中外鉱業(1491)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 292 | -2 | -5 | 0 | -7.2 | -1.7 | — | 87.2 |
| FY2016 | 625 | 1 | -1 | 6 | -1.4 | -0.3 | — | 86.7 |
| FY2017 | 521 | -2 | -0 | 2 | -0.1 | -0.0 | 0.0 | 89.7 |
| FY2018 | 265 | 6 | 1 | 1 | 1.8 | 0.4 | 0.0 | 85.8 |
| FY2019 | 285 | -8 | -3 | 9 | -4.6 | -1.0 | 0.0 | 82.4 |
| FY2020 | 395 | 3 | 2 | 6 | 2.7 | 0.6 | 0.0 | 79.4 |
| FY2021 | 516 | 6 | 5 | 2 | 7.7 | 1.9 | 0.0 | 71.9 |
| FY2022 | 848 | 8 | 4 | -13 | 5.6 | 1.4 | 1.0 | 66.7 |
| FY2023 | 1,138 | 4 | 2 | -1 | 3.1 | 0.8 | 0.5 | 58.6 |
| FY2024 | 1,623 | 14 | 12 | 3 | 14.9 | 4.2 | 0.5 | 49.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:3/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
中外鉱業は非鉄金属の採掘・販売を主業としており、特許やブランド力といった無形資産による競争優位性は限定的である。鉱物資源の価格変動に業績が左右されやすく、安定した収益を生み出す無形資産は確認できない。
顧客は主に工業用途で金属を使用しており、特定のサプライヤーへの切り替えコストは低いと考えられる。代替材料の存在や、調達先の多様化も容易であるため、顧客のスイッチングコストは低い。
非鉄金属の取引は、グローバルな市場価格に連動する側面が強く、特定のネットワーク効果が競争優位性につながる要素は少ない。サプライヤーや顧客との関係性は重要だが、排他的なネットワークは形成されていない。
鉱山開発・操業には初期投資が大きく、規模の経済性が働く可能性がある。また、特定の鉱床からの採掘権や、効率的な選鉱・精錬技術を持つ場合、コスト面での優位性が生まれる余地はあるが、現時点では明確ではない。
非鉄金属業界は、採掘量や生産能力が競争力に直結する側面がある。中外鉱業は一定の事業規模を持つが、グローバルな大手企業と比較すると規模の経済性は限定的である。今後の鉱山開発や生産拡大が規模の優位性を高める可能性はある。
競合との比較優位
住友金属鉱山は、金・銅・ニッケルなど多角的な資源開発と製錬事業を展開し、規模の経済性と技術力で優位性を持つ。中外鉱業は、特定の金属に特化しており、事業規模や収益安定性で劣る。
強気シナリオ
金属価格の持続的な上昇により、収益性が大幅に改善する。
新規鉱山の開発・増産が成功し、生産量が飛躍的に増加する。
M&A等により事業規模を拡大し、コスト競争力を高める。
弱気シナリオ(モート侵食)
金属価格の急落により、収益性が悪化し、赤字に転落する。
新規鉱山の開発が計画通りに進まず、期待された生産量の確保ができない。
環境規制の強化や地政学的リスクにより、操業コストが増加する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
金属価格の低迷、採掘コストの高騰、新規鉱山の開発失敗、環境規制の強化などが複合的に発生し、収益性が著しく悪化する。特に、資源価格の変動リスクへの対応が遅れ、財務基盤が脆弱化するシナリオが考えられる。
5年後のモート予測
金属価格の上昇と新規鉱山の開発成功により、売上・利益ともに大幅な成長が見込まれる。ROEも改善し、株価の上昇が期待できる。
金属価格の変動に左右されつつも、既存鉱山の安定操業と緩やかな生産拡大により、現状維持に近い成長が見込まれる。PERの高さは、将来への期待感の表れとも言える。
金属価格の低迷や操業コストの増加により、収益性が悪化するリスクがある。ROEの低下や株価の下落につながる可能性も否定できない。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,413億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 49.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 5年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 30.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 198.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 29.52倍 |
合格数:3/7 部分的合格