2802

味の素(2802)に経済的な堀はあるか

食料品 食品

株価

現在株価
5,336
2026-09-01
時価総額
51,287 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 10,914 853 526 -337 7.5 92.0 46.6
FY2017 11,502 607 276 8.4 106.8 30.0 45.0
FY2018 11,275 531 297 503 4.3 53.6 32.0 43.8
FY2019 11,000 488 188 482 3.2 34.4 32.0 39.8
FY2020 10,715 1,011 594 994 8.9 108.4 32.0 43.3
FY2021 11,494 1,246 757 840 10.2 139.4 42.0 47.1
FY2022 13,591 1,489 941 876 11.4 176.0 52.0 50.8
FY2023 14,392 1,467 871 356 9.9 167.4 68.0 45.9
FY2024 15,306 1,140 703 1,325 8.6 69.8 74.0 43.4
FY2025 15,837 1,994 1,347 1,551 16.0 138.4 80.0 42.5

バフェット流モート診断

無形資産
●●●●○
4/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:12/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産4/5

味の素は「アミノサイエンス®」を核とした独自のうま味・アミノ酸技術を長年培ってきた。これは食品分野だけでなく、医薬・健康分野にも応用され、高いブランド力と特許網を形成している。特にうま味調味料「味の素」は世界的な認知度を誇る。

スイッチングコスト3/5

家庭用調味料においては、長年の使用習慣や味の好みから、他社製品への切り替えには一定の心理的・味覚的ハードルが存在する。業務用においては、味の素の持つ独自の配合技術や品質安定性が、顧客のレシピや製造プロセスに組み込まれている場合、切り替えコストは高くなる。

ネットワーク効果0/5

味の素の主要事業である食品やアミノ酸事業には、直接的なネットワーク効果はほとんど見られない。製品の利用者が増えることで、その製品自体の価値が向上するような構造ではない。

コスト優位2/5

アミノ酸製造における発酵技術やスケールメリットによるコスト競争力はある程度有している。しかし、原料価格の変動や、競合他社も一定の技術力を持つため、圧倒的なコスト優位とまでは言えない。

規模の経済3/5

グローバルな食品・調味料市場において、味の素は主要プレイヤーの一つであり、生産・販売網の規模は大きい。特にアミノ酸関連事業では、世界有数の生産能力を持つ。

競合との比較優位

強気シナリオ

アミノ酸技術のヘルスケア・医薬分野への更なる展開と収益化

新興国市場における高付加価値食品・調味料の浸透拡大

サステナビリティへの貢献を通じたブランドイメージ向上と新規顧客獲得

弱気シナリオ(モート侵食)

主要原料価格の高騰による収益圧迫

健康志向の高まりによる調味料離れや代替食品の台頭

新興国市場におけるローカル企業との競争激化

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

味の素の投資が失敗するには、その核となるアミノ酸技術の優位性が、競合他社のキャッチアップや代替技術の登場によって陳腐化することが必要である。特に、健康志向の高まりが、うま味調味料の需要を直接的に減少させ、代替となる自然素材や健康食品へのシフトが加速した場合、既存のブランド力やスイッチングコストも意味をなさなくなる。また、グローバルなサプライチェーンの混乱や、主要な生産拠点での技術流出・模倣が頻発し、コスト優位性や品質の安定性が失われるシナリオも考えられる。さらに、食の安全や健康に関する規制が、味の素の製品群に不利な形で変更されることも、事業基盤を揺るがす要因となりうる。

5年後のモート予測

強気

アミノ酸技術の応用範囲拡大とグローバル展開の加速により、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。特にヘルスケア分野での貢献が顕著になる。

中立

既存事業の安定的な成長に加え、新興国市場でのシェア拡大が見込まれる。ただし、原料価格の変動や競争激化の影響も受ける。

弱気

健康志向や代替食品の台頭により、調味料事業の成長が鈍化。新興国での競争激化も重なり、収益性が悪化するリスクがある。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 51,287億
2. 健全な財務 自己資本比率 42.5%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 10年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -7.7%
6. 適度なPER PER 38.1倍
7. 適度なPBR PBR 6.55倍

合格数:4/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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