ウェルス・マネジメント(3772)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 18 | 3 | 10 | -87 | 38.2 | 239.9 | 10.0 | 21.2 |
| FY2018 | 46 | 16 | 12 | 25 | 31.9 | 288.4 | 20.0 | 31.5 |
| FY2019 | 30 | 7 | 27 | 63 | 37.0 | 324.3 | 40.0 | 55.9 |
| FY2020 | 132 | 27 | 24 | -109 | 25.1 | 291.7 | 20.0 | 34.8 |
| FY2021 | 53 | -7 | -11 | -40 | -12.3 | -124.8 | 20.0 | 29.5 |
| FY2022 | 290 | 57 | 35 | 147 | 32.2 | 412.1 | 30.0 | 27.7 |
| FY2023 | 148 | 38 | 37 | -36 | 23.6 | 213.7 | 17.0 | 31.6 |
| FY2024 | 286 | 30 | 18 | 66 | 9.8 | 96.9 | 19.0 | 33.6 |
| FY2025 | 183 | 25 | 11 | -69 | 5.7 | 57.6 | 20.0 | 31.2 |
| FY2026 | 151 | -1 | -12 | -307 | -6.7 | -61.4 | 20.0 | 19.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
ウェルス・マネジメントは、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに関する情報は公開されておらず、無形資産による競争優位性は確認できません。
不動産賃貸事業において、既存テナントが他の物件へ移転する際には、移転コストや事業中断リスクが発生する可能性があります。しかし、物件の代替性は比較的高く、スイッチング・コストは限定的と考えられます。
同社の事業モデルは、ネットワーク効果を直接的に活用するものではなく、ユーザー数の増加がサービス価値を向上させるような構造は見られません。
不動産開発・賃貸事業において、規模の経済によるコスト優位性は限定的です。土地取得コストや建設コストは市場要因に左右されやすく、構造的なコスト優位性を確立している証拠はありません。
不動産賃貸・管理事業において、一定規模の物件ポートフォリオを保有していますが、業界全体から見て圧倒的な規模の経済や寡占的な地位を確立しているとは言えません。効率規模の優位性はまだ弱い段階です。
競合との比較優位
強気シナリオ
都心部における優良物件の安定的な賃貸収入の確保
新規開発プロジェクトの成功によるポートフォリオ拡充
不動産市況の好転による資産価値の上昇
弱気シナリオ(モート侵食)
不動産市況の悪化による賃料収入の減少と資産価値の下落
金利上昇による借入コストの増加と収益性の悪化
新規開発プロジェクトの遅延や採算割れリスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、同社が保有する不動産ポートフォリオの競争力が著しく低下し、賃料収入が継続的に減少することが必要です。具体的には、主要物件の空室率が長期化し、新規テナントの獲得が困難になる状況が考えられます。また、不動産市場全体の低迷、特に同社が注力するエリアでの需要減退が、物件価値の毀損に繋がり、財務基盤を揺るがす可能性があります。さらに、高水準の借入金に対する金利上昇リスクが顕在化し、キャッシュフローを圧迫することも、失敗シナリオの重要な要素となります。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われ、投資としての魅力は失われるでしょう。
5年後のモート予測
堅調な不動産市場と優良物件ポートフォリオにより、賃料収入は安定的に増加。新規開発も成功し、収益基盤が強化される。
不動産市場は横ばい傾向。既存物件の維持管理と一部新規開発により、緩やかな成長を維持する。
不動産市況の悪化と金利上昇により、賃料収入は減少し、資産価値も下落。収益性は悪化し、財務圧迫のリスクが高まる。