ゴールドウイン(8111)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 597 | 31 | 34 | 13 | 11.4 | 293.5 | — | 51.6 |
| FY2016 | 609 | 39 | 34 | 15 | 10.7 | 298.1 | — | 52.6 |
| FY2017 | 704 | 71 | 52 | 32 | 14.6 | 456.2 | 65.0 | 49.6 |
| FY2018 | 849 | 119 | 92 | 111 | 23.3 | 406.2 | 85.0 | 51.0 |
| FY2019 | 979 | 175 | 108 | 102 | 23.0 | 237.9 | 85.0 | 56.8 |
| FY2020 | 905 | 148 | 107 | 41 | 20.3 | 236.6 | — | 57.8 |
| FY2021 | 982 | 165 | 144 | 165 | 22.6 | 316.3 | 70.0 | 63.9 |
| FY2022 | 1,151 | 219 | 210 | 168 | 26.2 | 465.7 | 85.0 | 67.4 |
| FY2023 | 1,269 | 238 | 243 | 171 | 24.2 | 539.1 | 110.0 | 70.9 |
| FY2024 | 1,323 | 219 | 244 | 246 | 22.0 | 546.0 | 162.0 | 73.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「ザ・ノース・フェイス」や「ヘリーハンセン」といった強力なブランド力を持つ。特に「ザ・ノース・フェイス」はアウトドア市場で高い認知度と信頼性を誇り、限定品やコラボレーションが話題を呼ぶなど、単なる機能性以上の価値を顧客に提供している。このブランドロイヤリティは容易に模倣できない。
アウトドア愛好家や特定のブランドファンは、愛着のあるブランドへのスイッチングコストを感じる可能性がある。しかし、機能性や価格、デザインの好みに応じて他社製品への乗り換えも十分に考えられるため、スイッチングコストは限定的。
特定のプラットフォームやサービス利用によるネットワーク効果は、同社のビジネスモデルには見られない。
高品質な製品を提供しているが、製造コストにおいて他社に対する圧倒的な優位性を示すデータはない。SPA(製造小売業)モデルの効率化を進めている可能性はあるが、コストリーダーシップを確立しているとは言えない。
アウトドアアパレル市場において、有力なプレイヤーとして一定の規模を持つ。特に国内市場では、ブランド力と販売網を活かして、一定の市場シェアを確保している。しかし、グローバル市場ではさらに巨大な競合が存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
「ザ・ノース・フェイス」ブランドのさらなる強化とグローバル展開の加速
サステナビリティへの取り組み強化によるブランドイメージ向上と新規顧客獲得
高付加価値商品の開発と販売チャネルの多様化による収益性向上
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の新興ブランドによる市場シェアの浸食
アウトドア市場全体の成長鈍化や消費者の嗜好の変化
為替変動や原材料価格高騰による採算悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、ゴールドウインの持つ強力なブランド力が、競合他社の急速なブランド構築や、消費者の価値観の変化(例:機能性よりも価格重視、サステナビリティよりもトレンド重視へのシフト)によって、相対的に陳腐化することが必要である。また、同社が長年培ってきたサプライチェーンや品質管理の優位性が、新興企業による低コスト・高品質製品の登場によって覆されるシナリオも考えられる。さらに、主要ブランドへの過度な依存が、ブランドイメージの毀損や、特定の市場トレンドからの逸脱を招き、結果として競争優位性を失う可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用し、同社の持続的な競争優位性を損なうことが、投資の失敗につながるだろう。
5年後のモート予測
「ザ・ノース・フェイス」ブランドのグローバル展開と高付加価値戦略が奏功し、売上・利益ともに堅調に成長。新規顧客層の開拓と既存顧客のロイヤリティ維持により、市場シェアを拡大する。
アウトドア市場の成長に連動し、安定的な売上成長を維持。ブランド力と販売チャネルを活かし、一定の収益性を確保するが、競合の台頭により成長率は緩やかに推移する。
競合の攻勢や市場環境の悪化により、売上・利益ともに伸び悩む。ブランドイメージの低下やコスト増により、収益性が圧迫され、市場での存在感が低下するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 984億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 73.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 20.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 4.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.88倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準