イチケン(1847)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 718 | 39 | 23 | 7 | 20.9 | 63.9 | — | 28.5 |
| FY2016 | 815 | 44 | 30 | 16 | 22.0 | 84.1 | — | 28.1 |
| FY2017 | 820 | 49 | 36 | 129 | 20.6 | 490.7 | 9.0 | 31.5 |
| FY2018 | 938 | 46 | 32 | -92 | 16.0 | 435.8 | 80.0 | 33.7 |
| FY2019 | 865 | 44 | 29 | -18 | 13.3 | 402.1 | 80.0 | 41.5 |
| FY2020 | 886 | 48 | 32 | 5 | 12.8 | 435.9 | 90.0 | 45.5 |
| FY2021 | 838 | 47 | 30 | 6 | 11.1 | 411.4 | 90.0 | 46.5 |
| FY2022 | 881 | 27 | 17 | 12 | 6.2 | 235.4 | 100.0 | 49.4 |
| FY2023 | 964 | 41 | 29 | 23 | 9.8 | 404.8 | 100.0 | 47.0 |
| FY2024 | 990 | 69 | 47 | 68 | 13.8 | 647.2 | 110.0 | 50.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
イチケンは建設業であり、特定のブランド力や特許による無形資産は限定的。長年の実績と信頼は存在するが、直接的な無形資産としてのスコアは低い。
建設プロジェクトにおいては、一度選定されたゼネコンを変更することは、コスト、スケジュール、品質リスクの観点から非常に困難。顧客は既存の信頼関係や実績を重視する傾向がある。
建設業では、元請け・下請けといったサプライヤーネットワークや、建設業者間の協力関係は存在するが、プラットフォーム型のようなネットワーク効果は期待できない。
建設業は規模の経済や効率化によるコスト優位性は存在するが、資材価格の変動や人件費の高騰など、コストを完全にコントロールすることは難しい。
イチケンは中堅ゼネコンとして一定の規模を有しており、大規模プロジェクトの受注能力や、資材調達における交渉力で優位性を持つ。売上高も安定的に推移している。
競合との比較優位
戸田建設はイチケンより規模が大きく、技術力や財務基盤もより強固。特に免震・制震技術や環境技術に強みを持つ。イチケンは戸田建設と比較して、特定のニッチ分野や地域での強みを発揮する必要がある。
強気シナリオ
インフラ投資の拡大による受注増加
M&Aによる事業規模の拡大
再生可能エネルギー関連の建設需要の取り込み
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰による採算悪化
大規模な不祥事による信用失墜
景気後退による建設投資の抑制
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設需要の低迷、資材価格の高騰、大規模なプロジェクト遅延や品質問題による損失発生、競合他社による価格攻勢で、収益性が著しく悪化し、財務基盤が弱体化する。
5年後のモート予測
インフラ投資の継続や民間設備投資の回復により、売上高は年率5%程度で成長。ROEは15%前後を維持し、配当性向も安定的に推移する。
インフラ投資は堅調に推移するものの、資材価格の高騰や人件費の上昇により、利益率は微増に留まる。売上高は年率3%程度の成長を見込み、ROEは10-12%程度で推移する。
景気後退や建設業界の競争激化により、受注が伸び悩み、採算が悪化。売上高は横ばいか微減となり、ROEは8%を下回る水準に低下する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 185億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 50.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 16.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 3.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.54倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準