片倉工業(3001)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 469 | 15 | 17 | 84 | 2.1 | 48.1 | 10.0 | 38.4 |
| FY2017 | 462 | 19 | 12 | -75 | 1.5 | 34.8 | 12.0 | 40.0 |
| FY2018 | 443 | 15 | 13 | 39 | 1.7 | 36.6 | 12.0 | 39.4 |
| FY2019 | 440 | 26 | 17 | 14 | 2.1 | 49.4 | 14.0 | 42.5 |
| FY2020 | 396 | 36 | 29 | 87 | 3.5 | 82.7 | 16.0 | 42.8 |
| FY2021 | 376 | 28 | 50 | 69 | 5.7 | 147.6 | 20.0 | 44.7 |
| FY2022 | 343 | 14 | 28 | 29 | 3.3 | 84.9 | 16.0 | 50.6 |
| FY2023 | 400 | 38 | 30 | 42 | 3.4 | 91.9 | 20.0 | 53.5 |
| FY2024 | 394 | 41 | 35 | 44 | 3.9 | 107.7 | 50.0 | 61.1 |
| FY2025 | 407 | 59 | 58 | 89 | 5.8 | 180.7 | 60.0 | 63.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
片倉工業は100年以上の歴史を持つ老舗企業であり、そのブランド認知度は一定程度存在する。しかし、特許や独占的IPに関する具体的な情報は乏しく、無形資産による明確な競争優位性は限定的と判断される。
主力製品である機能性繊維や産業資材は、顧客の仕様要求が厳格な場合がある。一度採用された製品は、品質や性能の安定性から、顧客が他社製品へ切り替える際のコストやリスクは一定程度存在する可能性がある。
同社の事業モデルは、特定のプラットフォームやサービスを介したユーザー間の相互作用を前提とするものではないため、ネットワーク効果は期待できない。
長年の経験とノウハウに基づいた生産効率の改善努力は行われていると考えられるが、競合他社と比較して構造的なコスト優位性を示す具体的な証拠は乏しい。グローバルな価格競争力は限定的。
国内の機能性繊維や産業資材分野において、一定の市場シェアを有している。しかし、グローバル市場全体で見ると、規模の経済による圧倒的な優位性を確立しているとは言い難い。業界再編の可能性も考慮。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値な機能性繊維の開発・拡販
新規事業領域への進出による成長
M&Aによる事業基盤強化
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰と円安によるコスト増
海外競合他社との価格競争激化
主力製品の陳腐化リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
片倉工業の投資が失敗するには、同社が長年培ってきたブランド力や顧客との関係性が、急速に劣化・陳腐化することが必要である。具体的には、技術革新の遅れにより、競合他社がより高性能かつ低コストな代替素材を開発・提供し、顧客が容易に乗り換えてしまう状況が考えられる。また、グローバル市場における価格競争力の低下が顕著になり、国内市場においても、よりアグレッシブな新規参入企業にシェアを奪われるシナリオも考えられる。さらに、経営陣の戦略ミスや、不採算事業からの撤退遅延などが、財務体質を悪化させ、競争優位性をさらに損なう可能性もある。
5年後のモート予測
高機能素材開発と海外展開が成功し、売上・利益ともに着実に成長。新規事業も軌道に乗り、収益基盤が強化される。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。新素材開発は進むものの、競争激化により利益率は横ばい。
原材料価格高騰や競争激化により、売上・利益ともに減少。新規事業も期待通りに進まず、財務状況が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 848億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 63.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 28.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.86倍 |
合格数:7/7 防衛的投資家候補水準