エバラ食品工業(2819)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 507 | 18 | 10 | 6 | 4.8 | 99.0 | — | 61.9 |
| FY2016 | 514 | 19 | 12 | 8 | 5.2 | 113.4 | — | 64.1 |
| FY2017 | 504 | 15 | 12 | -19 | 5.0 | 112.9 | 28.0 | 66.1 |
| FY2018 | 513 | 24 | 16 | 33 | 6.7 | 158.4 | 29.0 | 64.5 |
| FY2019 | 512 | 23 | 15 | 19 | 5.8 | 142.3 | 35.0 | 67.9 |
| FY2020 | 513 | 36 | 25 | 39 | 9.3 | 247.4 | 36.0 | 67.1 |
| FY2021 | 433 | 33 | 27 | 19 | 9.3 | 272.2 | 42.0 | 70.4 |
| FY2022 | 434 | 30 | 22 | 15 | 7.0 | 221.7 | 40.0 | 71.7 |
| FY2023 | 452 | 24 | 18 | -29 | 5.5 | 183.6 | 40.0 | 68.4 |
| FY2024 | 480 | 20 | 14 | 12 | 4.1 | 143.3 | 40.0 | 72.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「焼肉のたれ」や「黄金の味」といったロングセラーブランドは、長年の愛着と信頼を築き上げており、強力なブランドロイヤルティを生み出している。特に「焼肉のたれ」は、家庭用焼肉市場において高い認知度とシェアを誇る。
家庭用調味料は、価格や特売の影響を受けやすく、消費者の乗り換えハードルは比較的低い。しかし、長年の使用による習慣や味の好みが固定化している層も存在し、一定のスイッチング・コストは存在する。
調味料事業において、ユーザー数の増加が直接的に製品価値を高めるネットワーク効果は限定的である。
食品業界全体として、原材料価格の変動や効率的な生産体制の構築がコスト競争力に影響する。エバラ食品工業は一定の生産効率を持つが、他社との圧倒的なコスト優位性は見られない。
家庭用調味料市場において一定のシェアを持つが、業界全体が多数のプレイヤーで構成されており、寡占化が進んでいるとは言えない。規模の経済による優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
「黄金の味」ブランドのさらなる浸透と新製品開発による売上拡大
健康志向や簡便性ニーズに対応した商品ラインナップの強化
海外市場でのブランド認知度向上と販売チャネル拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や新興ブランドの台頭
原材料価格の高騰による収益性の悪化
消費者の嗜好の変化への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
エバラ食品工業の投資が失敗するには、まず「黄金の味」をはじめとする主力ブランドの価値が、消費者の間で急速に失われる必要がある。これは、競合他社がより革新的な製品を投入するか、あるいは消費者の食のトレンドが劇的に変化し、現在の主力製品が時代遅れとなる場合に起こりうる。また、ブランドイメージを損なうような不祥事の発生や、サプライチェーンの混乱による供給能力の著しい低下も、競争優位性を失わせる要因となりうる。さらに、長年培ってきた販売チャネルや流通網が、デジタル化の波に乗り遅れたり、主要取引先との関係が悪化したりすることも、競争力の低下に繋がるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は崩壊する可能性がある。
5年後のモート予測
主力ブランドの強さを活かし、健康志向や海外展開を推進することで、安定的な成長を続ける。売上高は年率3-5%で増加し、利益率も維持される。
既存事業の安定性を維持しつつ、新製品投入やコスト効率化により、緩やかな成長を見込む。売上高は年率1-3%で増加し、利益率は微増。
競合激化や原材料高騰の影響を受け、成長が鈍化。売上高は横ばいか微減となり、利益率は低下するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 246億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 72.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -19.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 17.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.72倍 |
合格数:4/7 部分的合格