アネスト岩田(6381)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 295 | 37 | 34 | 29 | 11.9 | 81.5 | — | 68.7 |
| FY2017 | 328 | 38 | 28 | 6 | 8.6 | 67.3 | 20.0 | 61.3 |
| FY2018 | 388 | 43 | 29 | 43 | 8.8 | 70.6 | 20.0 | 62.9 |
| FY2019 | 391 | 39 | 27 | 26 | 7.9 | 65.1 | 22.0 | 64.6 |
| FY2020 | 356 | 34 | 26 | 35 | 7.3 | 63.3 | 24.0 | 65.2 |
| FY2021 | 423 | 48 | 35 | 28 | 8.8 | 86.3 | 24.0 | 63.8 |
| FY2022 | 485 | 58 | 44 | 10 | 9.7 | 108.3 | 30.0 | 66.6 |
| FY2023 | 534 | 62 | 49 | 55 | 9.9 | 122.1 | 38.0 | 66.8 |
| FY2024 | 544 | 59 | 43 | 65 | 8.0 | 108.2 | 49.0 | 67.7 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 45.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
アネスト岩田は、塗装機器やコンプレッサー分野で長年の歴史と一定のブランド認知度を持つ。特に、高品質な製品に対する信頼は、特定の顧客層に支持されている。しかし、特許や強力なブランドによる独占的な地位を確立しているとは言い難い。
産業用機器は、一度導入するとメンテナンスやオペレーションの習熟度から、他社製品への切り替えに一定の手間やコストが発生する可能性がある。しかし、アネスト岩田の製品が、顧客にとって乗り換えが極めて困難なほどの高いスイッチング・コストを生み出しているとは断定できない。
アネスト岩田の事業モデルには、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は基本的に見られない。
長年の製造経験とノウハウにより、一定のコスト競争力は有していると考えられる。しかし、競合他社と比較して構造的に圧倒的なコスト優位性を確立しているという証拠は乏しい。
塗装機器やコンプレッサーといったニッチながらも安定した市場において、一定のシェアを確保しており、規模の経済による効率的な生産・販売体制を構築している。業界全体で見ると、大手としての地位を確立しつつある。
競合との比較優位
強気シナリオ
グローバルな産業用機器需要の回復と、新興国市場でのシェア拡大。
高付加価値製品の開発・投入による単価上昇と利益率改善。
M&Aや提携による事業領域の拡大とシナジー効果の発現。
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である自動車産業や製造業の景気低迷による需要減少。
新興国メーカーを中心とした価格競争の激化による収益圧迫。
技術革新への対応遅れや、環境規制強化への対応コスト増大。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アネスト岩田の投資が失敗するには、まず同社が長年培ってきた産業用機器分野における技術力や品質への信頼が、競合他社の急速な技術革新や低価格攻勢によって陳腐化し、顧客離れが加速することが考えられる。特に、中国や韓国の新興メーカーが、品質を維持しながらも大幅なコストダウンを実現し、アネスト岩田の主要顧客層を奪い取るシナリオが想定される。また、同社が注力する環境対応技術や、IoTを活用したスマートファクトリー関連のソリューション開発において、競合に後れを取り、市場のニーズに応えられなくなることも、競争優位性の低下に繋がるだろう。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱や、主要な原材料価格の高騰が、同社のコスト構造を悪化させ、価格競争力を失わせる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
世界的な製造業の回復と新興国での需要拡大を背景に、高付加価値製品の販売増とコスト効率改善により、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。
緩やかな景気回復と、既存市場でのシェア維持・拡大により、安定した業績推移を続ける。一部の新興国市場での競争激化は利益率を圧迫する可能性。
世界経済の減速や、新興国メーカーとの激しい価格競争により、売上・利益ともに減少。技術革新への対応遅れが競争力低下を招く。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 661億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 67.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 7.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.41倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-07 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-29 臨時報告書
- 2026-06-03 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)