モリ工業(5464)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 390 | 41 | 22 | 28 | 6.7 | 272.9 | 0.0 | 71.0 |
| FY2018 | 422 | 52 | 37 | 24 | 10.2 | 460.3 | 55.0 | 70.6 |
| FY2019 | 440 | 47 | 34 | 31 | 8.9 | 431.1 | 90.0 | 71.7 |
| FY2020 | 422 | 38 | 30 | 32 | 7.4 | 377.0 | 90.0 | 74.4 |
| FY2021 | 351 | 29 | 25 | 26 | 5.8 | 315.7 | 90.0 | 76.3 |
| FY2022 | 431 | 57 | 43 | 35 | 9.3 | 551.5 | 130.0 | 74.0 |
| FY2023 | 487 | 67 | 53 | 19 | 10.4 | 681.3 | 180.0 | 77.1 |
| FY2024 | 479 | 59 | 45 | 56 | 8.3 | 582.1 | 230.0 | 77.6 |
| FY2025 | 461 | 54 | 41 | 2 | 7.4 | 107.0 | 210.0 | 79.5 |
| FY2026 | 433 | 44 | 34 | 16 | 5.7 | 88.4 | 36.0 | 80.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
モリ工業は鉄鋼業であり、特許やブランド力に依存するビジネスモデルではない。特定の規制ライセンスや独占的IPも主要な競争優位性とは考えにくい。
鉄鋼製品は汎用品としての側面が強く、顧客が他社製品に乗り換える際の直接的な損失は限定的である。ただし、長年の取引関係や品質・納期への信頼から、一定のスイッチングコストは存在する可能性がある。
鉄鋼業は製造業であり、製品の利用者が増えることで価値が増大するネットワーク効果は基本的に働かないビジネスである。
モリ工業は、長年の操業で培われた生産ノウハウや効率的な生産体制により、一定のコスト競争力を有していると考えられる。特に、特定の製品群においては、規模の経済や経験曲線効果によるコスト優位性が示唆される。
鉄鋼業は設備投資が大きく、業界全体として寡占化が進む傾向にある。モリ工業は、特定の製品分野において、一定の生産規模を持つことで、効率的な操業と市場での地位を確保している可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
海外市場での需要拡大とシェア獲得
生産効率改善によるコスト競争力の更なる強化
弱気シナリオ(モート侵食)
鉄鋼市況の悪化と原料価格の高騰
新興国メーカーの台頭による価格競争激化
環境規制強化に伴う設備投資負担の増加
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
モリ工業の投資が失敗するには、鉄鋼業界全体が構造的な需要低迷に陥り、特に同社が強みを持つ製品分野で代替素材や技術革新が急速に進展し、競争優位性が完全に失われる必要がある。また、長年培ってきた生産ノウハウや効率性が陳腐化し、競合他社がより低コストで高品質な製品を供給できるようになるシナリオも考えられる。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱や地政学的リスクが長期化し、原料調達や製品供給が不安定になることで、同社の事業継続性そのものが脅かされる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
高付加価値製品への注力と海外展開の成功により、売上高・利益ともに着実な成長を遂げる。生産効率の向上も寄与し、収益性が改善する。
鉄鋼市況の変動に影響を受けつつも、一定のコスト競争力と生産規模を維持し、安定した業績推移となる。緩やかな成長が見込まれる。
市況悪化、原料高、競争激化により、収益性が圧迫される。代替素材の台頭や環境規制対応の遅れが業績の重石となる。