湖池屋(2226)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 324 | 4 | 3 | 22 | 2.2 | 49.5 | 47.5 | 59.6 |
| FY2017 | 303 | 3 | 3 | -5 | 2.5 | 56.3 | 47.5 | 61.9 |
| FY2018 | 322 | 3 | 1 | 24 | 1.1 | 25.8 | 47.5 | 52.3 |
| FY2019 | 340 | 7 | 4 | 2 | 3.0 | 69.0 | 40.0 | 54.1 |
| FY2020 | 377 | 10 | 6 | -11 | 5.1 | 120.7 | 45.0 | 54.9 |
| FY2021 | 304 | 11 | 8 | -4 | 5.3 | 142.2 | 60.0 | 51.8 |
| FY2022 | 446 | 18 | 12 | 19 | 7.7 | 218.4 | 45.0 | 50.9 |
| FY2023 | 548 | 36 | 22 | 32 | 12.7 | 207.0 | 65.0 | 47.0 |
| FY2024 | 594 | 40 | 26 | -69 | 13.3 | 242.8 | 100.0 | 48.8 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 55.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
湖池屋は「カラムーチョ」「すっぱムーチョ」などのロングセラーブランドを持つ。長年のCM展開やキャラクターによる認知度向上は一定の無形資産を形成しているが、競合他社も類似商品を展開しており、ブランドロイヤリティが極めて高いとは言えない。
スナック菓子は嗜好品であり、消費者の乗り換えコストは非常に低い。特定のブランドへの強いこだわりを持つ層は限定的であり、新商品やセール品に容易に乗り換える傾向がある。
スナック菓子事業において、ユーザーが増えることでサービスの価値が増すようなネットワーク効果は発生しない。
食料品業界全体として原材料費や製造コストの変動リスクがある。湖池屋が他社と比較して構造的に大幅なコスト優位性を持つという明確な証拠はない。規模の経済による効率化は一定程度見られる可能性がある。
国内スナック菓子市場において一定のシェアを持つが、カルビーや湖池屋といった大手企業が市場を牽引しており、寡占度はそれほど高くない。業界規模に対して最適な少数寡占とは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
「カラムーチョ」等の主力ブランドの根強い人気と、新フレーバー開発による新規顧客獲得
健康志向スナックや高付加価値商品の開発・販売による収益性向上
海外市場への積極的な展開による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰や円安によるコスト増加が収益を圧迫
競合他社の新商品攻勢や価格競争による市場シェアの低下
消費者の健康志向の高まりによるスナック菓子市場全体の縮小
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、湖池屋が長年培ってきたブランドイメージが急速に陳腐化し、消費者の嗜好の変化に対応できなくなる必要がある。具体的には、競合他社がより革新的で健康的な代替品を次々と投入し、消費者がそれらに魅力を感じて離れていくシナリオだ。また、原材料調達や製造プロセスにおけるコスト競争力を失い、価格転嫁もできない状況に陥れば、収益性が悪化し、株価は低迷するだろう。さらに、海外展開が想定通りに進まず、国内市場の成熟と競争激化の中で成長機会を失うことも、投資の失敗につながる要因となる。
5年後のモート予測
主力ブランドの強さと新商品開発力が奏功し、国内市場での地位を維持・強化。健康志向商品や海外展開も進み、安定的な成長を遂げる。
既存ブランドの安定した収益基盤を維持しつつ、市場環境の変化に対応。緩やかな成長に留まるが、大きな落ち込みはない。
原材料高や競争激化により収益性が悪化。ブランド力も低下し、市場シェアを失う。成長戦略の実行に失敗し、業績は低迷する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 498億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 48.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 19.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 19.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.61倍 |
合格数:3/7 部分的合格