4062

イビデン(4062)に経済的な堀はあるか

電気機器 電機・精密

株価

現在株価
20,545
2026-09-01
52週高値
22,330
52週安値
14,650
時価総額
48,505 億円

主要指標

各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)

株価推移

チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。

▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2017 2,665 71 -628 25 -24.1 -472.3 35.0 63.2
FY2018 3,004 167 116 57 4.0 83.2 35.0 64.2
FY2019 2,911 101 33 5 1.2 23.7 35.0 64.0
FY2020 2,960 197 113 -120 4.1 81.1 35.0 51.7
FY2021 3,235 386 257 -434 8.0 183.9 35.0 54.6
FY2022 4,011 708 412 407 11.1 295.4 40.0 54.9
FY2023 3,705 476 315 680 6.3 225.4 40.0 43.8
FY2024 40.0
FY2025 3,694 476 337 -453 6.8 241.3 40.0 45.3
FY2026 4,162 620 637 540 11.4 228.2 57.3

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●●○
4/5

総合スコア:12/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産3/5

イビデンは、半導体パッケージ基板分野において、独自の高密度実装技術や材料開発力を持つ。特に、CPUやGPU向けの先端パッケージ基板では、主要顧客である半導体メーカーとの共同開発を通じて、高い技術的信頼とブランドを確立している。これは他社が容易に模倣できない無形資産と言える。

スイッチングコスト3/5

半導体パッケージ基板は、顧客である半導体メーカーの設計・製造プロセスに深く組み込まれている。基板メーカーを変更することは、設計変更、歩留まりの再検証、サプライチェーンの再構築など、多大なコストと時間を要するため、顧客にとってスイッチング・コストは高い。特に先端プロセスでは、この傾向が顕著である。

ネットワーク効果0/5

イビデンの主要事業である半導体パッケージ基板やセラミックコンデンサは、直接的なネットワーク効果を生むビジネスモデルではない。製品の価値は、個々の性能や品質に依存する。

コスト優位2/5

イビデンは、長年の生産ノウハウや自動化投資により、一定のコスト競争力を有している。しかし、半導体パッケージ基板分野では、技術開発競争が激しく、常に巨額の設備投資が必要となるため、絶対的なコスト優位を築くことは難しい。

規模の経済4/5

イビデンは、半導体パッケージ基板において、世界でもトップクラスのシェアを持つ。特に、CPUやGPU向けの高付加価値製品においては、限られたプレイヤーしか存在しない寡占市場を形成しており、規模の経済を活かした効率的な生産体制を構築している。この規模は、新規参入障壁となっている。

競合との比較優位

強気シナリオ

AI・HPC向け高性能CPU/GPUの需要拡大による先端パッケージ基板の需要増

車載半導体向け需要の堅調な伸び

技術開発力による高付加価値製品でのシェア維持・拡大

弱気シナリオ(モート侵食)

地政学リスクによる半導体サプライチェーンの混乱

競合他社の技術革新による優位性の低下

世界経済の減速による半導体需要の低迷

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

イビデンの投資が失敗するには、まず半導体パッケージ基板市場、特に先端分野における競争環境が劇的に変化する必要がある。例えば、主要顧客である半導体メーカーが内製化を加速させ、外部サプライヤーへの依存度を大幅に低下させるシナリオが考えられる。また、競合他社がイビデンを凌駕する革新的な技術を開発し、特に高密度実装や材料分野で追いつき追い越されることも、イビデンの優位性を損なう要因となる。さらに、グローバルな景気後退や地政学的なリスクが深刻化し、半導体市場全体の需要が長期的に低迷することも、イビデンの成長を阻害するだろう。これらの要因が複合的に発生した場合、イビデンの現在の競争優位性は大きく揺らぐ可能性がある。

5年後のモート予測

強気

AI・HPC向け需要拡大と技術優位性を背景に、高付加価値製品の販売が伸長し、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。

中立

半導体市場のサイクルに影響を受けつつも、先端パッケージ基板での地位を維持し、緩やかな成長を遂げる。

弱気

半導体市場の競争激化や需要低迷により、価格競争が激化し、収益性が悪化する。

直近の適時開示

同業他社

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が イビデン の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →