高島(8007)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 912 | 17 | 11 | 2 | 8.3 | 24.9 | — | 30.4 |
| FY2016 | 848 | 16 | 13 | 20 | 9.0 | 29.2 | — | 34.4 |
| FY2017 | 853 | 16 | 13 | -6 | 8.4 | 294.8 | 7.0 | 36.2 |
| FY2018 | 896 | 17 | 11 | 9 | 7.0 | 249.6 | — | 36.0 |
| FY2019 | 888 | 17 | 12 | 24 | 7.5 | 275.3 | 80.0 | 37.5 |
| FY2020 | 806 | 14 | 10 | 35 | 5.7 | 222.1 | 80.0 | 41.4 |
| FY2021 | 741 | 15 | 13 | -10 | 7.0 | 288.2 | 60.0 | 40.9 |
| FY2022 | 797 | 18 | 16 | -7 | 8.1 | 354.9 | 130.0 | 36.8 |
| FY2023 | 901 | 17 | 48 | 86 | 20.5 | 273.0 | 170.0 | 39.0 |
| FY2024 | 945 | 21 | 16 | -40 | 6.6 | 91.4 | 60.0 | 39.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
高島(8007)の事業内容(繊維、産業資材、化学品等の卸売)において、強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPに裏付けられた無形資産の存在を示す具体的な情報は確認できませんでした。卸売業という業態上、特定の無形資産による競争優位性は限定的と考えられます。
高島は長年にわたる顧客との取引関係や、特定のサプライヤーとの強固なネットワークを構築している可能性があります。しかし、顧客が他の卸売業者へ乗り換える際の直接的なコストや手間が極めて大きいとは考えにくく、スイッチング・コストによる優位性は限定的です。
高島の事業は、サプライヤーと顧客を結びつける卸売業であり、プラットフォーム型ビジネスのようなユーザー数の増加がサービス価値を直接高めるネットワーク効果は期待できません。事業の性質上、ネットワーク効果による競争優位性は見られません。
卸売業においては、仕入れ交渉力や効率的な物流網がコスト優位に繋がる可能性があります。高島が長年の事業活動で培ったサプライヤーとの関係性や物流ノウハウが一定のコスト効率に寄与している可能性はありますが、構造的な圧倒的コスト優位性を示す証拠はありません。
高島は繊維、産業資材、化学品など多岐にわたる分野で事業を展開しており、各分野において一定の事業規模を有していると考えられます。特に、特定のニッチ市場や専門分野においては、規模の経済が働き、効率的な事業運営が可能であると推測されます。しかし、業界全体を寡占するほどの圧倒的な規模ではありません。
競合との比較優位
強気シナリオ
既存事業におけるサプライヤー・顧客との強固な関係性の維持・深化
新規事業分野への参入やM&Aによる事業ポートフォリオの拡大
グローバルサプライチェーンにおける効率化とコスト競争力の向上
弱気シナリオ(モート侵食)
主要取引先への依存度が高く、取引条件の悪化リスク
グローバルなサプライチェーンの混乱や原材料価格の変動
競合他社との価格競争の激化や、より付加価値の高いサービスを提供する企業への顧客流出
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
高島の投資が失敗するには、まず同社が長年培ってきたサプライヤーや顧客との信頼関係が、競合他社のより有利な条件提示や、顧客ニーズの変化によって急速に失われることが考えられます。また、同社が強みとする特定の産業分野(例:繊維、産業資材)において、技術革新や代替素材の登場により、既存のビジネスモデルが陳腐化し、規模の経済が逆に非効率性を招くような状況も想定されます。さらに、グローバルなサプライチェーンの再編や地政学的リスクの高まりが、同社の物流網や調達コストに壊滅的な影響を与え、コスト優位性を完全に失わせるシナリオも考えられます。これらの要因が複合的に作用し、同社の収益基盤を揺るがすことが、投資失敗への道筋となるでしょう。
5年後のモート予測
既存事業の安定的な収益基盤を維持しつつ、新規事業や海外展開による成長が実現。サプライチェーンの効率化が進み、収益性が向上する。
既存事業は安定推移するものの、大きな成長は見込めず。一部事業での競争激化により、緩やかな収益性の低下が見られる可能性。
グローバル経済の減速やサプライチェーンの混乱、価格競争の激化により、売上・利益ともに減少。事業ポートフォリオの陳腐化も進行する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 131億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 39.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -31.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.54倍 |
合格数:3/7 部分的合格