イチカワ(3513)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 120 | 5 | 4 | 1 | 2.1 | 15.3 | — | 70.0 |
| FY2016 | 117 | 4 | 2 | 7 | 1.3 | 9.9 | — | 72.5 |
| FY2017 | 124 | 6 | 3 | 14 | 1.8 | 14.5 | 12.0 | 71.5 |
| FY2018 | 124 | 5 | 4 | 15 | 2.0 | 77.0 | 12.0 | 71.9 |
| FY2019 | 119 | 4 | 4 | -2 | 2.0 | 77.7 | — | 73.2 |
| FY2020 | 116 | 3 | 4 | 7 | 2.0 | 80.8 | 60.0 | 73.1 |
| FY2021 | 124 | 5 | 5 | 11 | 2.8 | 114.5 | 60.0 | 72.9 |
| FY2022 | 133 | 8 | 8 | 16 | 4.3 | 182.1 | 60.0 | 73.2 |
| FY2023 | 136 | 11 | 10 | 15 | 4.8 | 227.8 | 70.0 | 73.0 |
| FY2024 | 139 | 11 | 8 | 3 | 3.5 | 181.5 | 70.0 | 75.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
イチカワ(3513)の財務サマリデータが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な評価は困難です。公開情報からは、繊維製品という一般消費財に近い業種であり、強力な無形資産の存在を示唆する情報は確認できません。
繊維製品、特に産業用資材など一部のニッチ分野では、顧客の仕様に合わせた製品開発や長年の取引実績により、一定のスイッチング・コストが存在する可能性があります。しかし、汎用的な繊維製品においては、顧客の乗り換え障壁は低いと考えられます。
繊維製品の製造・販売事業において、ネットワーク効果が働くビジネスモデルは一般的ではありません。ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるような構造は見られません。
長年の操業による生産ノウハウの蓄積や、特定の原料調達ルートの確保により、コスト優位性が部分的に存在する可能性はあります。しかし、グローバルな競争環境や原材料価格の変動リスクを考慮すると、持続的な圧倒的コスト優位性を確立しているかは不明です。
繊維製品業界は競争が激しく、大手企業が多数存在します。イチカワが業界全体の中でどの程度の規模と効率性を有しているか、またそれが最適化された少数寡占状態に該当するかは、詳細な市場分析が必要です。現時点では、限定的な効率規模と推測されます。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値な産業用繊維製品分野での技術革新と市場シェア拡大
環境配慮型素材やリサイクル技術の開発による新たな需要獲得
海外市場への積極的な展開とブランド認知度向上
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰による収益性の悪化
競合他社による低価格攻勢や代替素材の登場
主要顧客の業績不振や需要の減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、イチカワが保有する技術や製品が陳腐化し、競合他社がより低コストで高品質な代替品を開発・提供できるようになる必要がある。また、顧客との関係性が希薄化し、価格競争に巻き込まれる状況が常態化することも考えられる。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱や、主要な販売市場における景気後退が長引くことで、同社の収益基盤が根本から揺らぐシナリオも想定される。環境規制の強化に対応できず、新たなビジネスチャンスを逃し続けることも、競争優位性を失う要因となりうる。
5年後のモート予測
高付加価値製品へのシフトと海外展開の成功により、売上・利益ともに着実な成長を遂げる。特にニッチ市場での独占的地位を確立し、高い収益性を維持する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。新製品開発やコスト削減努力により、競争環境の変化に対応していく。
原材料価格の高騰や競争激化により、収益性が悪化。市場シェアも徐々に低下し、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 126億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 75.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 9年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 16.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 16.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.56倍 |
合格数:4/7 部分的合格