MERF(3168)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 430 | -6 | -4 | -3 | -5.9 | -54.3 | 10.0 | 46.0 |
| FY2017 | 529 | 21 | 10 | -6 | 13.4 | 144.7 | 15.0 | 44.7 |
| FY2018 | 568 | 7 | 5 | -8 | 5.8 | 32.3 | — | 44.2 |
| FY2019 | 507 | -2 | -2 | -5 | -3.1 | -16.2 | 15.0 | 41.2 |
| FY2020 | 428 | 6 | 4 | 14 | 5.0 | 26.7 | 15.0 | 45.1 |
| FY2021 | 621 | 32 | 14 | -39 | 15.6 | 95.4 | 15.0 | 36.7 |
| FY2022 | 891 | 9 | 5 | -24 | 5.9 | 38.5 | 20.0 | 35.8 |
| FY2023 | 846 | 5 | 2 | 17 | 1.9 | 12.0 | 20.0 | 36.3 |
| FY2024 | 821 | 15 | 5 | 6 | 5.6 | 37.7 | 20.0 | 35.6 |
| FY2025 | 825 | 1 | -2 | 3 | -2.2 | -14.4 | 20.0 | 35.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
MERF(3168)は卸売業であり、特許やブランド力、規制ライセンスといった無形資産による競争優位性は確認できない。公開情報からは、特定の技術やIPに依存した事業モデルではないことが示唆される。
卸売業という業態上、顧客との継続的な取引関係は存在するものの、MERF特有のスイッチング・コストを発生させる要因は限定的である。顧客は代替サプライヤーへの切り替えが比較的容易であると考えられる。
MERFの事業モデルは、ユーザー数の増加がサービスの価値を高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。卸売業は基本的にBtoB取引であり、プラットフォーム型ビジネスとは異なる。
卸売業として、長年の取引で培われた仕入れルートや物流網による一定のコスト効率は期待できる。しかし、構造的なコスト優位性を確立しているかは不明であり、競合他社との差別化要因としては弱い。
卸売業は規模の経済が働きやすい業界であり、MERFも一定の事業規模を有していると考えられる。しかし、業界全体で見ると寡占化が進んでいるとは言えず、最適規模の少数寡占状態にあるかは判断が難しい。
競合との比較優位
強気シナリオ
既存顧客との関係強化による安定的な収益基盤の維持
効率的なサプライチェーンマネジメントによるコスト競争力の維持・向上
新規取扱商品の開拓や高付加価値サービスの提供による収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
主要取引先への依存度が高く、取引条件の悪化リスク
競合他社による価格競争の激化
サプライチェーンの寸断や物流コストの上昇による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
MERFの投資が失敗するには、まず卸売業という業界構造そのものが、長期的に見て競争優位性を築きにくい、あるいは既存の競争優位性が容易に陳腐化するものであると証明されなければならない。具体的には、MERFが長年培ってきた仕入れルートや顧客基盤が、デジタル化の進展や新規参入企業の台頭によって、容易に代替可能になる状況が考えられる。また、同社が規模の経済を活かしてコスト優位性を築いていたとしても、それが継続的なものではなく、技術革新やグローバル化によって容易に覆されるような性質のものであった場合、競争優位性は失われる。さらに、顧客がMERFから他社へ乗り換える際のスイッチング・コストが極めて低い、あるいは全く存在しないという状況も、投資失敗のシナリオとして考えられる。つまり、MERFの事業が、参入障壁が低く、代替可能性が高く、規模の経済も持続しない、といった構造的な弱さを抱えていることが、投資失敗の前提となる。
5年後のモート予測
既存顧客との関係を維持しつつ、新規商材や高付加価値サービスをテコに売上・利益を微増させる。サプライチェーンの効率化でコストを抑制し、安定成長を続ける。
卸売業の構造的な課題に直面し、売上・利益は横ばい傾向。価格競争やコスト増の影響を受けやすい。
主要顧客の取引条件悪化や競合激化により、売上・利益が減少。サプライチェーンの混乱リスクも顕在化し、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 235億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 35.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 44.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.49倍 |
合格数:1/7 部分的合格