日本触媒(4114)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 2,940 | 212 | 194 | -70 | 6.6 | 478.4 | 150.0 | 66.6 |
| FY2018 | 3,228 | 267 | 243 | 113 | 7.8 | 608.8 | 160.0 | 65.4 |
| FY2019 | 3,389 | 262 | 238 | 46 | 7.2 | 598.1 | 170.0 | 67.1 |
| FY2020 | 3,022 | 132 | 111 | 47 | 3.4 | 278.2 | 180.0 | 67.2 |
| FY2021 | 2,732 | -159 | -109 | 47 | -3.4 | -273.3 | 90.0 | 67.3 |
| FY2022 | 3,693 | 291 | 237 | 119 | 6.8 | 594.9 | 180.0 | 66.4 |
| FY2023 | 4,196 | 235 | 194 | 155 | 5.2 | 488.3 | 180.0 | 69.2 |
| FY2024 | 3,920 | 166 | 110 | 422 | 2.8 | 70.5 | 180.0 | 70.5 |
| FY2025 | 4,093 | 191 | 174 | 165 | 4.4 | 113.9 | 114.0 | 70.5 |
| FY2026 | 3,999 | 175 | 168 | 52 | 4.1 | 112.2 | 113.0 | 68.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
特定の高機能化学品分野における長年の研究開発実績とノウハウは存在するが、特許による独占性は限定的。ブランド力はBtoBビジネスであり、一般消費者への認知度は低い。
顧客は特定の用途向けにカスタマイズされた製品を調達しており、サプライヤー変更には品質・性能評価や再認証のコストが発生する可能性がある。しかし、代替材料の存在や価格競争力によっては乗り換えリスクも存在する。
ネットワーク効果は事業モデルに存在しない。
規模の経済は一部存在するが、原材料価格の変動やエネルギーコストの影響を受けやすく、構造的なコスト優位性は限定的。製造プロセスの効率化努力は継続している。
触媒や機能性化学品分野において、一定の生産能力と市場シェアを有しており、業界内での地位は確立されている。しかし、グローバルな大手化学メーカーと比較すると規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
高機能化学品分野での技術革新による新製品開発と市場シェア拡大
M&Aやアライアンスによる事業ポートフォリオ強化とシナジー創出
サステナビリティ関連製品への需要増加と供給体制の確立
弱気シナリオ(モート侵食)
主要原材料価格の高騰と供給不安による収益性の悪化
競合他社による低価格製品の投入や技術的キャッチアップ
環境規制強化による生産コストの増加や事業制約
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
日本触媒の投資が失敗するには、同社が強みを持つ高機能化学品分野において、競合他社がより優れた代替技術や低コスト製造プロセスを開発し、急速に市場シェアを奪うシナリオが考えられる。また、主要顧客との関係性が、価格交渉力や代替材料の出現によって弱体化し、スイッチングコストを上回る乗り換えが進むこともリスクとなる。さらに、グローバルな大手化学メーカーが、日本触媒の得意とするニッチ市場に本格参入し、規模の経済と研究開発力で圧倒する可能性も否定できない。環境規制の急激な強化や、地政学的リスクによるサプライチェーンの寸断が、同社の事業継続性に深刻な影響を与えることも、失敗要因となり得る。
5年後のモート予測
高機能・環境対応型製品へのシフトが成功し、新規市場開拓が進むことで、売上・利益ともに年率5%以上の成長を達成する。
既存事業の安定成長と一部新製品の貢献により、売上・利益ともに年率2-4%程度の緩やかな成長を維持する。
原材料価格の高騰や競争激化により、収益性が悪化し、売上・利益ともに横ばいまたは微減となる。
直近の適時開示
- 2026-06-22 臨時報告書