フィード・ワン(2060)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 2,289 | 35 | 23 | 40 | 8.5 | 11.7 | — | 32.6 |
| FY2016 | 2,079 | 48 | 39 | 109 | 12.7 | 20.0 | — | 38.3 |
| FY2017 | 2,076 | 37 | 30 | 17 | 8.9 | 15.1 | 4.5 | 37.7 |
| FY2018 | 2,129 | 41 | 47 | 47 | 12.8 | 23.7 | 4.5 | 40.5 |
| FY2019 | 2,151 | 54 | 38 | -63 | 9.9 | 19.5 | 4.5 | 42.3 |
| FY2020 | 2,141 | 57 | 44 | 17 | 10.4 | 112.8 | 5.0 | 42.6 |
| FY2021 | 2,432 | 43 | 37 | 18 | 8.2 | 94.7 | — | 40.8 |
| FY2022 | 3,079 | 14 | 10 | -90 | 2.3 | 27.0 | 25.0 | 35.0 |
| FY2023 | 3,139 | 77 | 51 | 90 | 10.0 | 133.0 | 25.0 | 38.4 |
| FY2024 | 2,960 | 63 | 54 | 55 | 9.7 | 140.8 | 27.0 | 44.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
フィード・ワンは飼料メーカーであり、特定のブランドロイヤルティや特許による強力な無形資産は限定的。ただし、長年の事業継続で培われた信頼やノウハウは一定の価値を持つ可能性がある。
畜産農家にとって、飼料メーカーの切り替えは、飼料の品質、供給安定性、価格、そして長年の取引関係などが影響するため、一定のスイッチングコストが存在する。しかし、代替飼料や競合他社も存在するため、切り替えが不可能ではない。
飼料メーカーとしてのネットワークは、サプライヤーや販売網との関係性が中心であり、プラットフォーム型のような強力なネットワーク効果は期待しにくい。ただし、地域密着型の販売網は一定の強みとなりうる。
飼料製造における規模の経済や、原材料の調達力、物流効率などがコスト優位性に寄与する可能性がある。しかし、原材料価格の変動リスクは大きく、常にコスト競争力維持が求められる。
フィード・ワンは日本国内で一定のシェアを持つ飼料メーカーであり、生産量や販売網における規模の経済が働く。これにより、中小規模の競合他社に対してコスト面で優位に立てる可能性がある。
競合との比較優位
日本農産工業も同様に飼料事業を展開しており、規模の経済や調達力で競合する。フィード・ワンは、より特定の畜種や地域に特化した戦略で差別化を図る必要があるかもしれない。
日清丸紅飼料は、大手総合商社系の強みを活かしたグローバルな調達力や、研究開発力で優位性を持つ可能性がある。フィード・ワンは、国内市場でのきめ細やかな対応や、既存顧客との関係性を重視した戦略が求められる。
強気シナリオ
飼料需要の安定的な増加と、規模の経済によるコスト競争力の維持・強化。
原材料調達力の向上や、高付加価値飼料の開発による収益性改善。
M&A等による事業規模拡大と、国内飼料市場での地位確立。
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰が継続し、収益性を圧迫。
競合他社との価格競争激化や、新規参入による市場シェアの低下。
家畜伝染病の発生や、食肉需要の構造的変化による飼料需要の減少。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
飼料価格の急激な高騰、主要顧客である畜産農家の経営悪化、または家畜伝染病の蔓延による需要の壊滅的な減少。これらが複合的に発生し、事業継続が困難になるシナリオ。
5年後のモート予測
安定した飼料需要と、規模の経済・効率化による収益性改善が継続。M&A等で事業規模を拡大し、国内市場でのシェアをさらに伸ばすことで、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。
緩やかな飼料需要の増加と、原材料価格の変動に左右されながらも、一定のコスト競争力を維持。収益性は安定するものの、大きな成長は見込めず、現状維持に近い成長となる。
原材料価格の高騰や、畜産市場の構造的変化により、飼料需要が低迷。価格競争も激化し、収益性が悪化。事業再編やリストラを余儀なくされる可能性も否定できない。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 479億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 46.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 11年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 9年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 83.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 7.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.78倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準