メイテックグループホールディングス(9744)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 900 | 111 | 79 | 99 | 21.0 | 274.3 | — | 57.0 |
| FY2017 | 936 | 115 | 81 | 105 | 20.3 | 286.6 | 151.5 | 56.6 |
| FY2018 | 977 | 126 | 88 | 100 | 20.8 | 315.4 | 177.0 | 56.8 |
| FY2019 | 1,010 | 129 | 91 | 93 | 20.5 | 328.4 | 199.5 | 57.2 |
| FY2020 | 966 | 102 | 70 | 52 | 15.8 | 255.8 | 202.0 | 59.3 |
| FY2021 | 1,071 | 128 | 92 | 133 | 20.4 | 341.6 | 184.0 | 55.5 |
| FY2022 | 1,191 | 165 | 123 | 124 | 26.2 | 153.9 | 217.5 | 55.2 |
| FY2023 | 1,270 | 177 | 123 | 136 | 25.9 | 158.0 | 102.0 | 52.6 |
| FY2024 | 1,331 | 188 | 127 | 124 | 26.1 | 165.0 | 114.0 | 52.1 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 198.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
メイテックは、高度な技術力を持つエンジニアの育成・派遣に強みを持つ。長年の実績と信頼により、大手メーカーからの指名や継続的な取引につながるブランド力は一定程度存在するが、特許や規制ライセンスのような強力な無形資産ではない。
メイテックは、高度な専門知識を持つエンジニアを派遣する。クライアント企業は、プロジェクトの継続性やノウハウの蓄積を考慮すると、エンジニアの交代に伴う引き継ぎコストやリスクを嫌う傾向がある。特に、開発初期段階や専門性の高い分野では、このスイッチング・コストは無視できない。
エンジニア派遣事業は、基本的に個々のエンジニアとクライアント企業とのマッチングであり、プラットフォーム型のネットワーク効果は発生しない。エンジニアが増えても、クライアント企業にとっての直接的な価値向上には繋がりにくい。
エンジニアの採用・育成・管理コストはかかるが、競合他社と比較して構造的に大幅に低いコストでサービスを提供できる優位性は見られない。人材獲得競争が激化する中で、コスト優位性の確立は難しい。
メイテックは国内最大級のエンジニア派遣企業であり、規模の経済による効率的な運営が可能。多数のエンジニアと多様な顧客基盤を持つことで、案件の多様化やリスク分散が図られている。業界内での一定の寡占状態を形成している。
競合との比較優位
強気シナリオ
DX推進や半導体・EV分野でのエンジニア需要の高まりが継続する。
高度専門人材の育成・輩出能力がさらに強化され、高付加価値案件の受注が増加する。
M&A等による事業領域拡大や、海外展開の成功により成長が加速する。
弱気シナリオ(モート侵食)
景気後退による企業の研究開発投資の抑制が、エンジニア派遣需要を低下させる。
競合他社による価格競争の激化や、人材獲得競争の激化により収益性が悪化する。
技術革新のスピードが速まり、同社の育成・派遣能力が追いつかなくなるリスク。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
メイテックグループホールディングスの投資が失敗するシナリオは、同社が持つスイッチング・コストの優位性が失われることにある。これは、クライアント企業がエンジニア派遣サービスを、より安価で柔軟な代替手段(例:フリーランスプラットフォームの普及、内製化の加速、AIによる自動化)に切り替えることで発生しうる。特に、プロジェクトの専門性が低下し、汎用的なスキルで代替可能になった場合、あるいは、クライアント企業が短期的なコスト削減を優先し、引き継ぎコストやリスクを許容する文化が醸成された場合、メイテックの強みは大きく損なわれる。また、エンジニアの流動性が極端に高まり、企業が特定の派遣会社に依存するインセンティブが失われた場合も、スイッチング・コストの優位性は崩壊するだろう。
5年後のモート予測
DX需要の拡大と高度人材育成能力の強化により、高付加価値案件の受注が増加。M&Aや海外展開も奏功し、売上・利益ともに堅調に成長する。
国内のエンジニア需要は底堅く推移するが、競争激化や景気変動の影響を受け、緩やかな成長にとどまる。収益性は維持されるものの、大幅な向上は見込めない。
景気後退や技術革新の遅れにより、エンジニア需要が減退。価格競争も激化し、収益性が悪化。事業拡大も停滞し、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,333億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 52.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -21.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 18.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 4.78倍 |
合格数:2/7 部分的合格