シキボウ(3109)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 429 | 31 | 17 | 27 | 5.0 | 14.6 | — | 36.1 |
| FY2017 | 414 | 28 | 15 | 9 | 4.4 | 135.8 | 3.5 | 37.1 |
| FY2018 | 408 | 24 | -14 | 12 | -4.4 | -132.1 | 40.0 | 36.6 |
| FY2019 | 380 | 20 | 10 | 6 | 3.0 | 89.2 | 40.0 | 36.8 |
| FY2020 | 335 | 12 | 0 | 4 | 0.0 | 0.9 | 40.0 | 37.4 |
| FY2021 | 357 | 14 | 0 | 23 | 0.2 | 4.4 | 40.0 | 39.0 |
| FY2022 | 379 | 12 | 16 | 4 | 4.7 | 135.3 | 40.0 | 40.6 |
| FY2023 | 387 | 14 | 8 | 8 | 2.4 | 69.1 | 50.0 | 40.9 |
| FY2024 | 391 | 13 | 9 | -7 | 2.6 | 72.8 | 50.0 | 41.1 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 50.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:none 持続性:判定中
シキボウは長年の歴史を持つ繊維メーカーであり、特定のブランドや技術に関する無形資産は存在する可能性があるが、公開情報からはその強固さや競争優位性を具体的に示す情報は限定的。特定のニッチ分野での技術力やノウハウが蓄積されている可能性はある。
BtoBビジネスが中心と推測され、顧客との長年の取引関係や特定の仕様に合わせた製品開発により、一定のスイッチング・コストは存在する可能性がある。しかし、汎用的な繊維製品も多く手掛けていると見られ、顧客が他社へ乗り換える際の損失は限定的である可能性が高い。
繊維製品の製造・販売事業において、ネットワーク効果が働くビジネスモデルは想定されない。プラットフォーム型ビジネスやSNSのようなユーザー間の相互作用による価値向上のメカニズムは存在しない。
長年の事業運営で培われた生産効率やサプライチェーンの最適化により、一定のコスト優位性は存在する可能性がある。しかし、グローバルな競争環境や素材価格の変動リスクを考慮すると、構造的な圧倒的コスト優位性を確立しているとは断定しにくい。
繊維業界は競争が激しく、シキボウの規模が業界全体に対して圧倒的な優位性を築いているとは言えない。特定の製品分野や地域においては一定の規模を持つ可能性があるが、グローバルな視点では最適規模の少数寡占を形成しているとは考えにくい。
競合との比較優位
強気シナリオ
高機能繊維やサステナブル素材など、ニッチかつ高付加価値分野での技術開発と市場開拓に成功する。
既存顧客との関係を深化させ、ODM/OEM事業における受託開発能力をさらに強化する。
生産効率の改善やコスト削減努力が継続的に奏功し、収益性が安定的に向上する。
弱気シナリオ(モート侵食)
汎用繊維分野での価格競争の激化により、収益性が圧迫される。
新興国メーカーの台頭や代替素材の登場により、既存製品の競争力が低下する。
原材料価格の高騰や為替変動の影響を吸収しきれず、業績が悪化する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
シキボウの投資が失敗するには、同社が保有する可能性のある長年の技術やノウハウが、急速な技術革新や代替素材の登場によって陳腐化し、競争優位性を失うことが真実でなければならない。また、グローバルなサプライチェーンの再編や地政学的リスクの高まりが、同社の安定的な原材料調達や製品供給能力を著しく損ない、コスト競争力や納期遵守能力を低下させるシナリオも考えられる。さらに、主要顧客との関係性が、より低コストな代替サプライヤーの出現や、顧客自身の事業戦略変更によって弱体化し、売上基盤が揺らぐことも、投資の失敗につながる要因となりうる。これらの要因が複合的に作用し、同社の持続的な収益創出能力が根本から否定される状況が想定される。
5年後のモート予測
高付加価値製品へのシフトと生産効率の改善により、売上高・利益ともに緩やかな成長を続ける。特に、環境対応素材や機能性素材分野での貢献が期待される。
既存事業の安定性を維持しつつ、市場環境の変化に対応していく。大きな成長は見込めないものの、堅実な事業運営により一定の収益を確保する。
価格競争の激化や原材料費の高騰により、収益性が悪化する。市場シェアの維持も困難となり、業績は低迷する可能性が高い。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 131億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 41.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 155.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.38倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準