柿安本店(2294)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 435 | 22 | 13 | 13 | 9.4 | 116.2 | — | 74.5 |
| FY2017 | 440 | 26 | 17 | 19 | 11.9 | 157.1 | 45.0 | 74.2 |
| FY2018 | 443 | 23 | 16 | 7 | 11.2 | 155.7 | 55.0 | 76.7 |
| FY2019 | 439 | 24 | 15 | 16 | 9.8 | 143.4 | 65.0 | 76.2 |
| FY2020 | 373 | 13 | 3 | 7 | 1.8 | 25.2 | 75.0 | 78.7 |
| FY2021 | 380 | 28 | 17 | 33 | 10.8 | 162.8 | 75.0 | 79.2 |
| FY2022 | — | — | — | — | — | — | 100.0 | — |
| FY2023 | 439 | 35 | 22 | 18 | 13.0 | 210.6 | 85.0 | 78.3 |
| FY2024 | 371 | 22 | 14 | 3 | 7.9 | 133.7 | 85.0 | 81.4 |
| FY2025 | 361 | 15 | 7 | -12 | 4.7 | 71.5 | 85.0 | 78.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
柿安は「柿安ダイニング」「柿安精肉店」などのブランドを持ち、特に精肉店は長年の歴史と信頼を築いている。しかし、特定の特許や独占的IPによる強力な保護は限定的であり、ブランド力は主に品質と伝統に依存している。
食料品、特に惣菜や弁当の購入において、顧客が特定の店舗に強く固定されるほどのスイッチングコストは低い。リピート購入は品質や利便性に依存するが、競合他社への乗り換えは容易である。
柿安のビジネスモデルには、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果は存在しない。
大量仕入れによるコスト削減の可能性はあるが、食料品業界全体で競争が激しく、構造的なコスト優位を確立しているとは言えない。品質維持のためのコストも考慮される。
全国に店舗を展開し、一定の規模を持つが、食料品・外食業界全体で見ると、寡占化が進んだ効率規模の優位性を持つ少数プレイヤーとは言えない。規模の経済は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
「柿安ダイニング」ブランドのさらなる強化と店舗網拡大
高付加価値商品の開発による単価向上と利益率改善
インバウンド需要の回復による観光地での売上増加
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の低価格戦略による顧客奪取
原材料価格の高騰による利益率圧迫
食の安全・安心に対する懸念の高まりによるブランドイメージ低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
柿安本店が投資として失敗するには、同社が長年培ってきたブランドイメージが、食の安全に対する消費者の不安の高まりや、競合他社の積極的なプロモーションによって急速に失われる必要がある。また、主要な仕入れ先との関係が悪化し、原材料コストを吸収できないほど価格転嫁が困難になる状況も考えられる。さらに、デフレ基調の継続により、高付加価値戦略が消費者に受け入れられず、価格競争に巻き込まれてしまうシナリオも、同社の優位性を損なう要因となりうる。
5年後のモート予測
ブランド力と高付加価値戦略を活かし、既存店売上増と新規出店による堅調な成長。利益率も改善傾向。
緩やかな売上成長と、コスト増による利益率の微減。ブランド力維持に注力。
競争激化とコスト高により、売上・利益ともに低迷。ブランドイメージも低下。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 253億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 78.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 36.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.64倍 |
合格数:2/7 部分的合格