デリカフーズホールディングス(3392)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 346 | 6 | 3 | -2 | 4.6 | 44.9 | — | 39.3 |
| FY2017 | 373 | 7 | 5 | -1 | 6.3 | 64.6 | 15.0 | 39.1 |
| FY2018 | 394 | 7 | 5 | -12 | 5.9 | 62.4 | 16.0 | 39.6 |
| FY2019 | 404 | 6 | 4 | -9 | 4.5 | 24.5 | 16.0 | 36.7 |
| FY2020 | 317 | -15 | -10 | -8 | -13.4 | -64.6 | 5.0 | 31.4 |
| FY2021 | 398 | -4 | -7 | -2 | -12.0 | -50.6 | 5.0 | 27.2 |
| FY2022 | 479 | 6 | 7 | 7 | 9.1 | 47.3 | 5.0 | 31.0 |
| FY2023 | 528 | 11 | 10 | -32 | 11.6 | 62.3 | 8.0 | 30.3 |
| FY2024 | 588 | 8 | 5 | 30 | 6.0 | 33.3 | 12.0 | 33.9 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 12.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
デリカフーズホールディングスは、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを主要な競争優位性の源泉としている明確な証拠は見当たらない。事業は食品卸売業であり、一般的に無形資産による高い参入障壁は低いと考えられる。
食品卸売業において、長年の取引関係や特定の顧客ニーズへの対応力は、一定のスイッチング・コストを生み出す可能性がある。しかし、食品業界は多様なサプライヤーが存在し、代替可能な商品も多いため、顧客が容易に乗り換えられないほどの強固な関係性は限定的と推測される。
デリカフーズホールディングスの事業モデルは、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を期待できるものではない。食品卸売業は、サプライヤーと小売業者・飲食店を結びつける仲介業であり、ネットワーク効果は発生しにくい。
食品卸売業においては、仕入れルートの確保、物流効率、在庫管理などがコスト競争力に影響を与える。デリカフーズホールディングスが長年の事業運営で培った効率的なオペレーションや、特定のサプライヤーとの良好な関係による仕入れ価格の優位性がある可能性は否定できないが、構造的な圧倒的コスト優位性を示す証拠は乏しい。
食品卸売業界は、多数のプレイヤーが存在する競争環境であるが、デリカフーズホールディングスは一定の規模と市場シェアを有している。特に、特定の地域や商品カテゴリーにおいては、規模の経済を活かした効率的な物流網や品揃えの充実により、競合他社に対する優位性を築いている可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
食品卸売市場におけるシェア拡大と、PB商品開発による粗利率改善。
M&Aによる事業規模拡大と、シナジー効果の発揮。
物流効率化やDX推進によるコスト競争力の更なる強化。
弱気シナリオ(モート侵食)
大手スーパーや外食チェーンによる直接仕入れの拡大。
競合他社による価格競争の激化。
食品偽装問題や異物混入など、食品安全に関わるリスクの顕在化。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
デリカフーズホールディングスへの投資が失敗するには、まず食品卸売業界全体が構造的な衰退期に入り、同社が規模の経済を活かして効率化を図る余地が失われる必要がある。具体的には、大手小売業者がサプライヤーとの直接交渉力をさらに高め、卸売業者を介さない直接仕入れを加速させることで、同社のバリューチェーンにおける存在意義が低下するシナリオが考えられる。また、食品の安全・安心に対する消費者の関心が極度に高まり、サプライチェーン全体でのトレーサビリティ確保や品質管理コストが急増し、同社のような中間流通業者が対応しきれなくなる、あるいはそのコストを価格転嫁できずに収益性が悪化する可能性も考えられる。さらに、競合他社がより革新的な物流システムやITプラットフォームを導入し、同社の規模の経済による優位性を凌駕するようなコスト構造を実現した場合も、同社の競争優位性は失われるだろう。
5年後のモート予測
市場シェア拡大とPB商品強化により、売上・利益ともに堅調に成長。物流効率化も進み、収益性が向上する。
緩やかな市場成長と、価格競争のプレッシャーを受けつつも、規模の経済を維持し、安定した業績を確保する。
大手小売業者の直接仕入れ増加や、価格競争の激化により、売上・利益ともに低迷。収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 138億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 33.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 25.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.52倍 |
合格数:1/7 部分的合格