共立メンテナンス(9616)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,351 | 102 | 60 | -57 | 10.3 | 314.6 | — | 35.9 |
| FY2016 | 1,358 | 118 | 71 | -139 | 11.1 | 184.4 | — | 37.0 |
| FY2017 | 1,520 | 131 | 88 | -36 | 12.2 | 225.9 | 62.0 | 37.6 |
| FY2018 | 1,628 | 146 | 96 | -35 | 12.0 | 245.4 | 40.0 | 39.3 |
| FY2019 | 1,698 | 112 | 69 | -64 | 8.3 | 177.7 | 45.0 | 38.7 |
| FY2020 | 1,213 | -91 | -122 | -278 | -17.2 | -312.0 | 45.0 | 29.6 |
| FY2021 | 1,737 | 14 | 5 | 90 | 0.8 | 13.8 | 20.0 | 29.2 |
| FY2022 | 1,756 | 73 | 42 | 11 | 5.7 | 108.8 | 20.0 | 27.4 |
| FY2023 | 2,041 | 167 | 124 | -74 | 14.3 | 159.1 | 22.0 | 32.0 |
| FY2024 | 2,289 | 205 | 146 | -142 | 14.7 | 186.6 | 49.0 | 33.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
共立メンテナンスは「ドーミーイン」ブランドでホテル事業を展開しており、一定の知名度とリピーターを獲得している。しかし、特許や独占的IPによる明確な優位性は見られない。ブランド力は存在するものの、競合他社も類似ブランドを展開しており、圧倒的な無形資産とは言えない。
会員制度「共立ポイント」や、特定のホテルチェーンへのロイヤリティは存在する。しかし、ビジネスホテル市場は競争が激しく、顧客が他のホテルチェーンへ乗り換える際の直接的な金銭的損失は限定的である。利便性や価格、立地などの要因で容易に乗り換えが発生しうる。
ホテル事業において、顧客数が増加することでサービスの質が向上するようなネットワーク効果は基本的に存在しない。予約プラットフォームや口コミサイトは存在するが、それは共立メンテナンス固有のネットワーク効果ではない。
寮事業においては、長年の運営ノウハウやスケールメリットによる一定のコスト効率が期待できる。しかし、ホテル事業においては、人件費や物件取得費など、競合と比較して構造的に優位なコスト構造を確立しているとは断定しにくい。効率化努力は行われていると推測される。
寮事業(学生会館・社員寮)においては、全国規模で多数の施設を運営しており、規模の経済性が働きやすい。これにより、施設管理や調達において効率性を発揮できる可能性がある。ホテル事業(ドーミーイン)も全国展開を進めており、一定の規模を持つ。
競合との比較優位
強気シナリオ
「ドーミーイン」ブランドの更なる強化と顧客ロイヤリティの向上。
寮事業における新規契約獲得と効率的な施設運営による収益拡大。
インバウンド需要の回復と国内旅行需要の安定によるホテル事業の成長。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合ホテルチェーンによる価格競争の激化。
人件費の高騰や物件取得コストの上昇による収益性の悪化。
新たな感染症の発生や経済情勢の悪化による旅行・出張需要の低迷。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
共立メンテナンスの投資が失敗するには、まず「ドーミーイン」ブランドが急速に陳腐化し、顧客が競合ブランドに魅力を感じ始める必要がある。また、寮事業においても、競合他社がより魅力的なサービスや低価格を提供し、新規契約が伸び悩む、あるいは既存契約が解約される事態が考えられる。さらに、同社が規模の経済性を活かしたコスト優位性を維持できず、競合に価格で劣後するようになれば、持続的な競争優位性は失われるだろう。加えて、不動産市況の悪化や金利上昇が、新規物件取得や既存物件の維持コストを大幅に押し上げ、財務体質を圧迫するシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社のモートは崩壊する可能性がある。
5年後のモート予測
「ドーミーイン」ブランドの確立と寮事業の安定成長により、売上・利益ともに着実な成長を続ける。特にインバウンド回復と国内旅行需要が追い風となる。
緩やかな成長が見込まれる。寮事業は安定した収益基盤を維持し、ホテル事業は競争環境に対応しながら堅調に推移する。
価格競争の激化やコスト上昇により、利益率が低下する。新規事業の展開が遅れ、成長が鈍化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,844億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 33.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 138.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.86倍 |
合格数:3/7 部分的合格