1847

イチケン(1847)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

建設業 建設・資材

事業の概要

  • 主力事業
    建設事業が売上の大半を占める
  • 事業構成
    建設事業と不動産事業の2つが主な収益源
  • 子会社
    連結子会社1社と非連結子会社1社でグループを構成
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 建設事業
    売上987.3億円、営業利益87.48億円でグループの主力
  • 不動産事業
    売上2.69億円、営業利益0.98億円で建設事業を補完
  • 事業構成
    建設事業が圧倒的な稼ぎ頭であり、不動産事業は小規模
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
CNS 事業 987 87 8.9%
CTE 事業 3 1 36.4%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|387 文字
3【事業の内容】当社グループは、当社、連結子会社(片岡工業株式会社)1社及び非連結子会社(ICHIKEN VIETNAM CONSTRUCTION CO.,LTD.)1社により構成されており、建築・土木・舗装・内装仕上工事等の建設事業及び不動産事業を主な事業の内容としております。また、関連当事者である㈱マルハンはその他の関係会社であります。当社グループの事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。建設事業   当社及び子会社は総合建設業を営んでおります。不動産事業  当社は不動産売買・賃貸事業等を営んでおります。 事業の系統図は次のとおりであります。※非連結子会社1社につきましては、重要性が乏しいため、事業の系統図への記載を省略しております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
他社との受注競争の激化による工事採算性の悪化及び急激な建設資材価格や労務費の高騰。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:受注環境と建設資材価格等の動向による影響 / 取引先の信用リスク / 工事代金の回収による影響
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

イチケンは建設業であり、特定のブランド力や特許による無形資産は限定的。長年の実績と信頼は存在するが、直接的な無形資産としてのスコアは低い。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

建設プロジェクトにおいては、一度選定されたゼネコンを変更することは、コスト、スケジュール、品質リスクの観点から非常に困難。顧客は既存の信頼関係や実績を重視する傾向がある。

ネットワーク効果★☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

建設業では、元請け・下請けといったサプライヤーネットワークや、建設業者間の協力関係は存在するが、プラットフォーム型のようなネットワーク効果は期待できない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

建設業は規模の経済や効率化によるコスト優位性は存在するが、資材価格の変動や人件費の高騰など、コストを完全にコントロールすることは難しい。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

イチケンは中堅ゼネコンとして一定の規模を有しており、大規模プロジェクトの受注能力や、資材調達における交渉力で優位性を持つ。売上高も安定的に推移している。

  • 商業施設特化
    商業施設に強みを持つオンリーワン企業を目指している
  • 総合建設業
    建築・土木・舗装・内装仕上工事などを幅広く手掛ける
  • 不動産事業
    不動産の売買や賃貸も行い収益源を多様化
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) イチケングループの企業理念① 経営理念 当社は、品質の向上と安全の徹底に努め、いかなるときもクリエイティビティを発揮し、商業空間事業を通じ、快適で豊かな社会の実現をめざします。② 経営ビジョン より豊かで快適な『くらし空間』を創造する事で広く社会へ貢献する企業 (2) 経営環境及び対処すべき課題今後の事業環境につきましては、雇用・所得環境が改善する下で、引き続き緩やかな景気回復を期待するものの、金融資本市場の変動等による影響や建設業界におきましては、労働力不足や資材価格の状況等、依然として不透明な状況が続くものと思われます。このような事業環境のもと、当社グループは、創業100周年を迎える2030年を目標とする企業像『ビジョン2030』(長期経営計画)を策定し、ビジョン2030の初年度からの3ヶ年を『中期経営計画(2023-2025)』として経営目標を設定し、目標達成に向けた施策を実行してまいります。 『ビジョン2030』(長期経営計画)① 企業像安定した成長を続けていくとともに社会の持続的発展に貢献する企業② 基本方針・基幹の建築事業を安定・充実させ、不動産・海外事業を戦略事業として拡充を行い、新規事業を含めた業容の拡大を目指す・商業空間の建設事業を中核に確実な成長を遂げる・技術者集団として品質・安全・環境・原価・生産性を追求する・財務基盤の充実と安定を図る・働きやすい職場を追求し、従業員一人ひとりの能力と働きがいを向上させる・社会のニーズに常に対応し、環境の変化に負けない会社となる③ 経営目標(2030年度〈2031年3月期〉)・売上高1,000億円、営業利益率5%程度・ROE8%以上・配当性向30%程度・自己資本比率50%以上・D/Eレシオ0.3倍程度・総資産900億円前後・期末人員数800名前後④ 投資計画2030年度までに総額300億円を投資[成長投資]……M&A等の活用     100億円[不動産事業]…建設事業の収益補完   100億円[海外事業]……ベトナム事業展開促進   30億円[人材開発]……人的資本の拡充      40億円[デジタル化]…デジタル化社会への対応  30億円 『中期経営計画(2023-2025)』① 基本方針建設事業の安定と事業領域の拡大・充実を図る・事業の中核となる建設事業の安定・持続的な成長に向けた事業領域の拡大・ESG(環境・社会・ガバナンス)経営の実践 ② 経営目標[財務目標]計画期間内での到達目標・売上高930億円、営業利益率5%程度・ROE8%以上・配当性向30%程度(純資産額300億円超過時に検討)[非財務目標]・ESGマテリアリティの実行③ 投資計画・『ビジョン2030』の投資計画(総額300億円)から100億円程度を充当 現在進行中の『中期経営計画(2023-2025)』は2025年度(2026年3月期)が最終になります。これまで「建設事業の安定と事業領域の拡大・充実を図る」という基本方針に基づき、施策や投資を進めてまいりました。2024年7月には、土木工事を中心に手掛ける片岡工業株式会社を子会社化いたしました。連携を強化し、インフラの老朽化対策や国土強靱化等、土木需要を取り込み、事業領域の拡大を目指してまいります。また、長期経営計画『ビジョン2030』(長期経営計画)の達成に向けて課題となる労働力不足への対策として、人材開発やデジタル化分野への投資を積極的に行っております。特に、BIM(3次元モデル)をはじめとするITを活用した業務効率化に力を入れ、現場業務の軽減に努めています。更にベトナム子会社に対しては、BIMのオペレーティング業務への対応力を強化するため、当社から教育等の支援を行い、オペレーターのスキル向上に取り組んでおり、グループ全体の更なる事業領域拡大を狙っております。今後も未来を見据えた志向で施策や投資を進めていき、企業価値の向上を目指してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) イチケングループの企業理念① 経営理念 当社は、品質の向上と安全の徹底に努め、いかなるときもクリエイティビティを発揮し、商業空間事業を通じ、快適で豊かな社会の実現をめざします。② 経営ビジョン より豊かで快適な『くらし空間』を創造する事で広く社会へ貢献する企業 (2) 経営環境及び対処すべき課題今後の事業環境につきましては、雇用・所得環境が改善する下で、引き続き緩やかな景気回復を期待するものの、金融資本市場の変動等による影響や建設業界におきましては、労働力不足や資材価格の状況等、依然として不透明な状況が続くものと思われます。このような事業環境のもと、当社グループは、創業100周年を迎える2030年を目標とする企業像『ビジョン2030』(長期経営計画)を策定し、ビジョン2030の初年度からの3ヶ年を『中期経営計画(2023-2025)』として経営目標を設定し、目標達成に向けた施策を実行してまいります。 『ビジョン2030』(長期経営計画)① 企業像安定した成長を続けていくとともに社会の持続的発展に貢献する企業② 基本方針・基幹の建築事業を安定・充実させ、不動産・海外事業を戦略事業として拡充を行い、新規事業を含めた業容の拡大を目指す・商業空間の建設事業を中核に確実な成長を遂げる・技術者集団として品質・安全・環境・原価・生産性を追求する・財務基盤の充実と安定を図る・働きやすい職場を追求し、従業員一人ひとりの能力と働きがいを向上させる・社会のニーズに常に対応し、環境の変化に負けない会社となる③ 経営目標(2030年度〈2031年3月期〉)・売上高1,000億円、営業利益率5%程度・ROE8%以上・配当性向30%程度・自己資本比率50%以上・D/Eレシオ0.3倍程度・総資産900億円前後・期末人員数800名前後④ 投資計画2030年度までに総額300億円を投資[成長投資]……M&A等の活用     100億円[不動産事業]…建設事業の収益補完   100億円[海外事業]……ベトナム事業展開促進   30億円[人材開発]……人的資本の拡充      40億円[デジタル化]…デジタル化社会への対応  30億円 『中期経営計画(2023-2025)』① 基本方針建設事業の安定と事業領域の拡大・充実を図る・事業の中核となる建設事業の安定・持続的な成長に向けた事業領域の拡大・ESG(環境・社会・ガバナンス)経営の実践 ② 経営目標[財務目標]計画期間内での到達目標・売上高930億円、営業利益率5%程度・ROE8%以上・配当性向30%程度(純資産額300億円超過時に検討)[非財務目標]・ESGマテリアリティの実行③ 投資計画・『ビジョン2030』の投資計画(総額300億円)から100億円程度を充当 現在進行中の『中期経営計画(2023-2025)』は2025年度(2026年3月期)が最終になります。これまで「建設事業の安定と事業領域の拡大・充実を図る」という基本方針に基づき、施策や投資を進めてまいりました。2024年7月には、土木工事を中心に手掛ける片岡工業株式会社を子会社化いたしました。連携を強化し、インフラの老朽化対策や国土強靱化等、土木需要を取り込み、事業領域の拡大を目指してまいります。また、長期経営計画『ビジョン2030』(長期経営計画)の達成に向けて課題となる労働力不足への対策として、人材開発やデジタル化分野への投資を積極的に行っております。特に、BIM(3次元モデル)をはじめとするITを活用した業務効率化に力を入れ、現場業務の軽減に努めています。更にベトナム子会社に対しては、BIMのオペレーティング業務への対応力を強化するため、当社から教育等の支援を行い、オペレーターのスキル向上に取り組んでおり、グループ全体の更なる事業領域拡大を狙っております。今後も未来を見据えた志向で施策や投資を進めていき、企業価値の向上を目指してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善し、各種政策の効果もあり、景気の緩やかな回復が続きましたが、米国新政権の関税引き上げ政策や中東情勢を中心とする地政学リスク、金融資本市場の変動等の状況を今後も注視していく必要があります。建設業界におきましては、政府建設投資は堅調に推移しており、民間設備投資についても、脱炭素やデジタル化、企業収益の改善等を背景に高まりがみられたものの、慢性的な労働力不足や資材価格の高騰等により、依然として厳しい経営環境が続いております。このような状況のなか、当社グループは、従前から培ってきたコア事業である「商業施設」建築のノウハウや企画・提案力を生かし、店舗等の新築・内装・リニューアル工事や宿泊施設の建設需要に対して積極的な受注活動を行ってまいりました。この結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は989億9千9百万円となりました。損益につきましては、営業利益は68億6千6百万円、経常利益は68億円、親会社株主に帰属する当期純利益は46億9千7百万円となりました。なお、当連結会計年度は連結財務諸表作成初年度であるため、前期との比較は行っておりません。 セグメントの経営成績は、以下のとおりであります。(建設事業)受注高は1,036億2千6百万円となりました。完成工事高は987億3千万円となり、次期への繰越工事高は902億5千5百万円となりました。そして、セグメント利益は87億4千8百万円となりました。(不動産事業)不動産事業売上高は2億6千9百万円、セグメント利益は9千8百万円となりました。② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は198億8千9百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、81億4千4百万円の資金の増加となりました。主な増加要因は税金等調整前当期純利益69億4千4百万円、売上債権等の減少56億5千9百万円、未払消費税等の増加22億2千1百万円、主な減少要因は仕入債務の減少75億7千6百万円、法人税等の支払額11億7千万円などであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、13億5千3百万円の資金の減少となりました。主な増加要因は投資有価証券の売却による収入1億3千9百万円、主な減少要因は連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出10億8千5百万円、差入保証金の差入による支出2億8千万円などであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、7千5百万円の資金の増加となりました。主な増加要因は長期借入れによる収入29億9千2百万円、主な減少要因は長期借入金の返済による支出20億1千4百万円、配当金の支払額8億3千2百万円などであります。 ③ 受注高、売上高及び繰越工事高の実績 受注工事高、売上高及び繰越工事高期別セグメントの名称前期繰越工事高(百万円)当期受注工事高(百万円)計(百万円)当期売上高(百万円)次期繰越工事高(百万円)前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)建設事業-----建築工事-----土木工事-----計-----不動産事業-----合計-----当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)建設事業 建築工事-102,526102,52697,05488,118土木工事-1,0991,0991,6752,137計-103,626103,62698,73090,255不動産事業---269-合計-103,626103,62698,99990,255(注)当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期繰越工事高については記載しておりません。 なお、参考のため提出会社個別の事業の実績は次のとおりであります。 a.受注工事高、売上高及び繰越工事高期別セグメントの名称前期繰越工事高(百万円)当期受注工事高(百万円)計(百万円)当期売上高(百万円)次期繰越工事高(百万円)前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)建設事業 建築工事76,51398,125174,63993,25881,381土木工事113850544計76,52598,164174,68993,26481,425不動産事業---3,109-合計76,52598,164174,68996,37381,425当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)建設事業 建築工事81,381101,625183,00696,12986,876土木工事44911354986計81,425101,716183,14296,17886,963不動産事業---269-合計81,425101,716183,14296,44886,963(注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期売上高にも係る増減額が含まれております。2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期売上高)であります。b.受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別されております。期別区分特命(%)競争(%)計(%)前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)建築工事29.071.0100土木工事100.0-100当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)建築工事46.054.0100土木工事100.0-100(注)百分比は請負金額比であります。 c.売上高期別セグメントの名称官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)建設事業 建築工事1,01492,24393,258土木工事-55計1,01492,24993,264不動産事業-3,1093,109合計1,01495,35896,373当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)建設事業 建築工事42695,70396,129土木工事-4949計42695,75296,178不動産事業-269269合計42696,02196,448(注)1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。前事業年度 請負金額5億円以上の主なもの芙蓉総合リース㈱「JIYUGAOKA de aone」(自由が丘 デュ アオーネ)新築工事イオンリテール㈱イオンスタイル赤羽新築工事第一交通産業㈱グランドパレス大淀河畔新築工事第一リアルター㈱ロワジールホテル 京都東寺新築工事イオンリテール㈱イオンスタイル武蔵狭山新築工事当事業年度 請負金額5億円以上の主なもの㈱ニトリ福岡DC新築工事IS鳥栖開発1号特定目的会社鳥栖物流センター新築工事三菱地所レジデンス㈱ザ・パークハウス三郷新築工事オーケー店舗保有㈱オーケー高井田店新築工事㈱Eco Ring JapanHoldings・㈱エコリングエコリング本社屋新築工事 2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。前事業年度 該当事項はありません。当事業年度 ㈱ニトリ 12,469百万円 13.0% d.次期繰越工事高(2025年3月31日現在)区分官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)建築工事1,24785,62986,876土木工事-8686計1,24785,71586,963(注)次期繰越工事のうち請負金額5億円以上の主なものは、次のとおりであります。大阪ロジスティクス特定目的会社LOGIPORTAL大正新築工事2025年4月完成予定㈱コスモビューティーコスモビューティー神戸新築工事2025年11月完成予定青梅駅前地区市街地再開発組合青梅駅前地区第一種市街地再開発事業に係る建設工事2026年3月完成予定アパホーム㈱/アパマンション㈱(仮称)アパホテル〈さいたま新都心駅西〉新築工事2026年5月完成予定第一リアルター㈱(仮称)ホテル浦安千鳥PJ 新築工事2026年6月完成予定 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容① 財政状態の分析当連結会計年度末における資産合計は676億2百万円、負債合計は335億1千4百万円、純資産合計は340億8千7百万円となりました。a.流動資産現金預金が199億5千6百万円、受取手形・完成工事未収入金等が285億9百万円、電子記録債権が33億3百万円、販売用不動産が53億6千9百万円、仕掛販売用不動産が21億5千7百万円等となり、流動資産合計は620億5百万円となりました。b.固定資産機械、運搬具及び工具器具備品が1億円、リース資産が1億4千8百万円、のれんが10億6千7百万円、投資有価証券が25億4百万円等となり、固定資産合計は55億9千7百万円となりました。c.流動負債支払手形・工事未払金が92億5千9百万円、電子記録債務が60億5千9百万円、未払消費税等が22億4千8百万円、未成工事受入金が39億8千万円等となり、流動負債合計は270億8千5百万円となりました。d.固定負債長期借入金が46億6千1百万円、退職給付に係る負債が15億4千万円等となり、固定負債合計は64億2千9百万円となりました。e.純資産資本金が43億2千9百万円、利益剰余金が286億7千万円、その他の包括利益累計額合計が8億7千8百万円等となり、純資産合計は340億8千7百万円となりました。 ② 経営成績の分析経営成績につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析キャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりで、キャッシュ・フロー指標は次のとおりであります。 2023年3月期2024年3月期2025年3月期自己資本比率(%)--50.4時価ベースの自己資本比率(%)--29.6キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)--0.8インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)--76.5 (注)自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い1.いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。3.キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。5.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期以前については記載しておりません。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。a.繰延税金資産の回収可能性繰延税金資産については、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。当社グループでは、取締役会等において決議された翌事業年度の事業計画に基づき回収可能性を検討しておりますが、繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、前提とした条件や仮定に変更が生じ、繰延税金資産の全部又は一部に回収可能性がないと判断した場合には、繰延税金資産の計上額が変動する可能性があります。b.販売用不動産及び仕掛販売用不動産の評価当社グループが保有している販売用不動産及び仕掛販売用不動産については、「棚卸資産の評価に関する会計基準」を適用しており、期末に帳簿価額と正味売却価額を比較し、正味売却価額が帳簿価額を下回っている場合には、販売用不動産及び仕掛販売用不動産に係る評価損として計上しております。当社グループでは、経済情勢や不動産市況の悪化等により、収益性が低下した場合には、正味売却価額が下落することで、販売用不動産及び仕掛販売用不動産に係る評価損が計上される可能性があります。c.工事原価総額の見積り工事原価総額の見積りについては、当初は工事契約に関する実行予算によって算出しております。当社グループでは、実行予算作成時には、将来の気象条件や作成時点で入手可能な情報に基づき、施工条件や建設資材価格等について仮定を設定し、作業効率等を勘案して工種ごとに詳細に積み上げることによって工事原価総額を見積り、工事着工後完成に至るまでは、作業所において実際の発生原価と対比して適時・適切に工事原価総額の検討・見直しを行っております。このように気象条件、施工条件、建設資材価格、作業効率等さまざまな仮定要素があり、適時・適切に見積りを行っておりますが、将来の損益は見積金額と異なる可能性があります。 d.工事損失引当金の計上工事契約について、工事原価総額が工事収益総額を超過する可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる場合には、その超過すると見込まれる額のうち、当該工事契約に関して既に計上された損益の額を控除した残額を、超過が見込まれた期の損失として処理し、工事損失引当金を計上しております。当社グループでは、工事原価総額を合理的な方法により算定しておりますが、見積り特有の不確実性が存在するため、将来において認識される経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

事業リスク

  • 受注環境悪化
    受注競争激化や資材・労務費高騰で利益が減る可能性
  • 取引先の信用
    取引先の倒産などで工事代金が回収できなくなるリスク
  • 施工上の問題
    工事の品質問題で損害賠償が発生する可能性
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,095 文字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであるため、実際の結果と異なる可能性があります。(1) 受注環境と建設資材価格等の動向による影響について「商業施設に強みを持ったオンリーワン企業」としての地位の確立を目指して、商業施設を中心に一般民間工事の新規顧客の獲得と原価管理の強化による利益の向上に努めてまいる所存でありますが、不透明さを払拭できない経済環境にあって、他社との受注競争の激化による工事採算性の悪化及び急激な建設資材価格や労務費の高騰による工事採算性の悪化が生じた場合には、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(2) 取引先の信用リスクについて取引先に関する信用力や支払条件等の厳格な審査の実施に努めるとともに信用不安情報の早期収集等、可能な限り信用リスクの最小化を図っておりますが、景気の減速や建設市場の縮小等により、発注者、協力業者等の取引先が信用不安に陥った場合には、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(3) 工事代金の回収による影響について今後の事業計画におきまして、商業施設に経営資源を集中し住宅関連工事の選別受注の強化を図ってまいる所存でありますが、請負代金の全額回収までに通常よりも期間を要する大型工事等を受注した場合には、キャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 施工上の契約不適合等による影響について施工体制の強化を経営上の重点項目として捉え、品質管理に万全を期しておりますが、訴訟等により契約不適合責任を追及され損害賠償が発生した場合には、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(5) 保有資産の時価等の変動による影響について有価証券・不動産・会員権等の資産を保有しており、これらの資産は将来において、時価の変動や使用状況等により財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(6) 訴訟等のリスクについて事業活動を行う過程において法令遵守に努めておりますが、訴訟等のリスクに晒される可能性があり、その結果によっては、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(7) 災害発生に伴うリスクについて地震、津波等の自然災害などの原因による予期せぬ災害が発生した場合には、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

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