ラクス(3923)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 49 | 10 | 7 | 3 | 25.0 | 32.3 | 3.9 | 76.5 |
| FY2018 | 64 | 12 | 9 | -5 | 23.6 | 19.3 | 5.8 | 70.2 |
| FY2019 | 87 | 15 | 10 | 7 | 22.2 | 22.5 | 4.4 | 74.8 |
| FY2020 | 116 | 12 | 8 | 5 | 15.4 | 8.8 | 3.2 | 73.8 |
| FY2021 | 154 | 39 | 29 | 38 | 37.4 | 16.2 | 1.8 | 68.4 |
| FY2022 | 206 | 16 | 11 | -9 | 12.5 | 6.0 | 1.9 | 73.6 |
| FY2023 | 274 | 17 | 13 | 15 | 13.3 | 7.0 | 2.0 | 67.8 |
| FY2024 | 384 | 56 | 42 | 4 | 31.4 | 23.1 | 2.4 | 62.9 |
| FY2025 | 489 | 102 | 80 | 55 | 36.4 | 44.2 | 4.5 | 69.4 |
| FY2026 | 603 | 173 | 133 | 106 | 51.1 | 36.9 | 7.0 | 71.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
楽ラップは、野村アセットマネジメントが運用するロボアドバイザーであり、そのブランド力と運用ノウハウは無形資産となる。また、個人投資家向けのサービスとして、一定の信頼と認知を得ている。ただし、競合サービスも多く、絶対的な独占性はない。
楽ラップは、顧客が一度設定したポートフォリオや運用方針を、他のロボアドバイザーや証券会社へ移行する際に、手間や手数料が発生する可能性がある。特に、長期的な資産形成を目的とする場合、運用方針の継続性が重視されるため、一定のスイッチングコストが働く。
楽ラップは、個人の資産運用サービスであり、ユーザーが増加してもサービス自体の価値が直接的に向上するネットワーク効果は限定的である。プラットフォームとしての機能は持つが、ユーザー間の相互作用による価値創出は主たるものではない。
楽ラップの運用手数料は、他の投資信託やラップ口座と比較して、必ずしも構造的に低いとは言えない。野村アセットマネジメントの運用力やブランド力に裏打ちされたサービスであり、コスト競争力よりもサービス品質で差別化を図っている側面が強い。
野村アセットマネジメントは国内有数の資産運用会社であり、その規模と運用資産残高は大きい。しかし、ロボアドバイザー市場全体で見ると、まだ競争が激しく、楽ラップが圧倒的な寡占状態にあるとは言えない。規模の経済によるコスト優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
野村グループの強力なブランド力と顧客基盤を活用した顧客獲得の加速
運用パフォーマンスの向上と低コスト化による競争力の強化
NISA制度拡充などの追い風によるロボアドバイザー市場の拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の低コスト化や高機能化による価格競争の激化
運用パフォーマンスの低迷や市場環境の悪化による顧客離れ
規制強化や新たなテクノロジーの登場によるビジネスモデルへの影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、野村アセットマネジメントのブランド力が、ロボアドバイザー市場における激しい競争環境の中で急速に陳腐化し、新規顧客獲得が鈍化することが必要である。また、競合他社がより低コストで優れた運用パフォーマンスを提供するサービスを次々と投入し、楽ラップの提供する付加価値(ポートフォリオ提案、リバランス、税金最適化など)が相対的に劣後する状況が生まれることも考えられる。さらに、顧客が資産運用において、よりパーソナルなアドバイスや、特定の金融商品への投資を求めるようになり、ロボアドバイザーという形態自体の魅力が低下することも、楽ラップの優位性を損なう要因となりうる。これらの要因が複合的に作用し、長期的な資産残高の伸びが停滞、あるいは減少に転じれば、投資としての魅力は失われるだろう。
5年後のモート予測
NISA拡充や資産運用意識の高まりを背景に、野村グループのブランド力を活かして顧客基盤を拡大。運用パフォーマンスの向上とサービス改善により、ロボアドバイザー市場での地位を確立し、資産残高を大きく伸ばす。
堅調な市場成長と野村グループのブランド力を背景に、緩やかな顧客獲得と資産残高の増加が続く。競合との競争は激化するものの、一定の優位性を維持し、安定的な成長を遂げる。
競合の低コスト化や高機能化により、価格競争が激化。運用パフォーマンスも伸び悩み、顧客獲得が停滞。市場シェアを徐々に失い、成長が鈍化する。