旭ダイヤモンド工業(6140)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 455 | 48 | 33 | 41 | 5.9 | 58.3 | — | 78.4 |
| FY2016 | 420 | 26 | 25 | 50 | 4.3 | 44.3 | — | 79.4 |
| FY2017 | 455 | 46 | 16 | 40 | 2.7 | 29.0 | 16.0 | 78.2 |
| FY2018 | 410 | 26 | 23 | -7 | 3.9 | 41.8 | 13.0 | 79.0 |
| FY2019 | 353 | 3 | -3 | -2 | -0.6 | -6.1 | 14.0 | 79.3 |
| FY2020 | 301 | -7 | -3 | -44 | -0.6 | -6.0 | 10.0 | 82.1 |
| FY2021 | 372 | 28 | 33 | 56 | 5.4 | 59.2 | 6.0 | 82.1 |
| FY2022 | 393 | 25 | 28 | 37 | 4.4 | 50.9 | 24.0 | 82.5 |
| FY2023 | 387 | 15 | 21 | -7 | 3.3 | 40.6 | 26.0 | 84.2 |
| FY2024 | 410 | 23 | 25 | 19 | 3.9 | 48.4 | 30.0 | 80.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
長年の歴史と技術蓄積による、ダイヤモンド工具分野での高い認知度と信頼性は無形資産となり得る。特に、特定の産業用途向けカスタム製品におけるノウハウは模倣困難性が高い。
半導体製造や自動車部品加工など、精密加工を要する分野では、工具の精度や寿命が生産ライン全体の効率に直結するため、安易な切り替えは生産停止リスクを伴う。旭ダイヤモンド工業の工具は、その性能と安定供給実績から、顧客の生産プロセスに深く組み込まれていると考えられる。
該当するネットワーク効果は見られない。
ダイヤモンド原料の調達や製造プロセスにおける効率化努力は存在するが、競合他社も同様の努力を行っており、構造的なコスト優位性は限定的。
ダイヤモンド工具業界は、大手からニッチプレイヤーまで多数存在するが、旭ダイヤモンド工業は一定の市場シェアを有し、特に高精度・高品質が求められる分野では、その規模が安定供給能力に繋がっている。しかし、グローバルな巨大企業と比較すると、規模の経済性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体製造装置の高度化に伴う高精度ダイヤモンド工具の需要増加
EV化や自動運転技術の進展による自動車部品加工分野での需要拡大
海外市場、特に成長著しいアジア地域での販売網強化とシェア拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格製品の台頭と市場シェアの浸食
代替材料や加工技術の登場によるダイヤモンド工具の需要減少
主要顧客産業(半導体、自動車)の景気変動リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
旭ダイヤモンド工業の投資が失敗するには、同社が長年培ってきた精密加工技術や品質に対する顧客の信頼が、競合他社のより安価で同等以上の性能を持つ製品によって急速に陳腐化する必要がある。具体的には、新規参入企業が、より効率的な製造プロセスや革新的な材料開発により、低コストで高品質なダイヤモンド工具を大量供給できるようになり、顧客がスイッチングコストを乗り越えてでも乗り換えるインセンティブが働く状況が考えられる。また、同社が注力する半導体や自動車産業が、技術革新の停滞や構造的な需要減退に直面し、同社の製品が不要になる、あるいは代替技術が普及することも、投資の失敗を招く要因となるだろう。
5年後のモート予測
半導体・自動車産業の成長と技術革新を追い風に、高付加価値製品の需要が拡大。海外展開も奏功し、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長軌道を描く。新興国市場でのシェア拡大や、一部新規分野への展開で収益を補完する。
競合激化や代替技術の台頭により、既存市場でのシェアが低下。価格競争に巻き込まれ、収益性が悪化。新製品開発も遅れ、成長が鈍化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 689億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 80.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -6.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 27.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.11倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書