5741

UACJ(5741)に経済的な堀はあるか

非鉄金属 鉄鋼・非鉄

株価

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2017 5,683 259 87 -271 4.4 20.2 6.0 25.4
FY2018 6,243 292 123 -345 5.9 254.0 25.1
FY2019 6,613 149 11 -243 0.5 23.1 60.0 23.7
FY2020 6,152 101 20 281 1.0 42.3 20.0 25.0
FY2021 5,698 111 -33 177 -1.7 -67.8 0.0 25.0
FY2022 7,829 595 321 -132 12.9 664.7 85.0 27.5
FY2023 9,629 172 47 257 1.7 97.5 85.0 28.8
FY2024 8,928 314 139 587 4.6 287.4 90.0 30.3
FY2025 9,988 574 280 -278 8.8 586.0 150.0 30.0
FY2026 11,817 769 389 45 10.1 214.8 30.9

バフェット流モート診断

無形資産
○○○○○
0/5
スイッチング
●○○○○
1/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●●○○
3/5
効率規模
●●●●○
4/5

総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産0/5

UACJは非鉄金属メーカーであり、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPに依存する事業モデルではない。汎用品に近い製品が多く、無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。

スイッチングコスト1/5

顧客は特定のアルミ製品や銅製品を調達する際に、品質や納期、価格などを総合的に判断してサプライヤーを選定する。一度取引が始まっても、代替サプライヤーへの切り替えコストが極めて高いわけではないため、スイッチング・コストは弱い。

ネットワーク効果0/5

非鉄金属の製造・販売事業は、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるネットワーク効果を生むビジネスモデルではない。プラットフォーム型ビジネスとは異なり、ネットワーク効果は期待できない。

コスト優位3/5

UACJは、アルミニウム事業において、製販一体のサプライチェーンと生産技術の効率化により、一定のコスト競争力を有している。特に、リサイクル材の活用や省エネルギー化への取り組みは、コスト優位性を支える要因となりうる。

規模の経済4/5

アルミニウム圧延品や押出品の分野では、UACJは国内トップクラスの生産能力と販売網を有している。この規模の経済性は、原料調達や生産効率において競合他社に対する優位性をもたらし、業界内での寡占的な地位を築いている。

競合との比較優位

強気シナリオ

自動車軽量化需要の継続的な取り込み

高機能・高付加価値製品へのシフトによる収益性向上

グローバルなサプライチェーン再編における優位性の発揮

弱気シナリオ(モート侵食)

原材料価格(ボーキサイト、銅など)の急激な変動リスク

新興国メーカーの台頭による価格競争の激化

環境規制強化に伴う設備投資負担の増加

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

UACJの投資が失敗するには、まず、同社が長年培ってきたアルミニウム事業における規模の経済性が、新興国メーカーの低コスト攻勢や、より革新的な代替素材(例:炭素繊維強化プラスチック)の普及によって陳腐化することが必要である。また、自動車産業など主要顧客からの需要が構造的に低迷し、代替素材への切り替えが加速することも考えられる。さらに、同社が注力する高付加価値製品分野においても、競合他社がより優れた技術やコスト競争力で追随し、価格決定力を失うシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の収益性が持続的に悪化することが、この投資の失敗を意味するだろう。

5年後のモート予測

強気

自動車・航空宇宙分野での高機能材需要拡大と、リサイクル材活用によるコスト優位性を活かし、収益性が着実に向上する。M&Aや技術提携も進み、グローバルでの地位を強化する。

中立

既存事業の安定性を維持しつつ、一部高付加価値製品で成長を遂げる。原材料価格の変動や為替の影響を受けながらも、規模の経済性を活かして堅調な業績を維持する。

弱気

景気後退や新興国メーカーとの価格競争激化により、主力の汎用品事業が苦戦。高付加価値製品へのシフトも遅れ、収益性が低下する。設備投資負担も重くのしかかる。

直近の適時開示

同業他社

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