新日本建設(1879)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 781 | 118 | 75 | 165 | 20.7 | 128.4 | — | 41.6 |
| FY2016 | 869 | 123 | 127 | 114 | 26.8 | 217.2 | — | 50.7 |
| FY2017 | 953 | 137 | 89 | 109 | 16.2 | 152.8 | 16.0 | 54.5 |
| FY2018 | 1,033 | 147 | 101 | 140 | 15.8 | 172.2 | 18.0 | 60.5 |
| FY2019 | 1,125 | 145 | 105 | 75 | 14.4 | 180.3 | 19.0 | 62.6 |
| FY2020 | 1,018 | 139 | 96 | 66 | 11.8 | 164.7 | 19.0 | 64.7 |
| FY2021 | 1,071 | 155 | 108 | 36 | 11.8 | 184.7 | 19.0 | 65.4 |
| FY2022 | 1,137 | 172 | 120 | 107 | 11.7 | 205.5 | 21.0 | 65.6 |
| FY2023 | 1,335 | 176 | 123 | 115 | 10.9 | 210.1 | 27.0 | 67.3 |
| FY2024 | 1,317 | 183 | 128 | -318 | 10.5 | 219.1 | 53.0 | 70.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ブランド力や特許などの無形資産は限定的。建設業という性質上、独自の技術やノウハウは存在するが、それが明確な競争優位性として認識されているかは不明。
顧客(施主)にとって、建設業者の乗り換えにはコストとリスクが伴う。特に、長期的なプロジェクトや特殊な建築物では、過去の実績や信頼性が重視され、乗り換え障壁となる可能性がある。
建設業におけるネットワーク効果は限定的。協力会社やサプライヤーとの関係は重要だが、それが直接的な顧客獲得や価格決定力に結びつくネットワーク効果とは言えない。
規模の経済によるコスト優位性は限定的。建設プロジェクトごとに仕様や規模が異なり、標準化された大量生産によるコスト削減効果は薄い。ただし、長年の経験による効率的な施工ノウハウは存在する。
売上高1300億円超、営業利益180億円超と、中堅以上の規模を持つ。一定の規模を持つことで、資材調達や資金調達において有利になる可能性がある。ただし、大手ゼネコンと比較すると規模の経済は限定的。
競合との比較優位
戸田建設は売上高・利益規模で新日本建設を上回り、技術力やブランド力で優位性を持つ。新日本建設は、特定の地域や顧客層に強みを持つ可能性があるが、全体的な競争力では戸田建設が優位。
強気シナリオ
インフラ老朽化対策や都市再開発需要の継続による安定的な受注
M&Aや事業提携による事業規模の拡大と収益性の向上
建設DXの推進による生産性向上とコスト削減
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇による収益性の悪化
景気後退による建設投資の低迷
大規模な不祥事や事故による信用失墜
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設需要の急激な悪化、主要顧客の経営破綻、大規模な訴訟リスクの発生、または建設資材・労務費の高騰が継続し、収益性が著しく悪化する場合。特に、価格転嫁が困難な状況が続けば、競争優位性が失われる。
5年後のモート予測
インフラ投資の拡大や都市開発プロジェクトの推進により、売上・利益ともに年平均5%以上の成長が見込まれる。ROEも12%以上を維持し、株主還元も強化される。
現状の事業基盤を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。売上・利益は年平均2-3%程度の成長にとどまるが、安定した配当を継続。ROEは10%前後で推移する。
建設市場の低迷や資材価格の高騰により、売上・利益ともに伸び悩む。ROEは8%を下回り、株主還元が抑制される可能性。事業再編のリスクも高まる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,319億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 70.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 5.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.08倍 |
合格数:7/7 防衛的投資家候補水準