新東工業(6339)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 950 | 49 | 34 | 93 | 3.7 | 63.1 | — | 61.4 |
| FY2017 | 1,042 | 48 | 60 | 50 | 6.0 | 113.3 | 18.0 | 58.5 |
| FY2018 | 1,101 | 56 | 54 | 53 | 5.3 | 101.7 | 21.0 | 58.2 |
| FY2019 | 1,027 | 47 | 29 | 20 | 2.9 | 54.1 | 22.0 | 60.2 |
| FY2020 | 825 | 17 | 6 | 63 | 0.6 | 11.4 | 24.0 | 60.2 |
| FY2021 | 992 | 26 | 28 | 29 | 2.6 | 53.3 | 24.0 | 61.7 |
| FY2022 | 1,064 | 22 | 62 | 39 | 5.5 | 117.9 | 26.0 | 61.7 |
| FY2023 | 1,155 | 54 | 87 | 52 | 6.9 | 166.2 | 36.0 | 64.1 |
| FY2024 | 1,502 | 30 | 28 | -280 | 2.2 | 52.6 | 44.0 | 50.5 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 44.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
新東工業は特定の強力なブランド、特許ポートフォリオ、または規制ライセンスによる無形資産の優位性は、公開情報からは明確に確認できない。主力事業である鋳造設備や表面処理装置は、技術力は重要だが、それが直接的な無形資産として競争優位に結びついているかは不明瞭。
鋳造設備や表面処理装置は、導入に多額の投資と専門知識が必要となるため、顧客が他社製品へ乗り換える際のスイッチングコストは一定程度存在する。特に、既存の生産ラインとの互換性や、オペレーターの習熟度を考慮すると、容易な乗り換えは難しいと考えられる。
同社の事業モデルは、顧客との直接的な取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果が発生する要素は見当たらない。製品の利用者が増えることで、製品自体の価値が向上するような構造ではない。
製造業として一定の規模の経済は働く可能性があるが、競合他社と比較して構造的に著しく低いコストで生産・提供できるという明確な証拠はない。為替変動や原材料価格の動向に影響を受けやすいと考えられる。
鋳造設備や表面処理装置の分野において、国内およびグローバル市場で一定のシェアを有しており、業界規模に対して最適な少数寡占を形成している可能性がある。特に、自動車産業向けの設備供給では、長年の実績と顧客基盤が強みとなっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車産業のEVシフトに伴う鋳造技術の高度化需要を取り込む
海外市場、特に成長著しいアジア地域でのシェア拡大
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である自動車メーカーの生産台数減少リスク
新興国メーカーの台頭による価格競争の激化
技術革新への対応遅れによる陳腐化リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
新東工業の投資が失敗するシナリオは、同社が長年培ってきた自動車産業向けの設備供給というニッチ市場における競争優位性が、予想以上に早く失われることである。具体的には、自動車産業全体の構造変化(EVシフト、自動運転化)が、同社のコア技術である鋳造設備や表面処理装置の需要を急速に縮小させる、あるいは代替技術の登場によって同社の製品が陳腐化するケースが考えられる。また、競合他社が、より低コストで高性能な製品を迅速に開発・投入し、同社の価格決定力を奪う、あるいは顧客基盤を侵食する可能性も否定できない。さらに、グローバルなサプライチェーンの再編や地政学リスクの高まりが、同社の海外事業展開を阻害し、成長機会を逸失させることも、投資失敗の要因となりうる。これらの要因が複合的に作用し、同社の持続的な収益性と競争優位性を損なうことが、投資の失敗を招く。
5年後のモート予測
EVシフトに伴う新技術への投資拡大や、アジア市場での需要増により、売上・利益ともに堅調に成長。高付加価値製品へのシフトが進み、収益性も改善する。
自動車産業の動向に左右されつつも、既存顧客基盤と技術力を活かし、緩やかな成長を維持。新興国市場でのシェア拡大が成長を牽引する。
自動車産業の構造変化への対応遅れや、激化する価格競争により、売上・利益ともに低迷。設備投資の抑制や、技術開発力の低下が懸念される。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 630億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 50.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -0.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 22.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.53倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書