土屋ホールディングス(1840)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 249 | 1 | 0 | 10 | 0.2 | 1.2 | 4.0 | 62.4 |
| FY2017 | 245 | 1 | 1 | -13 | 0.5 | 2.7 | 5.0 | 63.3 |
| FY2018 | 250 | -5 | -5 | -7 | -3.7 | -18.7 | 5.0 | 58.7 |
| FY2019 | 304 | 4 | 2 | 3 | 1.4 | 7.2 | 6.0 | 58.6 |
| FY2020 | 287 | -5 | -8 | 1 | -6.9 | -31.5 | 1.0 | 58.9 |
| FY2021 | 311 | 6 | 5 | 22 | 4.0 | 19.1 | 6.0 | 53.8 |
| FY2022 | 347 | 1 | 2 | -27 | 1.9 | 9.2 | 6.0 | 55.9 |
| FY2023 | 344 | 4 | 2 | -21 | 1.9 | 9.3 | 6.0 | 49.4 |
| FY2024 | 333 | 2 | 8 | 27 | 5.9 | 30.3 | 10.0 | 47.5 |
| FY2025 | 315 | -1 | -1 | -9 | -0.7 | -3.7 | 10.0 | 48.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
土屋ホールディングスは建設業であり、特許やブランド力といった無形資産による明確な競争優位性は見られない。特定の技術やノウハウが強みとなる可能性はあるが、現時点では顕著な無形資産は確認できない。
建設業においては、顧客が一度取引した建設業者との関係を継続する傾向がある。特に、長期的なメンテナンスや増改築のニーズがある場合、乗り換えコストは一定程度存在する。しかし、新規顧客獲得においては、価格や実績が重視されるため、スイッチングコストは限定的。
建設業において、強力なネットワーク効果は限定的である。特定の地域や分野での人脈や信頼関係は重要だが、それが直接的な競争優位性につながるネットワーク効果とは言えない。プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は存在しない。
建設業は一般的に規模の経済が働きやすいが、土屋ホールディングス単独でのコスト優位性は明確ではない。仕入れや資材調達における交渉力は、規模によってある程度影響を受ける可能性がある。しかし、競合他社とのコスト差は大きくないと考えられる。
売上高は直近3期で330億円台を維持しており、中堅規模の建設会社としての一定の規模を有している。この規模は、大規模プロジェクトへの参画や、資材調達における交渉力、技術者の確保において有利に働く可能性がある。しかし、業界トップクラスの企業と比較すると、規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
売上高、利益ともに土屋ホールディングスを大きく上回る業界大手。大規模プロジェクトの遂行能力、技術力、ブランド力において圧倒的な差があり、規模の経済や無形資産の面で優位性は明らか。土屋ホールディングスは、特定のニッチ分野や地域に特化することで差別化を図る必要がある。
こちらも業界トップクラスの建設会社であり、売上高、利益ともに土屋ホールディングスを凌駕する。技術力、研究開発力、グローバル展開力に強みを持つ。土屋ホールディングスは、より地域密着型で、顧客との密接な関係構築に注力することで、差別化を図る必要がある。
強気シナリオ
インフラ投資の拡大や再開発プロジェクトの増加により、建設需要が堅調に推移する。
M&Aや事業提携を通じて、規模の経済をさらに強化し、収益性を改善する。
高付加価値な建築技術やリフォーム事業の拡大により、利益率を向上させる。
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇が続き、収益性を圧迫する。
景気後退による建設投資の低迷が長期化し、売上・利益が減少する。
競合他社との激しい価格競争により、利益率が低下する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設需要の低迷、資材価格の高騰、人件費の上昇が同時に発生し、売上高の減少と利益率の低下が同時に進行するシナリオ。特に、大規模な公共事業の削減や、不動産市況の悪化が重なった場合、業績は急速に悪化する可能性がある。また、技術者の高齢化と採用難が深刻化し、事業継続が困難になるリスクも考えられる。
5年後のモート予測
インフラ投資の拡大や都市開発プロジェクトの増加を背景に、建設需要が堅調に推移し、売上高は年平均3-5%の成長が見込まれる。高付加価値な建築やリフォーム事業の強化により、営業利益率も改善し、5年後には現在の1%台から2-3%程度に向上する可能性がある。
現在の売上規模を維持しつつ、建設資材価格の変動や人件費の上昇の影響を受けながら、緩やかな成長を目指す。営業利益率は、コスト管理の徹底や効率化により、現状維持または微増にとどまる。5年後の売上高は3,500億円前後、営業利益率は1-2%程度で推移すると予想される。
景気後退や建設業界の構造的な問題により、建設需要が低迷し、売上高は年平均1-2%減少する。資材価格の高騰や人件費の上昇が収益を圧迫し、営業利益率は1%を下回る可能性も。特に、競合他社との価格競争が激化した場合、業績はさらに悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 54億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 47.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 7.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.42倍 |
合格数:4/7 部分的合格