サントリービバレッジ&フード(2587)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 14,108 | 935 | 461 | 1,040 | 7.6 | 149.1 | 73.0 | 40.4 |
| FY2017 | 12,340 | 1,180 | 781 | 966 | 10.5 | 252.8 | 75.0 | 45.4 |
| FY2018 | 12,943 | 1,136 | 800 | 878 | 10.0 | 259.0 | 78.0 | 46.4 |
| FY2019 | 12,994 | 1,139 | 689 | 1,112 | 8.2 | 222.9 | 78.0 | 48.3 |
| FY2020 | 11,781 | 962 | 522 | 728 | 6.1 | 169.0 | 78.0 | 49.7 |
| FY2021 | 12,689 | 1,186 | 687 | 1,013 | 7.3 | 222.3 | 78.0 | 51.3 |
| FY2022 | 14,504 | 1,397 | 823 | 1,081 | 7.8 | 266.4 | 80.0 | 54.1 |
| FY2023 | 15,917 | 1,417 | 827 | 805 | 7.0 | 267.8 | 80.0 | 56.9 |
| FY2024 | 16,968 | 1,602 | 935 | 924 | 7.1 | 302.6 | 120.0 | 58.8 |
| FY2025 | 17,154 | 1,487 | 887 | 705 | 6.2 | 287.1 | 120.0 | 59.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
サントリーブランドは長年にわたり、高品質で信頼性の高い飲料ブランドとしての地位を確立している。「伊右衛門」「クラフトボス」などの主力商品は、消費者の間で高い認知度と愛着を獲得しており、これが無形資産として競争優位の源泉となっている。
飲料市場において、特定のブランドへのロイヤリティは存在するものの、消費者は価格やプロモーション、新商品によって比較的容易にブランドを乗り換える傾向がある。特に機能性飲料以外では、スイッチングコストは限定的と言える。
飲料の消費は基本的に個人で行われるため、ユーザーが増えることでサービスの価値が増すといったネットワーク効果は発生しない。
大手飲料メーカーとして一定の規模の経済は享受しているが、原材料調達や製造プロセスにおいて、競合他社との顕著なコスト優位性を示す具体的な情報は少ない。効率化努力は継続していると考えられる。
サントリーグループ全体としての広範な販売網、物流網、および生産能力は、国内飲料市場において強力な規模の経済を形成している。これにより、効率的な商品供給と市場へのリーチが可能となっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
「クラフトボス」シリーズの継続的な成長と新商品の成功
健康志向の高まりに対応した新カテゴリー商品の開発・普及
サントリーブランド全体の強さを活かしたクロスセル・アップセル戦略の推進
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の積極的な価格攻勢や新商品投入によるシェア低下
原材料価格の高騰や円安による収益性の悪化
消費者の嗜好の変化への対応遅れや健康リスクへの懸念増大
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、サントリーブランドの持つ長年の信頼と品質イメージが、消費者の間で急速に失われる必要がある。具体的には、主力商品における深刻な品質問題の発生、あるいは健康被害に関する報道が相次ぎ、ブランドへの信頼が根底から揺らぐ事態が考えられる。また、競合他社が、サントリーが築き上げてきたブランドロイヤリティを凌駕するほどの革新的な商品や、圧倒的な低価格戦略を長期間にわたって展開し、消費者の購買行動を根本的に変容させるシナリオも考えられる。さらに、サントリーグループ全体の経営戦略の誤りが、ビバレッジ&フード事業の競争力を著しく低下させる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
主力ブランドの強さと新商品開発力により、安定的な売上成長と収益性維持。健康志向トレンドを捉え、新たな成長ドライバーを獲得する。
既存ブランドのシェア維持に注力しつつ、緩やかな成長を目指す。原材料価格や競争環境の変動に影響を受けやすい。
競争激化や消費者の嗜好変化により、主力ブランドの成長が鈍化。収益性が悪化し、市場シェアを徐々に失っていく。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 12,966億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 59.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 2.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.99倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準