オーベクス(3583)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 50 | 8 | 5 | 0 | 11.2 | 33.3 | — | 51.9 |
| FY2016 | 51 | 5 | 3 | -9 | 7.1 | 22.4 | — | 52.8 |
| FY2017 | 50 | 3 | 2 | 1 | 4.1 | 66.8 | 3.0 | 52.3 |
| FY2018 | 53 | 4 | 3 | 3 | 6.7 | 115.2 | 15.0 | 54.5 |
| FY2019 | 51 | 2 | 1 | 1 | 2.9 | 50.9 | 15.0 | 55.9 |
| FY2020 | 48 | 3 | 1 | 5 | 2.4 | 41.6 | 15.0 | 56.1 |
| FY2021 | 55 | 7 | 5 | 8 | 9.9 | 194.0 | 15.0 | 57.4 |
| FY2022 | 53 | 6 | 5 | 2 | 8.0 | 169.2 | 25.0 | 62.5 |
| FY2023 | 54 | 6 | 4 | 9 | 7.0 | 156.8 | 20.0 | 64.4 |
| FY2024 | 60 | 8 | 6 | 5 | 8.7 | 209.1 | 20.0 | 68.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:3/25 主要モート:none 持続性:判定中
オーベクスは特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに関する情報は公開情報からは確認できない。事業内容も汎用的な繊維製品の製造・販売が中心であり、無形資産による競争優位性は低いと判断される。
オーベクスが提供する繊維製品は、BtoB取引が中心と推測される。顧客企業が特定の仕様や品質に慣れている場合、サプライヤー変更に伴う評価・切り替えコストが発生する可能性はゼロではない。しかし、製品の汎用性が高いため、スイッチング・コストは限定的と考えられる。
オーベクスの事業モデルは、ユーザー数の増加が製品・サービスの価値を向上させるネットワーク効果を生み出す構造にはない。BtoB取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスではないため、ネットワーク効果は期待できない。
繊維製品業界は一般的に価格競争が激しい。オーベクスが他社と比較して構造的に低いコストで生産・提供できるという明確な証拠は現時点では見当たらない。規模の経済によるコスト削減の可能性はあるが、現時点では優位性は弱い。
オーベクスは繊維製品業界において、特定のニッチ市場で一定のシェアを持つ可能性はあるが、業界全体を代表するような圧倒的な規模を持つ企業ではない。効率的な規模によるコスト優位性や市場支配力は限定的と推測される。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値・高機能繊維製品の開発・販売に成功し、ニッチ市場で高いシェアを確立する。
海外市場への積極的な展開により、新たな収益源を確保し、売上を拡大する。
M&Aなどを通じて、事業規模を拡大し、コスト競争力や調達力を強化する。
弱気シナリオ(モート侵食)
汎用的な繊維製品市場における価格競争の激化により、収益性が悪化する。
新興国メーカーなどの台頭により、コスト競争力で劣後し、市場シェアを失う。
環境規制の強化や素材調達コストの上昇が、収益を圧迫する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
オーベクスが競争優位性を築くには、特定の技術や素材開発に特化し、他社が容易に模倣できない独自の製品ラインナップを確立する必要がある。もし、同社が汎用的な繊維製品の製造・販売に留まり続け、技術革新や差別化戦略を怠れば、価格競争に巻き込まれ、収益性の低下を招くだろう。また、サプライチェーンのグローバル化や環境負荷低減への対応が遅れれば、顧客からの信頼を失い、事業継続が困難になるリスクも考えられる。さらに、競合他社がより効率的な生産体制や革新的な素材を導入した場合、オーベクスの既存のビジネスモデルは陳腐化する可能性が高い。
5年後のモート予測
高機能素材開発や海外展開が奏功し、売上・利益ともに着実に成長。ニッチ市場での地位を確立し、安定した収益基盤を構築する。
既存事業の維持・拡大に注力。緩やかな成長を続けるが、競争激化により利益率は横ばい傾向。業界平均並みの成長にとどまる。
価格競争の激化や需要の低迷により、売上・利益ともに減少。事業再編やリストラを余儀なくされるリスクが高まる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 34億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 68.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 2.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.50倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準