巴工業(6309)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 392 | 20 | 10 | 35 | 3.9 | 97.1 | 45.0 | 72.4 |
| FY2017 | 411 | 22 | 15 | 2 | 5.6 | 150.6 | 45.0 | 73.8 |
| FY2018 | 424 | 24 | 15 | 19 | 5.4 | 151.6 | 47.0 | 73.5 |
| FY2019 | 414 | 24 | 16 | 33 | 5.4 | 157.3 | 47.0 | 73.9 |
| FY2020 | 392 | 23 | 15 | 2 | 5.2 | 153.6 | 48.0 | 77.2 |
| FY2021 | 451 | 28 | 21 | 12 | 6.6 | 211.3 | 50.0 | 73.6 |
| FY2022 | 456 | 33 | 27 | -17 | 7.7 | 266.5 | 53.0 | 75.2 |
| FY2023 | 496 | 40 | 27 | 34 | 7.4 | 274.0 | 110.0 | 75.2 |
| FY2024 | 521 | 47 | 36 | 27 | 9.2 | 362.4 | 145.0 | 74.0 |
| FY2025 | 594 | 54 | 39 | -1 | 9.0 | 128.7 | 146.0 | 75.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
巴工業は特定のブランド力や特許、規制ライセンスに依存する事業モデルではなく、汎用的な産業機械の製造・販売が中心であるため、無形資産による競争優位性は限定的と判断される。
同社は主にポンプや攪拌機、ろ過機などの流体機械を製造しており、これらはプラント設備の一部として導入されることが多い。一度導入された設備は、配管や制御システムとの連携、オペレーションの習熟度から、他社製品への切り替えには一定のコストや手間が発生する可能性がある。
同社の製品は個別の機械装置であり、ユーザーが増えることで製品自体の価値が向上するようなネットワーク効果は発生しない。
長年の製造ノウハウやサプライヤーとの関係性から、一定のコスト競争力は有していると考えられるが、業界全体で価格競争が激しい分野であり、圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。
流体機械分野において、同社は一定の市場シェアを有しており、特に特定の製品群では主要プレイヤーの一つとなっている。これにより、生産効率や調達面でのスケールメリットを享受していると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
インフラ投資の拡大による需要増
海外市場でのシェア拡大
高付加価値製品の開発・投入成功
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客産業の設備投資抑制
新興国メーカーの台頭による価格競争激化
技術革新への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
巴工業の投資が失敗するには、同社が強みとする流体機械分野において、顧客が容易に他社製品へ切り替えられるようになる状況が真でなければならない。例えば、標準化が進み、既存設備との互換性が極めて高い低価格な代替製品が多数登場し、顧客が切り替えコストをほとんど負担せずに乗り換えられるようになる場合である。また、同社の持つ技術やノウハウが陳腐化し、競合他社が容易に模倣できるレベルにまで低下することも、スイッチング・コストの優位性を失わせる要因となる。さらに、同社が注力する特定の産業分野(例:水処理、化学プラント)の成長が鈍化し、新規設備投資そのものが減少することも、同社の事業基盤を揺るがす。
5年後のモート予測
インフラ投資や環境規制強化を背景に、高機能ポンプ・ろ過機需要が堅調に推移。海外市場での販売網強化が奏功し、売上・利益ともに安定成長を続ける。
国内設備投資は緩やかな回復基調。海外市場での競争は激化するものの、既存顧客基盤と一定のブランド力でシェアを維持。利益率は微増。
主要顧客産業の業績悪化や、低価格競合品の台頭により、受注が減少。価格競争に巻き込まれ、利益率が低下。成長鈍化が続く。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 535億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 75.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -21.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.25倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準