扶桑電通(7505)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 365 | 5 | 3 | -8 | 4.3 | 20.4 | 8.0 | 31.3 |
| FY2017 | 359 | 3 | 3 | 9 | 4.4 | 233.7 | — | 33.6 |
| FY2018 | 350 | -2 | 1 | -3 | 1.3 | 68.3 | 120.0 | 34.3 |
| FY2019 | 389 | 8 | 6 | 7 | 7.0 | 383.5 | 135.0 | 31.6 |
| FY2020 | 404 | 9 | 7 | 16 | 8.0 | 244.1 | — | 35.8 |
| FY2021 | 434 | 15 | 11 | 2 | 11.1 | 191.0 | 134.0 | 38.7 |
| FY2022 | 365 | 4 | 3 | -27 | 3.4 | 56.3 | 20.0 | 39.1 |
| FY2023 | 411 | 13 | 10 | 16 | 8.8 | 167.9 | 69.0 | 40.7 |
| FY2024 | 468 | 19 | 14 | 5 | 11.4 | 247.0 | 88.0 | 42.2 |
| FY2025 | 547 | 34 | 25 | 39 | 16.3 | 216.9 | 174.0 | 38.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
扶桑電通は特定のブランド力や特許、規制ライセンスに依存する事業モデルではなく、一般的なIT機器・サービスの卸売業であるため、無形資産による競争優位性は低いと判断される。
長年の取引実績や顧客のITインフラへの深い理解に基づいたソリューション提供により、一定の顧客との関係性は構築されている。しかし、競合他社も同様のサービスを提供可能であり、顧客が乗り換える際の直接的な損失は限定的であると考えられる。
扶桑電通の事業は、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出すビジネスモデルではない。サプライヤーと顧客の間の仲介役であり、ネットワーク効果は期待できない。
IT機器の大量仕入れによるボリュームディスカウントや効率的な物流網の構築により、一定のコスト競争力は有している可能性がある。しかし、競合他社も同様の取り組みを行っており、構造的なコスト優位性は限定的である。
IT機器・サービスの卸売市場において、長年の実績と広範なサプライヤー・顧客ネットワークを持つことで、一定の規模の経済性を享受している。市場シェアの観点から、効率的な事業運営が可能となっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
クラウドサービスやDX関連ソリューションの需要拡大による売上増加
M&Aやアライアンスによる事業領域の拡大とシナジー効果
サプライヤーとの強固な関係維持による仕入価格の安定化
弱気シナリオ(モート侵食)
主要サプライヤーの製品価格上昇や供給制約
競合他社による価格競争の激化
顧客のIT投資抑制や内製化の進展
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
扶桑電通の競争優位性が失われるシナリオは、まず主要なITベンダーが直接販売チャネルを強化し、卸売業者である扶桑電通の介在価値を低下させることである。また、顧客企業が自社でITインフラの調達・管理能力を高め、外部の卸売業者への依存度を低下させることも考えられる。さらに、新規参入企業がより革新的な販売モデルや低コスト構造で市場に食い込み、扶桑電通のシェアを奪う可能性もある。これらの要因が複合的に作用し、扶桑電通の規模の経済性や既存の顧客・サプライヤーネットワークの優位性を無効化する状況が真であれば、同社の競争優位性は大きく損なわれるだろう。
5年後のモート予測
DX需要の取り込みやクラウドシフトへの対応が奏功し、売上・利益ともに堅調に成長。新規事業やサービス展開も進み、収益基盤が強化される。
既存事業を維持しつつ、緩やかな成長が見込まれる。市場環境の変化への対応は進むものの、大きなブレークスルーは見られない。
価格競争の激化や主要サプライヤーの動向により、収益性が悪化。市場シェアの低下も懸念され、厳しい事業環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 224億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 38.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 56.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.46倍 |
合格数:4/7 部分的合格