ウイルプラスホールディングス(3538)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 211 | 9 | 5 | 3 | 14.0 | 244.8 | 43.0 | 44.5 |
| FY2017 | 236 | 12 | 7 | -2 | 17.9 | 161.4 | 24.0 | 44.3 |
| FY2018 | 258 | 13 | 8 | -6 | 17.0 | 88.0 | 13.2 | 42.4 |
| FY2019 | 299 | 11 | 7 | -18 | 13.5 | 78.4 | 13.8 | 36.9 |
| FY2020 | 351 | 12 | 8 | 5 | 13.1 | 85.3 | 14.0 | 36.8 |
| FY2021 | 408 | 23 | 15 | 22 | 20.4 | 161.5 | 28.3 | 44.4 |
| FY2022 | 397 | 24 | 16 | 17 | 17.6 | 162.8 | 34.9 | 47.4 |
| FY2023 | 441 | 19 | 13 | -27 | 13.4 | 135.5 | 41.2 | 41.2 |
| FY2024 | 477 | 15 | 11 | -14 | 10.2 | 116.5 | 43.5 | 30.5 |
| FY2025 | 886 | 18 | 14 | -18 | 11.8 | 158.4 | 45.1 | 29.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
ウイルプラスホールディングスは自動車ディーラー事業を主軸としており、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPによる無形資産の優位性は見られない。個々の店舗ブランドは存在するものの、業界全体で広く認知され、競争優位に直結するレベルではない。
自動車購入は一般的に高額であり、顧客が一度購入したディーラーやブランドを変更する際には、新たな情報収集や手続きの手間が発生する。しかし、ブランドロイヤリティやディーラーとの関係性が決定的な要因となりにくく、価格や条件が重視される傾向があるため、スイッチング・コストは限定的である。
同社の事業モデルは、顧客とディーラー間の直接的な取引が中心であり、ユーザー数の増加がサービスの価値を向上させるネットワーク効果は発生しない。プラットフォーム型ビジネスではないため、このタイプのモートは期待できない。
自動車ディーラー業界は、仕入れコスト、人件費、店舗維持費などが主要なコストとなる。同社が業界平均と比較して構造的に低いコスト構造を実現している明確な証拠はなく、規模の経済によるコスト優位性も限定的と考えられる。
ウイルプラスホールディングスは、複数の地域で自動車ディーラーを展開しており、一定の事業規模を有している。これにより、仕入れ交渉力や広告宣伝費の効率化といった面で、小規模事業者に対しては優位性を持つ可能性がある。しかし、業界全体で見ると、大手グループと比較して圧倒的な規模の優位性とは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車販売台数の回復と新車・中古車販売の好調
アフターサービス(車検、整備)の収益性向上と顧客維持率の改善
M&Aによる事業規模拡大と地域シェアの獲得
弱気シナリオ(モート侵食)
自動車販売台数の低迷や景気後退による消費マインドの悪化
新車供給不足や半導体不足の長期化による販売機会の損失
競合他社との価格競争激化による収益性の低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、自動車市場全体の構造的な縮小、あるいはEVシフトへの対応遅延が挙げられる。特に、内燃機関車中心のビジネスモデルが、将来的な技術革新や消費者の嗜好変化に対応できず、陳腐化するリスクがある。また、主要な仕入れ元である自動車メーカーとの関係が悪化し、仕入れコストの上昇や供給量の不安定化を招くシナリオも考えられる。さらに、地方経済の衰退に伴う地域密着型ビジネスの基盤弱体化や、オンライン販売プラットフォームの台頭により、従来のディーラーモデルの優位性が失われる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
自動車販売の回復、アフターサービスの強化、効率的な店舗運営により、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。特に中古車販売や整備事業の貢献が増加する。
自動車市場の変動に影響を受けつつも、既存顧客基盤と一定の地域シェアを維持し、安定した収益を確保する。大きな成長は見込めないが、堅調な事業運営を続ける。
自動車市場の低迷、競争激化、EVシフトへの対応遅れにより、売上・利益ともに減少傾向となる。店舗閉鎖や事業再編のリスクも高まる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 85億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 29.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -0.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.79倍 |
合格数:4/7 部分的合格