ブルドックソース(2804)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 167 | 8 | 7 | 3 | 4.1 | 10.7 | — | 75.6 |
| FY2016 | 168 | 10 | 8 | 7 | 4.2 | 118.7 | — | 75.2 |
| FY2017 | 168 | 7 | 9 | -13 | 4.4 | 131.0 | 3.5 | 73.7 |
| FY2018 | 170 | 4 | 8 | 13 | 3.9 | 115.4 | 35.0 | 76.9 |
| FY2019 | 172 | 6 | 7 | 10 | 3.5 | 51.6 | 35.0 | 76.7 |
| FY2020 | 177 | 7 | 7 | 13 | 3.4 | 51.7 | 35.0 | 76.6 |
| FY2021 | 133 | 7 | 7 | -1 | 3.6 | 53.5 | 35.0 | 67.7 |
| FY2022 | 135 | 4 | 6 | -31 | 2.9 | 44.6 | 35.0 | 55.8 |
| FY2023 | 145 | 2 | 1 | -40 | 0.7 | 10.9 | 35.0 | 63.6 |
| FY2024 | 146 | 2 | 6 | 30 | 2.9 | 46.9 | 35.0 | 66.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
ブルドックソースは、長年にわたり培われた「ブルドック」ブランドによる高い認知度と信頼性が無形資産として機能している。特に、家庭用ソース市場における長年の実績と、独特の製法による品質へのこだわりが、消費者のロイヤルティを醸成していると考えられる。創業100年を超える歴史もブランド価値を支える。
家庭用ソース市場において、消費者は特定のブランドへの強いこだわりを持つ場合があるが、価格やプロモーションによっては競合製品への乗り換えも容易である。業務用市場では、レシピやサプライヤーとの関係性から一定のスイッチングコストが発生する可能性があるが、全体としては限定的。
ソースの消費や製造において、ネットワーク効果はほとんど見られない。ユーザーが増えることで製品の価値が向上するような構造ではない。
食料品業界全体として、原材料価格の変動や製造コストの管理は重要だが、ブルドックソースが突出したコスト優位性を持つという明確な証拠はない。規模の経済による効率化は一定程度見込まれる。
国内ソース市場において一定のシェアを持つが、業界全体が成熟しており、寡占化が進んでいるとは言えない。大手食品メーカーやPB商品との競争も激しい。
競合との比較優位
強気シナリオ
「ブルドック」ブランドの根強い人気と、家庭内でのソース消費の安定性
業務用市場における顧客基盤の維持・拡大
新製品開発や海外展開による成長機会
弱気シナリオ(モート侵食)
健康志向の高まりによるソース消費量の減少
競合他社による積極的なプロモーションや価格攻勢
原材料価格の高騰による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ブルドックソースの投資が失敗するには、まず「ブルドック」ブランドの価値が急速に失われる必要がある。これは、消費者の嗜好が劇的に変化し、健康志向や代替調味料への移行が加速した場合に起こりうる。また、長年の顧客基盤である業務用市場において、競合他社がより低価格で高品質な代替品を提供し、ブルドックソースのシェアを奪うシナリオも考えられる。さらに、原材料価格の高騰や物流コストの増加が、価格転嫁の難しい家庭用市場において収益を圧迫し続け、結果としてブランドイメージや製品開発への投資余力を奪うことも、競争優位性を損なう要因となりうる。これらの要因が複合的に作用し、ブランドロイヤルティの低下と収益性の悪化が同時に進行する場合、現在の競争優位性は失われるだろう。
5年後のモート予測
ブランド力と安定した需要を背景に、堅調な業績推移。海外展開や新商品が成長を後押しし、売上・利益ともに緩やかな成長を維持する。
国内市場の成熟と競争激化により、売上は横ばい傾向。コスト管理と効率化で利益を維持するが、大きな成長は見込めない。
健康志向や代替調味料へのシフトが進み、ソース需要が減少。価格競争も激化し、収益性が悪化。ブランドイメージも低下するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 240億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -4.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 38.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.11倍 |
合格数:2/7 部分的合格