日本特殊塗料(4619)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 480 | 32 | 48 | 9 | 12.1 | 216.1 | 28.0 | 54.9 |
| FY2018 | 573 | 33 | 40 | -11 | 9.1 | 179.1 | 32.0 | 52.2 |
| FY2019 | 594 | 30 | 28 | 15 | 6.4 | 126.7 | 36.0 | 54.7 |
| FY2020 | 572 | 28 | 23 | 25 | 5.1 | 105.3 | 40.0 | 56.8 |
| FY2021 | 480 | 9 | 13 | -26 | 2.8 | 59.3 | 38.0 | 56.4 |
| FY2022 | 548 | 15 | 13 | 38 | 2.6 | 59.9 | 40.0 | 55.5 |
| FY2023 | 607 | 16 | 21 | 46 | 4.0 | 96.8 | 42.0 | 56.3 |
| FY2024 | 647 | 39 | 39 | 99 | 6.6 | 181.6 | 46.0 | 61.1 |
| FY2025 | 661 | 45 | 49 | 19 | 7.7 | 227.2 | 90.0 | 67.4 |
| FY2026 | 619 | 40 | 52 | 12 | 7.8 | 242.4 | 125.0 | 70.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:none 持続性:判定中
特定の機能性塗料に関する特許やノウハウは存在する可能性があるが、公開情報からはその強固さや競合優位性を具体的に判断できるレベルではない。ブランド力も限定的。
船舶用塗料など、一度採用されると仕様変更が難しく、顧客の乗り換えには一定のハードルが存在する可能性がある。しかし、代替品の選択肢も存在し、スイッチングコストは限定的。
ネットワーク効果が働く事業モデルではない。
化学品製造における規模の経済や効率化の努力は考えられるが、業界全体としてコスト優位性を確立しているとは言えない。原料価格の変動リスクも存在する。
塗料業界は多数のプレイヤーが存在する競争環境であり、日本特殊塗料の規模が決定的な競争優位に繋がっているとは言えない。特定のニッチ市場でのシェアは存在する可能性。
競合との比較優位
強気シナリオ
高機能・高付加価値塗料の開発成功による単価上昇
海外市場での新規顧客開拓の進展
M&Aによる事業領域拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
主要原料価格の高騰による収益圧迫
競合他社による低価格攻勢や代替技術の登場
環境規制強化への対応コスト増加
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、日本特殊塗料が開発する機能性塗料が、競合他社のより安価で同等以上の性能を持つ製品に代替される必要がある。また、主要顧客である造船業界や自動車業界の景気低迷が長期化し、塗料需要が構造的に縮小することも考えられる。さらに、同社が持つ技術やノウハウが陳腐化し、模倣が容易になる、あるいは全く新しい技術が登場してくる可能性も否定できない。グローバルな価格競争に巻き込まれ、利益率が大幅に低下することも、この投資の失敗要因となりうる。
5年後のモート予測
高付加価値製品へのシフトと海外展開の加速により、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。特に環境対応型塗料や特殊機能性塗料の需要を取り込む。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。原料価格の変動や為替の影響を受けながらも、コスト管理と製品ポートフォリオの最適化で収益を確保する。
国内需要の低迷と価格競争の激化により、売上・利益ともに減少する。新規技術への対応遅れや環境規制強化によるコスト増が重石となる。