1840

土屋ホールディングス(1840)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

建設業 建設・資材

事業の概要

  • 主力事業
    注文住宅や賃貸住宅の建設・販売が主な収益源です。
  • 多角化
    リフォーム、分譲マンション、不動産賃貸、中古住宅売買も手掛けています。
  • 持株会社
    当社はグループ全体の経営管理を行い、各子会社が事業を運営しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 住宅事業
    注文住宅や賃貸住宅の建設・販売が中心で、最大の売上を占めますが赤字です。
  • 不動産事業
    分譲マンションや中古住宅の売買・仲介を行い、グループで唯一利益を出しています。
  • リフォーム
    既存住宅のリフォーム工事を請け負いますが、現状は赤字となっています。
2025-10 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
HousingBusiness 地域 184 -3 -1.6%
EnlargementOfABuildeingAndRenovationBusiness 地域 39 -0 -0.7%
RealEstateBusiness 地域 87 4 4.8%
HouseLeaseBusiness 地域 4 1 23.9%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|687 文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社土屋ホールディングス)及び連結子会社4社により構成されており、注文・提案住宅等の施工・販売、リフォーム、分譲マンション、不動産賃貸、中古住宅・住宅用土地の売買、仲介業務を主たる業務としております。 当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 次の4部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。(1)住宅事業 株式会社土屋ホームが、注文住宅・賃貸住宅等の工事を請負、施工監理するほか、提案住宅の施工販売を行っております。(2)リフォーム事業 株式会社土屋ホームトピアがリフォーム工事の請負を行っております。(3)不動産事業 株式会社土屋ホーム不動産が、分譲マンション、中古住宅、住宅用土地の不動産売買並びに仲介業務を行っております。また、株式会社土屋ホーム不動産販売が、分譲住宅の施工販売を行っております。(4)賃貸事業 当社が、不動産の賃貸業務を行っております。また、当社が、再生可能エネルギーの電力会社への売電を行っております。 なお、当社グループは、持株会社体制のもと、当社が各事業会社への経営管理業務を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
原材料及び資材価格の急激な上昇を販売価格に転嫁が困難な場合があるため
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
建築基準法、製造物責任法、住宅品質確保促進法、宅地建物取引業法、都市計画法、国土利用計画法等の法的規制
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:法的規制の強化・改廃、免許・登録の取消 / 政府の政策や市場状況による受注・売上減少 / 原材料及び資材価格の変動
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 9 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

土屋ホールディングスは建設業であり、特許やブランド力といった無形資産による明確な競争優位性は見られない。特定の技術やノウハウが強みとなる可能性はあるが、現時点では顕著な無形資産は確認できない。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

建設業においては、顧客が一度取引した建設業者との関係を継続する傾向がある。特に、長期的なメンテナンスや増改築のニーズがある場合、乗り換えコストは一定程度存在する。しかし、新規顧客獲得においては、価格や実績が重視されるため、スイッチングコストは限定的。

ネットワーク効果★☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

建設業において、強力なネットワーク効果は限定的である。特定の地域や分野での人脈や信頼関係は重要だが、それが直接的な競争優位性につながるネットワーク効果とは言えない。プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は存在しない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

建設業は一般的に規模の経済が働きやすいが、土屋ホールディングス単独でのコスト優位性は明確ではない。仕入れや資材調達における交渉力は、規模によってある程度影響を受ける可能性がある。しかし、競合他社とのコスト差は大きくないと考えられる。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

売上高は直近3期で330億円台を維持しており、中堅規模の建設会社としての一定の規模を有している。この規模は、大規模プロジェクトへの参画や、資材調達における交渉力、技術者の確保において有利に働く可能性がある。しかし、業界トップクラスの企業と比較すると、規模の優位性は限定的。

  • 品質保証
    法定の10年保証に加え、最長20年の長期保証を提供しています。
  • 顧客対応
    カスタマーセンターを設置し、顧客からの相談に幅広く対応しています。
  • リスク管理
    二段階のリスクマネジメント体制で法令遵守を徹底しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針 当社グループは、創業以来、「住宅産業を通じて、お客様、社会、会社という『三つの人の公』の為に、物質的・精神的・健康的な豊かさの人生を創造する」ことを企業使命感としております。この企業使命感に基づき、お客様第一主義を基本理念とし、社会資本の充実をもたらす住宅のあらゆるニーズに対応すべく、同業他社に先駆けて省エネ住宅及び福祉住宅の普及や商品開発などの事業展開を図ってまいりました。これまでに培った技術力により高断熱・高気密・高耐久で健康的かつ地球にやさしい住宅の提供などの取組みを行っております。 これらの取組みは、2015年に国連サミットで採決された「持続可能な開発目標(SDGs)」にも通ずるものと認識しており、事業活動を通して、SDGsの達成に貢献できるものと考えています。 今後も、この方針は変わることのない企業の哲理として遵守し、継続した実践を行ってまいります。(2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2024年12月23日に発表した中期経営計画2027(2025年11月1日~2027年10月31日)に基づき、定量目標の達成に向け取組んでまいりました。しかしながら、建築基準法の一部改正に伴う建築確認申請の審査長期化の影響など、外部環境の変化を踏まえ、計画の実効性と成長戦略の確実な遂行のため、当社グループは最終年度を1年間延長し、2028年10月期に変更することといたしました。中期経営計画(2026年10月期~2028年10月期)において、計画の最終年度となる2028年10月期に売上高400億円、営業利益16億円、ROE8.0%を定量目標として掲げております。(3)経営環境 今後のわが国経済の見通しにつきましては、日銀による政策金利の引上げ懸念や米国の通商政策、為替の変動など景気を下押しするリスクがあるものの、2025年10月に発足した新政権の下、ガソリン税の暫定税率廃止や電気・ガス料金に対する補助金など、物価高対策への取組みも進みつつあり、個人消費の持ち直しが期待されております。 北海道経済においては、個人消費は力強さを欠くものの、人手不足を背景とした雇用所得環境の改善や設備投資の堅調さに下支えされ、緩やかな持ち直し基調が続くものと見込まれます。 当社グループの属する住宅・不動産業界におきましては、住宅取得価格の上昇や継続する物価上昇により住宅取得マインドに影響を及ぼす可能性があります。一方で、2025年4月の建築基準法の一部改正に伴う新設住宅着工戸数の持家への影響は緩和傾向にあります。また、法改正により省エネ基準が引き上げられ、将来的には更に高い省エネ性能の確保が求められる見通しであるほか、構造計算の義務化など激甚化する自然災害に対し耐震性の高い住宅取得を後押しする各種施策も進展しております。加えて、住宅取得者の価値観は多様化しており、住宅ローンの借入期間の長期化を背景に、断熱性・耐震性・耐久性に優れ、長く快適に住み続けられる高付加価値住宅への需要が高まっております。(4)中長期的な経営戦略、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 中期経営計画の基本方針である「北海道における住生活総合産業としてのNo.1復活と、仙台を中心とした東北エリアにおける第2の本拠地基盤構築」は堅持しつつ、積水ハウス株式会社との資本業務提携を大きな転換点と捉え、企業価値向上に向けた戦略の再構築を推進してまいります。「これまで体験したことのない快適性と久遠の安心感でQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を10%上げる」というミッションの下、「積水ハウスとのアライアンスを基軸に道内トップへ復活」するビジョンの実現に向け、これまで以上に戦略的投資と取組みを強化してまいります。 当社グループは、積水ハウス株式会社との資本業務提携を通じて、「最先端より先へ」をコンセプトに、同社が長年培ってきた耐震設計・構造躯体などの先進技術と、当社が積雪寒冷地で磨いてきた断熱・気密技術の融合を図り、コアテクノロジーの共創を推進してまいります。 今後は、10年先、20年先を見据え、基礎と柱を直接緊結する「DJ(ダイレクトジョイント)構法」の本格展開を加速させ、耐震性能に優れた住宅提供の拡大を進めてまいります。更に、構造からデザインする空間と大開口、快適性をDJ構法との技術融合で実現し、顧客価値を高めることで競争優位性を確立してまいります。 加えて、北海道エリアでは積水ハウス株式会社とのコラボレーションによる分譲住宅の建築を進めるとともに、DJ構法を採用した商品を札幌市内及び近郊地域より先行して販売を開始いたします。これにより、SI事業のパートナーの枠を超え、DJ構法の構造計算、構造材のプレカット加工、施工を自社で担う体制の運用を開始し、商品力の強化とブランド力の向上を図ります。 東北エリアでは共同建築事業(SI-COLLABORATION)を宮城県仙台市から東北6県へ順次展開し、供給体制の拡大を通じて事業基盤を一層強固なものへと構築してまいります。 これらの取組みを通じて、当社グループは北海道における住生活総合産業としての地位を確固たるものにするとともに、東北エリアでの地盤強化を進め、企業価値の持続的な成長を実現してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針 当社グループは、創業以来、「住宅産業を通じて、お客様、社会、会社という『三つの人の公』の為に、物質的・精神的・健康的な豊かさの人生を創造する」ことを企業使命感としております。この企業使命感に基づき、お客様第一主義を基本理念とし、社会資本の充実をもたらす住宅のあらゆるニーズに対応すべく、同業他社に先駆けて省エネ住宅及び福祉住宅の普及や商品開発などの事業展開を図ってまいりました。これまでに培った技術力により高断熱・高気密・高耐久で健康的かつ地球にやさしい住宅の提供などの取組みを行っております。 これらの取組みは、2015年に国連サミットで採決された「持続可能な開発目標(SDGs)」にも通ずるものと認識しており、事業活動を通して、SDGsの達成に貢献できるものと考えています。 今後も、この方針は変わることのない企業の哲理として遵守し、継続した実践を行ってまいります。(2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2024年12月23日に発表した中期経営計画2027(2025年11月1日~2027年10月31日)に基づき、定量目標の達成に向け取組んでまいりました。しかしながら、建築基準法の一部改正に伴う建築確認申請の審査長期化の影響など、外部環境の変化を踏まえ、計画の実効性と成長戦略の確実な遂行のため、当社グループは最終年度を1年間延長し、2028年10月期に変更することといたしました。中期経営計画(2026年10月期~2028年10月期)において、計画の最終年度となる2028年10月期に売上高400億円、営業利益16億円、ROE8.0%を定量目標として掲げております。(3)経営環境 今後のわが国経済の見通しにつきましては、日銀による政策金利の引上げ懸念や米国の通商政策、為替の変動など景気を下押しするリスクがあるものの、2025年10月に発足した新政権の下、ガソリン税の暫定税率廃止や電気・ガス料金に対する補助金など、物価高対策への取組みも進みつつあり、個人消費の持ち直しが期待されております。 北海道経済においては、個人消費は力強さを欠くものの、人手不足を背景とした雇用所得環境の改善や設備投資の堅調さに下支えされ、緩やかな持ち直し基調が続くものと見込まれます。 当社グループの属する住宅・不動産業界におきましては、住宅取得価格の上昇や継続する物価上昇により住宅取得マインドに影響を及ぼす可能性があります。一方で、2025年4月の建築基準法の一部改正に伴う新設住宅着工戸数の持家への影響は緩和傾向にあります。また、法改正により省エネ基準が引き上げられ、将来的には更に高い省エネ性能の確保が求められる見通しであるほか、構造計算の義務化など激甚化する自然災害に対し耐震性の高い住宅取得を後押しする各種施策も進展しております。加えて、住宅取得者の価値観は多様化しており、住宅ローンの借入期間の長期化を背景に、断熱性・耐震性・耐久性に優れ、長く快適に住み続けられる高付加価値住宅への需要が高まっております。(4)中長期的な経営戦略、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 中期経営計画の基本方針である「北海道における住生活総合産業としてのNo.1復活と、仙台を中心とした東北エリアにおける第2の本拠地基盤構築」は堅持しつつ、積水ハウス株式会社との資本業務提携を大きな転換点と捉え、企業価値向上に向けた戦略の再構築を推進してまいります。「これまで体験したことのない快適性と久遠の安心感でQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を10%上げる」というミッションの下、「積水ハウスとのアライアンスを基軸に道内トップへ復活」するビジョンの実現に向け、これまで以上に戦略的投資と取組みを強化してまいります。 当社グループは、積水ハウス株式会社との資本業務提携を通じて、「最先端より先へ」をコンセプトに、同社が長年培ってきた耐震設計・構造躯体などの先進技術と、当社が積雪寒冷地で磨いてきた断熱・気密技術の融合を図り、コアテクノロジーの共創を推進してまいります。 今後は、10年先、20年先を見据え、基礎と柱を直接緊結する「DJ(ダイレクトジョイント)構法」の本格展開を加速させ、耐震性能に優れた住宅提供の拡大を進めてまいります。更に、構造からデザインする空間と大開口、快適性をDJ構法との技術融合で実現し、顧客価値を高めることで競争優位性を確立してまいります。 加えて、北海道エリアでは積水ハウス株式会社とのコラボレーションによる分譲住宅の建築を進めるとともに、DJ構法を採用した商品を札幌市内及び近郊地域より先行して販売を開始いたします。これにより、SI事業のパートナーの枠を超え、DJ構法の構造計算、構造材のプレカット加工、施工を自社で担う体制の運用を開始し、商品力の強化とブランド力の向上を図ります。 東北エリアでは共同建築事業(SI-COLLABORATION)を宮城県仙台市から東北6県へ順次展開し、供給体制の拡大を通じて事業基盤を一層強固なものへと構築してまいります。 これらの取組みを通じて、当社グループは北海道における住生活総合産業としての地位を確固たるものにするとともに、東北エリアでの地盤強化を進め、企業価値の持続的な成長を実現してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、緩やかな回復基調が続いたものの、物価高が実質所得を圧迫し個人消費に抑制傾向が見られることに加え、米国の関税政策による影響など懸念材料もあり、依然として先行きは不透明な状況で推移いたしました。 北海道経済においては、インバウンド需要や設備投資の底堅い動きに下支えされ、緩やかな回復傾向にありますが、個人消費には足踏みが見られ、弱含みで推移いたしました。 当社グループが属する住宅・不動産業界におきましては、実質賃金の低下や住宅取得価格の高騰、住宅ローン金利の先高観など厳しい事業環境が続いております。一方で、住宅取得価格の上昇を背景に、返済負担の抑制の手段として、住宅ローンの借入期間が40年超の長期ローンとするお客様が増加しつつあることや資産価値を重視した住宅ニーズが高まるなど、購買心理に変化が生じております。 また、2025年4月の建築基準法の一部改正により、省エネ基準への適合が義務化されました。更に木造戸建て住宅の確認申請手続きの見直し(4号特例の縮小)が実施され、木造戸建て住宅2階建て又は延べ面積200㎡超の住宅について構造計算の義務化により、建築確認申請の審査期間が長期化いたしました。この影響などから、新設住宅着工戸数の持家は建築基準法の改正以降前年同月比を下回り低調に推移しており、特に2025年5月から7月までの新設住宅着工戸数の持家は前年同期比19.0%減、当社の主要エリアである北海道・東北エリアにおいては前年同期比32.1%減と市場環境は変化しております。 このような状況において、当社グループは、「豊かさの人生を創造する」企業使命感の下、2027年10月期を最終年度とする中期経営計画2027を策定し、「住生活総合産業として北海道No.1企業の復活と、仙台に第2の本拠地基盤を確立」することを目指し取組んでまいりました。 中期経営計画で掲げた目標の実現に向け、ドミナント戦略とアライアンス戦略によるプレゼンスの向上、成長戦略への積極投資、圧倒的な差別化戦略による持続的な事業拡大を推進しております。 当社は2025年3月に積水ハウス株式会社と資本業務提携契約を締結いたしました。研究・開発分野を中心に互いの知見と技術力によるシナジー効果により、更なる安心・安全な住宅の提供を実現し、良質な住宅ストックの形成を推進することで社会資本の充実を図り、企業価値の一層の向上を目指してまいります。 また、本提携に先立ち、2025年1月には木造住宅の耐震性をより強化することを目的に、同社の安全・安心の技術を広くオープン化した共同建築事業「SI事業」において提携し、宮城県にて共同建築事業を開始いたしました。この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。当連結会計年度末の財政状態のうち、総資産は、流動資産の減少(主に現金預金及び不動産事業支出金の減少)により、269億89百万円となり、前連結会計年度末と比較して2億1百万円の減少となりました。負債につきましては、流動負債の減少(主に工事未払金等の増加、1年内返済予定の長期期借入金及び未成工事受入金の減少)により139億48百万円となり、前連結会計年度末と比較して3億15百万円の減少となりました。純資産につきましては、その他有価証券差額金の増加等により130億41百万円となり、前連結会計年度末と比較して1億14百万円の増加となりました。当連結会計年度末の経営成績は、売上高は314億56百万円(前連結会計年度比5.5%減)、営業損失は1億22百万円(前年同期は営業利益1億52百万円)、経常損失は95百万円(前年同期は経常利益1億86百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は法人税等調整額33百万円を計上したことから93百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益7億58百万円)となりました。 セグメントの経営成績は次のとおりであります。(住宅事業) 住宅事業においては、建築基準法改正による建築確認申請の審査期間が長期化した影響や事業用建物等の売上高の減収により売上高は184億85百万円(前年同期比7.8%減)、利益面では、販管費の抑制に努めましたが、賃貸住宅部門の先行投資費用による損失計上から営業損失は2億96百万円(前年同期は営業損失2億28百万円)となりました。(リフォーム事業) リフォーム事業においては、大型リフォーム物件の引渡しの遅延により売上高は39億67百万円(前年同期比0.6%減)、利益面では、売上総利益率が低下したことから営業損失は25百万円(前年同期は営業利益15百万円)となりました。(不動産事業) 不動産事業においては、不動産売買取引において大型案件の反動減などから売上高は90億42百万円(前年同期比1.6%減)、利益面では、分譲マンションの売上総利益率の低下から営業利益は4億20百万円(前年同期比26.1%減)となりました。(賃貸事業) 賃貸事業においては、売上高は4億98百万円(前年同期比2.6%減)、営業利益は92百万円(前年同期比8.1%減)となりました。②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ18億47百万円減少し、47億95百万円となりました。  当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により取得した資金は、12億50百万円(前連結会計年度は32億24百万円の獲得)となりました。 これは主に、仕入債務の増加額18億38百万円によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、21億円(前連結会計年度は5億30百万円の使用)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出21億22百万円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、9億96百万円(前連結会計年度は8億18百万円の取得)となりました。 これは主に、長期借入金の返済による支出9億円及び配当金の支払額2億49百万円によるものであります。③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 建設業における生産実績は、施工監理、施工技術、機械力、資金力及び資材調達力等の総合によるものであり、工事内容が多様化しており、当社グループは外注に依存している割合が高く、具体的に表示することが困難であるため、記載を省略しております。b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)住宅事業(非住宅物件等含む)16,952,940(18,165,110)97.4%(86.6%)7,260,585(7,510,098)109.0%(86.1%)リフォーム事業3,793,514101.4%621,72978.2% c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)前年同期比(%)住宅事業(千円)18,485,70792.2%リフォーム事業(千円)3,967,28299.4%不動産事業(千円)9,042,06998.4%賃貸事業(千円)498,98197.4%合計(千円)31,994,04094.8% (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等1)財政状態(流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、141億38百万円(前連結会計年度比12.2%減)となり、19億59百万円の減少となりました。これは主に現金預金の減少(前連結会計年度68億30百万円から当連結会計年度53億31百万円へ14億98百万円の減少)等によるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、128億50百万円(前連結会計年度比15.9%増)となり、17億58百万円の増加となりました。これは主に建設仮勘定の増加(前連結会計年度5億45百万円から当連結会計年度18億48百万円へ13億3百万円の増加)等によるものであります。(流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、92億円(前連結会計年度比3.9%減)となり、3億68百万円の減少となりました。これは主に工事未払金等の増加(前連結会計年度29億36百万円から当連結会計年度47億75百万円へ18億38百万円の増加)、1年内返済予定の長期借入金9億円の返済による減少及び未成工事受入金(前連結会計年度34億10百万円から当連結会計年度25億69百万円へ減少)等によるものであります。(固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、47億48百万円(前連結会計年度比1.1%増)となり、53百万円の増加となりました。これは主にその他の増加(前連結会計年度7億53百万円から当連結会計年度8億55百万円へ1億2百万円の増加)等によるものであります。2)経営成績(売上高) 当連結会計年度における売上高につきましては、住宅事業は、184億85百万円(前連結会計年度比7.8%減)、リフォーム事業は、39億67百万円(前連結会計年度比0.6%減)、不動産事業は、90億42百万円(前連結会計年度比1.6%減)、賃貸事業は、4億98百万円(前連結会計年度比2.6%減)となり、その結果、314億56百万円(前連結会計年度比5.5%減)となりました。(売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価につきましては、住宅事業は、142億76百万円(前連結会計年度比9.1%減)、リフォーム事業は、26億51百万円(前連結会計年度比2.0%増)、不動産事業は、66億35百万円(前連結会計年度比2.4%増)となり、調整額△2億20百万円を加味した結果、233億29百万円(前連結会計年度比5.1%減)となりました。 販売費及び一般管理費につきましては、主に人件費の減少により、82億49百万円(前連結会計年度比3.5%減)となりました。(営業損益、経常損益、親会社株主に帰属する当期純損益) 営業損益、経常損益、親会社株主に帰属する当期純損益につきましては、営業損失は1億22百万円(前年同期は営業利益1億52百万円)、経常損失は95百万円(前年同期は経常利益1億86百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は93百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益7億58百万円)となりました。3)キャッシュ・フローの状況当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)中長期的な経営戦略、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載のとおりであります。c.資本の財源及び資金の流動性資本政策につきましては、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、会社の将来の成長のための内部留保の充実と、株主への利益還元との最適なバランスを考え実施していくことを基本方針としております。当社グループの資本の財源及び流動性につきましては、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は47億円保有しており、運転資金を機動的に調達するため金融機関と当座貸越の約定を締結していることから、十分な財源及び流動性を確保していると考えております。d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「売上高営業利益率5%以上」を中期的な当面の目標として掲げておりましたが、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、中期経営計画(2026年10月期~2028年10月期)において、計画の最終年度となる2028年10月期に売上高400億円、営業利益16億円、ROE8.0%を定量目標として掲げております。達成状況に関しては、2026年度10月期からの記載となります。なお、当連結会計年度の売上高は314億56百万円、営業損失1億22百万円となり、売上高営業利益率は△0.4%となりました。e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成にあたって用いた、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

事業リスク

  • 法的規制
    建築基準法など各種法令の強化や改廃が事業に影響を与える可能性があります。
  • 市場変動
    景気や金利の動向、政府の住宅政策により受注や売上が変動するリスクがあります。
  • 季節変動
    北海道・東北での売上が多く、冬期間は販売・施工が落ち込む傾向があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|3,386 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)法的規制について 当社グループの行う事業については、建築基準法、製造物責任法、住宅品質確保促進法、宅地建物取引業法、都市計画法、国土利用計画法等の法的規制を受けており、これらの関係法令の規制が強化された場合は、当社グループの経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。当社グループの主たる事業におきましては、建設業法の許可・建築士法による事務所登録・宅地建物取引業法の免許等の許認可に基づき事業を行い、建築基準法・都市計画法・国土利用計画法・住宅品質確保促進法・PL法・取適法等様々な関係法令の規制を受けております。今後、これら法的規制の改廃や新たな法的規制が設けられた場合、また、何らかの理由により免許及び登録の取消・更新欠格による失効等があった場合には、当社グループの主要な事業活動に支障をきたし、経営成績や財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループにおきましては、リスク管理委員会及びリスク対策委員会という二段階のリスクマネジメント体制により、事業活動を行ううえで必須の諸法令の遵守に対応しております。今後これらの規制の改廃や新たな法的規制が設けられた場合にも当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼすことがないような体制の構築に努めてまいります。(2)政府の政策や市場状況について 当社グループの主要事業である住宅事業の主たるお客様は、個人のお客様であることから、雇用状況や所得の動向に影響を受けやすく、政府による住宅関連の政策、消費税等の動向、今後の金利の上昇または景気の回復の状況によっては、受注及び売上高が減少し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 この対策としまして、毎月の取締役会において政府の政策や市場状況等に関してモニタリングを行い、リスクの軽減に努めております。(3)原材料及び資材価格の変動について 当社グループの住宅事業及びリフォーム事業における資材等の調達は、各購買部署において安定的な調達価格を維持すべく交渉管理を行っておりますが、主要材料の木材、その他原材料及び資材価格等が為替その他の要因にて急激に上昇し、販売価格に転嫁が困難な場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。(4)住宅の品質管理及び保証について 住宅事業、リフォーム事業におきまして、法定の10年保証に加え有料含め最長20年の保証があり、お得意様向けに「カスタマーセンター統括部」を設置し広くお客様の相談に対応するなど、品質管理には万全を期しておりますが、販売した物件に重大な瑕疵があるとされた場合には、直接的な原因が当社以外の責任によるものであったとしても、売主として瑕疵担保責任を負う可能性があります。その結果、保証工事費の増加や、当社の信用の毀損等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。(5)季節変動について 当社グループは、冬期間をカバーするための平準化を目指して対策を講じておりますが、北海道及び東北地区での売上が全体の8割を占めており、冬期間に販売及び施工が落ち込む傾向にあり、売上高が上半期に比べ下半期に集中するという傾向があります。 また、特異な気象条件等にも影響を受けることから、季節要因などにより業績に変動が生じる可能性があります。当連結会計年度の売上高及び営業損益の季節変動は、次のとおりであります。 第1四半期(千円)第2四半期(千円)上半期(千円)第3四半期(千円)第4四半期(千円)下半期(千円)通期(千円)売上高5,006,8817,637,34512,644,2265,786,03113,026,57918,812,61131,456,837通期比率(売上高)15.9%24.3%40.2%18.4%41.4%59.8%100.0%営業損益△588,122△235,165△823,287△494,5911,195,185700,593△ 122,694通期比率(営業損益)479.3%191.7%671.0%403.1%△ 974.1%△ 571.0%100.0%(6)自然災害について 大規模な自然災害が発生した場合、工場や支店などの施設の回復費用や事業活動の中断による損失、顧客住宅の点検費用、原材料の供給不足、その他不測の事態に対する費用等の発生により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。しかしこれらは自然災害であるため、リスクが顕在化する可能性の程度や業績への影響の程度を見積もることは困難ですが、当社グループでは、「土屋グループ事業継続計画書(BCP)(防災計画書)」、「土屋グループ防災マニュアル」を策定しており、安否確認システムの導入、防災訓練の実施、必要物資の備蓄、また大規模停電による本社機能喪失を想定したデータ保存の二重化等の対策を行っております。(7)コンプライアンスについて 当社グループ役職員には、コンプライアンス意識の徹底のために、役員幹部に対しては、コンプライアンス研修を開催しております。社員につきましてもeラーニングを利用した研修を行うとともに、コンプライアンスカードを配布し、コンプライアンス相談窓口(外部窓口、内部窓口)の周知を図っております。しかしながら、コンプライアンス違反が発生した場合には、損害賠償訴訟などの法的責任や、信用失墜により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。(8)顧客情報の機密保持について 当社グループは、顧客に関する個人情報や機密情報を保有しており、コンピューターウイルスの侵入やサイバー攻撃による個人情報・機密情報の漏洩・改竄を防止するために、社内外からのアクセス制御システムを強化するとともに、当社グループ役職員に対してeラーニング等によりITリテラシーの向上を図っております。 しかしながら、万一情報漏洩が発生した場合は、お客様・取引先からの損害賠償請求や、当社グループの信用を大きく毀損し、今後の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。(9)減損会計について 当社グループの固定資産に、将来において経営環境の著しい悪化等により重要な減損損失を認識した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 この対策としまして、「土屋グループ減損会計マニュアル」に基づき毎年定期的にモニタリングし、資産価値の適正評価に努めております。(10)販売用不動産・投資有価証券等の価格変動について 販売用不動産・投資有価証券等の保有資産の時価が著しく下落した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 この対策としまして、販売用不動産に関しては「土屋グループ棚卸資産の評価基準」に基づき毎年定期的にモニタリングしており、投資有価証券に関しては、「第4 提出会社の状況 4.コーポレート・ガバナンスの状況等 (5)株式の保有状況」に記載のとおり対応しております。(11)感染症による影響について 当社グループは、新たな感染症の発生及び拡大が発生した場合、速やかに対応が可能な体制を整備しており、テレワーク等の安全対策を施しています。また、感染者又は濃厚接触者になった場合の対処方法をグループ全体に発信し、職場内のクラスター発生の抑止に努めるとともに、営業活動に関しましても状況に応じて、WEBを活用した非対面型の実施による事業への影響を最小限に抑えるよう対策を講じてまいります。 現時点では、当社グループの事業に与える大きな影響はございませんが、感染症の影響から、受注の大幅な減少や、工事の進捗遅延が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

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