なとり(2922)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 434 | 20 | 13 | -23 | 7.3 | 106.8 | — | 50.8 |
| FY2017 | 455 | 13 | 8 | 11 | 4.2 | 65.0 | 18.0 | 49.5 |
| FY2018 | 464 | 16 | 11 | 16 | 5.3 | 84.6 | 20.0 | 50.4 |
| FY2019 | 480 | 16 | 11 | 5 | 5.3 | 87.9 | 20.0 | 54.1 |
| FY2020 | 490 | 23 | 17 | 29 | 7.8 | 138.0 | 20.0 | 56.9 |
| FY2021 | 451 | 23 | 16 | 15 | 6.7 | 123.8 | 22.0 | 56.6 |
| FY2022 | 451 | 6 | 4 | -20 | 1.7 | 32.4 | 22.0 | 58.9 |
| FY2023 | 476 | 21 | 14 | 56 | 5.6 | 111.3 | 22.0 | 57.7 |
| FY2024 | 489 | 20 | 14 | 4 | 5.2 | — | 23.0 | — |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 24.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「おつまみ」市場における長年のブランド認知度と、長年にわたり培ってきた「なとり」ブランドへの信頼感は、新規参入障壁となる。特に、長年愛されるロングセラー商品(例:チータラ)は、消費者の購買行動に影響を与える無形資産と言える。
おつまみ市場において、消費者は価格や気分、セール品などにより比較的容易にブランドを乗り換える傾向がある。特定のブランドへの強いこだわりを持つ消費者は限定的であり、スイッチング・コストは低いと考えられる。
なとりの事業モデルには、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるようなネットワーク効果は存在しない。
長年の事業運営で培われた調達力や製造ノウハウにより、一定のコスト競争力は有していると考えられる。しかし、原材料価格の変動や競合他社との価格競争により、絶対的なコスト優位を確立しているとは言い難い。
国内のおつまみ市場において、一定のシェアを確保しており、規模の経済による効率的な生産・販売体制を構築している。しかし、市場全体が成熟しており、さらなる規模の拡大による圧倒的な優位性の確立は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
「おつまみ」市場におけるブランド力の維持・向上
高付加価値商品の開発・投入による収益性改善
健康志向ニーズへの対応商品開発による新規顧客層の獲得
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰による収益性の悪化
競合他社による低価格攻勢や新商品投入によるシェア低下
消費者の嗜好の変化への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
なとりの投資が失敗するには、まず「なとり」ブランドが消費者の間で陳腐化し、新規参入企業や既存競合による低価格・高付加価値商品の攻勢に対して、長年培ってきたブランドロイヤリティが急速に失われる必要がある。具体的には、主要商品のリニューアル失敗や、消費者の健康志向・簡便化ニーズへの対応遅れが顕著になり、代替品の選択肢が増えることで、価格弾力性が高まり、スイッチング・コストの低さが露呈する。さらに、原材料調達におけるコスト優位性も、グローバルな調達網を持つ競合や、規模の経済をさらに追求するプレイヤーに劣後し、価格競争力を失うシナリオが考えられる。最終的には、長年のノウハウが活かせないような食品加工技術の革新や、流通チャネルの変化に対応できず、市場での存在感を急速に低下させる。
5年後のモート予測
ブランド力と商品開発力を活かし、高付加価値商品で市場シェアを拡大。健康志向ニーズにも対応し、安定的な成長を続ける。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。原材料価格の変動や競争環境の変化に一定程度対応していく。
原材料価格の高騰や競争激化により、収益性が悪化。ブランド力も低下し、市場シェアを失うリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 239億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 57.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -6.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 17.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.95倍 |
合格数:3/7 部分的合格