オープンハウスグループ(3288)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,472 | 313 | 187 | 71 | 29.2 | 332.1 | 50.0 | 31.1 |
| FY2017 | 3,047 | 376 | 248 | -21 | 29.7 | 443.4 | 65.0 | 32.3 |
| FY2018 | 3,907 | 473 | 318 | -226 | 28.0 | 570.2 | 98.0 | 27.0 |
| FY2019 | 5,404 | 578 | 394 | 95 | 28.5 | 351.2 | 126.0 | 30.9 |
| FY2020 | 5,760 | 621 | 595 | 247 | 25.5 | 525.4 | 80.0 | 41.0 |
| FY2021 | 8,105 | 1,011 | 696 | 737 | 20.0 | 552.4 | 112.0 | 33.4 |
| FY2022 | 9,527 | 1,194 | 779 | -207 | 19.7 | 626.2 | 129.0 | 32.7 |
| FY2023 | 11,485 | 1,423 | 921 | -182 | 19.2 | 763.7 | 164.0 | 34.7 |
| FY2024 | 12,959 | 1,191 | 929 | 822 | 17.3 | 782.6 | 166.0 | 36.2 |
| FY2025 | 13,365 | 1,459 | 1,007 | 184 | 18.7 | 875.2 | 178.0 | 38.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:11/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
「オープンハウス」ブランドは一定の認知度を持つが、不動産業界全体としてブランドロイヤリティは限定的。特定の特許やIPによる独占的な競争優位性は見られない。地域密着型ビジネスモデルで培われたノウハウは無形資産と言えるが、模倣可能性は高い。
住宅購入者は、一度物件を決めると、その後のローン手続きや引越し等で他の物件への乗り換えは困難。しかし、これは業界全体に言えることであり、同社特有のスイッチング・コストの高さは限定的。仲介手数料の発生も乗り換え障壁とはなりにくい。
不動産仲介・販売業であり、プラットフォーム型ビジネスではないため、ネットワーク効果は基本的に発生しない。顧客が増えることで物件情報が増えるという側面はあるが、それが直接的な競争優位に繋がるわけではない。
首都圏中心の仕入れ・販売戦略、効率的な営業体制、スケールメリットによる仕入れ交渉力などがコスト優位の源泉。特に、用地仕入れから販売までのスピード感は、固定費負担を抑え、効率的な運営を可能にしている。
首都圏における戸建・マンション分譲事業で高いシェアを持つ。特に、都市部での用地取得力と開発・販売能力は、同業他社と比較して顕著。業界内での規模の経済を活かし、効率的な事業運営を実現している。
競合との比較優位
強気シナリオ
首都圏での用地取得力の維持・強化
効率的な開発・販売体制による利益率の維持
M&Aによる事業領域・地域拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
首都圏不動産市場の急激な悪化
用地取得競争の激化による原価上昇
金利上昇による住宅需要の減退
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、同社が首都圏における用地取得の優位性を失い、競合他社に対してコスト面で劣後するようになる必要がある。具体的には、都市部での開発規制の強化や、地価の高騰により、同社が得意とする「安く仕入れて高く売る」ビジネスモデルが成り立たなくなるシナリオが考えられる。また、同社の効率的な販売・開発プロセスが模倣され、規模の経済が失われることも、競争優位の崩壊に繋がるだろう。さらに、顧客の嗜好が多様化し、同社の標準化された商品ラインナップが受け入れられなくなる可能性も、競争力の低下要因となり得る。
5年後のモート予測
首都圏でのシェア拡大と効率的な事業運営により、堅調な増収増益を継続。新規事業やM&Aも成功し、さらなる成長軌道に乗る。
首都圏不動産市場の動向に左右されつつも、同社のコスト競争力と販売力により、安定した業績を維持。緩やかな成長が見込まれる。
不動産市況の悪化や競争激化により、売上・利益が減少。用地取得難やコスト増が収益を圧迫し、成長が鈍化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 10,298億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 38.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 11.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.87倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準