JMC(5704)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 15 | 1 | 1 | -0 | 6.6 | 75.7 | — | 73.4 |
| FY2017 | 16 | 0 | 0 | -7 | 0.8 | 6.1 | 0.0 | 74.6 |
| FY2018 | 26 | 3 | 2 | 4 | 10.4 | 41.2 | 0.0 | 62.1 |
| FY2019 | 28 | 3 | 2 | -10 | 7.3 | 31.2 | 0.0 | 61.2 |
| FY2020 | 25 | -2 | -2 | -3 | -8.3 | -32.8 | 0.0 | 55.1 |
| FY2021 | 24 | 1 | 1 | 3 | 5.2 | 21.6 | 0.0 | 57.8 |
| FY2022 | 30 | 4 | 2 | -0 | 10.1 | 46.7 | 0.0 | 56.7 |
| FY2023 | 36 | 5 | 4 | -3 | 12.7 | 67.9 | 0.0 | 57.4 |
| FY2024 | 31 | 1 | 1 | 3 | 1.7 | 9.1 | 0.0 | 61.7 |
| FY2025 | 32 | 1 | -13 | 5 | -76.7 | -227.8 | 0.0 | 57.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
非鉄金属業界において、JMCが特許やブランド、規制ライセンスなどの強力な無形資産を有しているという情報は現時点では確認できません。同業他社と比較しても、際立った無形資産の存在は示唆されていません。
非鉄金属の原料調達や加工においては、特定のサプライヤーや顧客との長期的な取引関係が存在する可能性はありますが、顧客が他社へ乗り換えることによる直接的な損失が大きいとは考えにくいです。限定的なスイッチング・コストの存在が推測されます。
非鉄金属の製造・販売業において、ネットワーク効果が競争優位の源泉となるビジネスモデルは一般的ではありません。JMCの事業内容からも、ネットワーク効果による競争優位の構築は考えにくいです。
JMCは、非鉄金属のスクラップリサイクル事業を主軸としており、天然資源に依存しない原料調達はコスト競争力の源泉となり得ます。特に、都市鉱山からのリサイクル技術や効率的な回収プロセスが確立されていれば、コスト優位性を築く可能性があります。
非鉄金属リサイクル業界において、JMCは一定の規模と実績を有していると考えられます。特に、高度なリサイクル技術や広範な回収ネットワークを構築することで、業界内での効率規模の優位性をある程度確立している可能性があります。
競合との比較優位
強気シナリオ
都市鉱山からの非鉄金属リサイクル事業の拡大と収益性向上
高付加価値リサイクル技術の開発・実用化による差別化
資源価格の変動に対する原料調達コストの安定化
弱気シナリオ(モート侵食)
スクラップ価格の低迷や調達難による収益悪化
競合他社の技術革新や規模拡大による競争激化
環境規制の強化によるコスト増加や事業制約
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
JMCの投資が失敗するには、まず同社が非鉄金属リサイクルにおけるコスト優位性を失うことが必要です。これは、主要なスクラップ調達ルートの枯渇、あるいは競合他社がより効率的なリサイクル技術を開発し、大幅なコスト削減を実現した場合に起こり得ます。また、都市鉱山からのリサイクルというビジネスモデルの前提が崩れ、天然資源の価格が極端に低下し、リサイクル金属の価格競争力が失われるシナリオも考えられます。さらに、環境規制の強化により、リサイクルプロセスにかかるコストが許容できないレベルまで上昇し、事業継続が困難になる可能性も否定できません。これらの要因が複合的に作用することで、同社の競争優位性は失われ、投資は失敗に終わるでしょう。
5年後のモート予測
リサイクル事業の拡大と技術革新により、収益性が向上し、非鉄金属リサイクル業界におけるリーダーシップを強化する。
安定したリサイクル事業を継続しつつ、緩やかな成長を遂げる。資源価格の変動や競争環境の変化に影響を受ける。
スクラップ調達難や競争激化により、収益性が悪化し、事業規模の縮小を余儀なくされる。