2914

日本たばこ産業(2914)に経済的な堀はあるか

食料品 食品

株価

現在株価
7,050
2026-09-01
時価総額
111,867 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 21,433 5,933 4,217 -3,110 16.7 235.5 130.0 51.8
FY2017 21,397 5,611 3,924 666 13.8 219.1 140.0 52.9
FY2018 22,160 5,650 3,857 781 14.3 215.3 150.0 48.2
FY2019 21,756 5,024 3,482 4,168 12.7 196.0 154.0 48.0
FY2020 20,926 4,691 3,103 5,252 11.9 174.9 154.0 46.9
FY2021 23,248 4,990 3,385 5,014 11.7 190.8 140.0 48.7
FY2022 26,578 6,536 4,427 3,820 12.2 249.5 188.0 54.1
FY2023 28,411 6,724 4,823 4,409 12.3 271.7 194.0 52.6
FY2024 31,498 3,235 1,792 1,902 4.7 101.0 194.0 45.0
FY2025 34,677 8,670 5,102 2,491 12.4 287.4 234.0 48.5

バフェット流モート診断

無形資産
●●●●○
4/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●●○
4/5

総合スコア:13/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産4/5

JTは強力なブランド力を持つ「メビウス」「セブンスター」等の紙巻たばこ事業に加え、加熱式たばこ「Ploom」シリーズを展開。特に紙巻たばこは長年の歴史と高い認知度を誇り、ブランドロイヤリティが高い。また、たばこ事業は法規制による参入障壁が高く、既存企業にとって有利な環境。

スイッチングコスト3/5

喫煙者は特定の銘柄やブランドに愛着を持つ傾向があり、他銘柄への乗り換えには心理的・習慣的な抵抗感が存在する。特にJTの主力ブランドは長年の顧客基盤を持っており、一定のスイッチング・コストが働く。しかし、加熱式たばこへの移行や健康志向の高まりによる禁煙は乗り換えを促進する可能性もある。

ネットワーク効果0/5

たばこ事業において、ユーザーが増えることで製品やサービスの価値が直接的に向上するネットワーク効果は基本的に見られない。

コスト優位2/5

JTは長年の事業運営で培われた調達・製造・販売における効率化を進めていると考えられる。しかし、原料価格の変動や、たばこ税率の変更がコスト構造に影響を与える可能性があり、絶対的なコスト優位性を築くのは難しい。

規模の経済4/5

JTは日本国内において、たばこ事業で圧倒的なシェアを誇る。この規模の経済により、研究開発、製造、流通、マーケティングにおいて効率的な運営が可能となっている。また、海外事業も展開しており、グローバルな規模の経済も一部享受している。

競合との比較優位

強気シナリオ

加熱式たばこ市場でのシェア拡大と収益性の向上

海外たばこ事業におけるM&Aやオーガニック成長による事業拡大

紙巻たばこ事業におけるブランド力維持と安定的なキャッシュフロー創出

弱気シナリオ(モート侵食)

健康志向の高まりや規制強化による国内紙巻たばこ需要の急減

加熱式たばこ市場における競合激化と技術革新への対応遅れ

海外事業における政治リスクや為替変動の影響

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

JTの投資が失敗するには、まず国内の健康増進政策が喫煙率を劇的に低下させ、JTの主力である紙巻たばこ事業の収益基盤を根底から覆す必要がある。さらに、加熱式たばこ市場においても、競合他社がより革新的な製品やビジネスモデルを導入し、JTがその変化に対応できずに市場シェアを急速に失うシナリオが考えられる。加えて、海外事業においても、主要市場での規制強化や地政学リスクの高まりが事業継続を困難にするような事態が発生すれば、JTの競争優位性は大きく損なわれるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、JTの長期的な成長性は失われ、投資としての魅力は大きく低下する。

5年後のモート予測

強気

加熱式たばこ事業の成長と海外事業の拡大により、売上高・利益ともに緩やかな成長を続ける。株主還元も安定的に維持される。

中立

国内紙巻たばこ事業は縮小するものの、加熱式たばこや海外事業でカバーし、全体としては横ばい圏内の業績推移となる。

弱気

国内市場の急激な縮小と加熱式たばこ市場での競争力低下により、業績が悪化。株主還元も抑制される可能性がある。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 111,867億
2. 健全な財務 自己資本比率 48.5%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 11年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 4.8%
6. 適度なPER PER 21.9倍
7. 適度なPBR PBR 2.74倍

合格数:5/7 防衛的投資家候補水準

直近の適時開示

同業他社

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