バリューコマース(2491)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 175 | 9 | 3 | -1 | 5.6 | 10.4 | 4.0 | 61.3 |
| FY2017 | 169 | 22 | 10 | 17 | 14.5 | 31.4 | 10.0 | 59.5 |
| FY2018 | 208 | 38 | 26 | 34 | 28.5 | 80.8 | 25.0 | 62.1 |
| FY2019 | 257 | 50 | 33 | 9 | 29.1 | 103.6 | 33.0 | 63.8 |
| FY2020 | 292 | 62 | 43 | 47 | 29.1 | 132.1 | 41.0 | 65.3 |
| FY2021 | 336 | 79 | 33 | 54 | 19.7 | 100.9 | 43.0 | 69.2 |
| FY2022 | 357 | 82 | 58 | 64 | 27.9 | 179.6 | 56.0 | 73.8 |
| FY2023 | 294 | 52 | 34 | 31 | 15.1 | 105.2 | 53.0 | 79.2 |
| FY2024 | 304 | 42 | 29 | 28 | 22.2 | 113.2 | 57.0 | 65.6 |
| FY2025 | 242 | 20 | 5 | 5 | 4.0 | 22.5 | 49.0 | 75.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
バリューコマースはアフィリエイトASP事業を主軸としており、独自のプラットフォームやノウハウは無形資産となり得る。しかし、特許やブランド力は限定的であり、競合他社との差別化要因としてはまだ弱い。
アフィリエイターは複数のASPを併用することが一般的だが、一度成果報酬の支払いシステムやレポート管理を構築したASPからの乗り換えには一定の手間がかかる。しかし、ASP間の手数料率や案件の魅力度で乗り換えは容易な側面もある。
アフィリエイターが増えれば広告主にとっての魅力が増し、広告主が増えればアフィリエイターにとっての案件が増えるというネットワーク効果の萌芽はある。しかし、現時点ではその効果は限定的であり、強力なフライホイールを形成するには至っていない。
アフィリエイトASP事業において、構造的に他社より大幅に低いコストでサービス提供できる優位性は見られない。システム開発・運用コストや人件費は一定程度かかる。
アフィリエイトASP市場は多数のプレイヤーが存在する競争市場であり、バリューコマースが業界規模に対して圧倒的なシェアを持つ寡占状態にはない。一定の規模は有しているものの、効率規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
アフィリエイト市場の拡大に伴う事業成長
新規広告主の獲得と既存広告主との関係強化
データ分析能力の向上による広告効果の最大化
弱気シナリオ(モート侵食)
競合ASPによる手数料率引き下げ競争の激化
アフィリエイターの獲得競争の激化と離脱率の上昇
広告主の広告予算削減やアフィリエイト広告への依存度低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
バリューコマースの投資が失敗するには、アフィリエイト市場全体の成長が鈍化し、同社が新規広告主やアフィリエイターを獲得できなくなることが真実でなければならない。特に、競合他社がより魅力的な報酬体系やサポート体制を提供し、主要なアフィリエイターや広告主を奪っていくシナリオが考えられる。また、アフィリエイト広告の効果に対する広告主の懐疑論が高まり、広告予算が他のマーケティングチャネルへシフトすることも、同社の競争優位性を損なう要因となるだろう。さらに、法規制の変更やプラットフォームのアルゴリズム変更が、アフィリエイト広告の収益性を低下させる可能性も無視できない。
5年後のモート予測
アフィリエイト市場の成長を取り込み、新規広告主・アフィリエイター獲得により売上・利益ともに堅調に成長。データ活用で広告効果を高め、顧客単価も上昇する。
市場並みの成長を維持し、既存顧客との関係を維持。新規獲得は緩やかだが、安定した収益基盤を保つ。
競合激化や広告主離れにより、売上・利益ともに伸び悩む。手数料率の低下圧力も収益性を圧迫し、成長が鈍化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 101億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 75.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -49.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 20.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.83倍 |
合格数:4/7 部分的合格