375 | 43 | 32 | 18 | 13.5 | 264.2 | 95.0 | 54.6 |
| FY2025 | 412 | 61 | 44 | 12 | 15.7 | 184.2 | 120.0 | 57.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
荏原実業は特定の強力なブランド、特許ポートフォリオ、または規制ライセンスに依存する事業モデルではなく、汎用的な産業機械の販売・保守が中心であるため、無形資産による競争優位性は限定的と判断される。
産業機械の導入には初期投資が大きく、顧客は既存設備との互換性や保守体制を考慮するため、一定のスイッチング・コストは存在する。しかし、特定のメーカーに縛られるほどの強固なものではない。
荏原実業の事業は、ユーザー数の増加が製品・サービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスではない。
産業機械の販売・保守においては、仕入れルートの最適化や効率的な物流網の構築がコスト競争力に影響を与える可能性がある。しかし、構造的な圧倒的コスト優位性を示す具体的な証拠はない。
産業機械分野において、一定の販売網や保守拠点を有していることは、規模の経済性の一部を示唆する。しかし、業界全体で見ると、より大規模なプレイヤーも存在し、寡占的な地位を確立しているとは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
インフラ更新需要の拡大による主力製品の販売増加
保守・メンテナンス事業の収益安定性と成長性
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客産業の景気後退による需要低迷
競合他社による価格競争の激化
技術革新への対応遅れによる陳腐化リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、荏原実業が保有する既存の顧客基盤が、より低価格で同等以上の性能を持つ代替製品やサービスを提供する競合他社に急速に流出することが考えられる。具体的には、主要なインフラ関連顧客が、コスト削減や技術的優位性を理由に、荏原実業以外のサプライヤーへの切り替えを加速させるシナリオである。また、同社が注力する保守・メンテナンス事業においても、競合他社がより迅速かつ安価なサービスを提供できるようになり、顧客の囲い込みが困難になることも考えられる。さらに、新規顧客獲得においても、価格や技術力で劣るために市場シェアを伸ばせず、結果として売上・利益の成長が鈍化、あるいは縮小する状況が真実となれば、投資は失敗するだろう。
5年後のモート予測
インフラ投資の活発化や更新需要の高まりを背景に、主力産業機械の販売が堅調に推移。保守・メンテナンス事業も安定的に成長し、全体として緩やかな増収増益を達成する。
景気変動の影響を受けつつも、既存顧客基盤と一定のブランド力により、売上・利益は横ばい圏で推移。新規事業やM&Aによる成長は限定的となる。
主要顧客産業の景気後退や、競合他社との激しい価格競争により、売上・利益が減少。技術革新への対応遅れも重なり、市場シェアの低下が顕著になる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 598億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 57.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 1.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.14倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-13 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)