パシフィックネット(3021)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 46 | 1 | 1 | -0 | 4.6 | 17.6 | 19.0 | 63.4 |
| FY2017 | 46 | 0 | -0 | -1 | -0.3 | -1.3 | 19.0 | 57.3 |
| FY2018 | 44 | 2 | 2 | 7 | 8.4 | 30.7 | 20.0 | 53.8 |
| FY2019 | 42 | 3 | 2 | -4 | 9.7 | 37.1 | 21.0 | 56.4 |
| FY2020 | 46 | 4 | 3 | -8 | 14.2 | 57.2 | 22.0 | 41.6 |
| FY2021 | 52 | 8 | 5 | 9 | 20.5 | 98.6 | 30.0 | 41.9 |
| FY2022 | 55 | 3 | 2 | -18 | 8.2 | 41.4 | 36.0 | 37.1 |
| FY2023 | 64 | 5 | 3 | -5 | 12.3 | 65.6 | 40.0 | 34.2 |
| FY2024 | 69 | 7 | 4 | -19 | 14.1 | 82.8 | 41.0 | 29.2 |
| FY2025 | 81 | 8 | 5 | -12 | 15.7 | 100.8 | 48.0 | 27.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:null/25 主要モート:none 持続性:判定中
パシフィックネットは、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的な知的財産(IP)によって裏付けられた無形資産の明確な証拠を示していません。事業は主にIT機器のレンタル・販売・保守サービスに焦点を当てており、これらは一般的に無形資産による競争優位性が低い分野です。
顧客はIT機器のレンタル・販売・保守サービスにおいて、パシフィックネットとの取引に一定の慣れや既存のワークフローを持っている可能性があります。しかし、競合他社も同様のサービスを提供しており、乗り換えコストが極めて高いとは言えません。特に、新規顧客獲得においては、価格やサービス内容で容易に競合に奪われる可能性があります。
パシフィックネットの事業モデルは、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではありません。IT機器のレンタル・販売・保守サービスは、個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は期待できません。
IT機器の調達や保守サービスにおいて、ある程度の規模の経済性や効率化によるコスト優位を追求している可能性はありますが、構造的に競合他社を圧倒するほどのコスト優位性を持つ証拠は乏しいです。特に、新品・中古機器の仕入れ価格や保守員の効率性などで、決定的な差をつけるのは難しいと考えられます。
競合との比較優位
強気シナリオ
IT機器のレンタル需要の持続的な増加
保守サービスの質の向上による顧客満足度の維持・向上
M&Aによる事業規模の拡大と効率化の実現
弱気シナリオ(モート侵食)
IT機器の陳腐化の加速によるレンタル需要の低下
価格競争の激化による収益性の悪化
新たな技術やサービスを提供する競合の台頭
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
パシフィックネットの投資が失敗するシナリオは、IT機器市場における急速な技術革新とそれに伴う価格下落が、同社のレンタル・販売・保守モデルの優位性を根本から覆すことです。具体的には、新品機器の価格が大幅に下落し、中古市場の魅力が失われ、顧客が新品購入や短期リースに移行することで、同社の既存事業モデルの収益性が著しく低下する状況が考えられます。また、競合他社がより低コストで効率的なサービス提供網を構築し、パシフィックネットが規模の経済やネットワーク効果を享受できずに、価格競争で劣後する事態も考えられます。さらに、顧客がIT機器の所有からサービス利用(SaaSなど)へとシフトする根本的なビジネスモデルの変化に対応できず、市場から取り残される可能性も否定できません。
5年後のモート予測
IT機器レンタル需要の拡大と保守サービスの質向上により、安定的な収益成長が見込まれる。M&Aによる事業拡大も期待される。
市場環境の変化に対応しつつ、既存事業の効率化を進めることで、緩やかな成長を維持する。
価格競争の激化や技術革新への対応遅れにより、収益性が悪化し、成長が鈍化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 100億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 27.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 34.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 18.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.96倍 |
合格数:2/7 部分的合格