リログループ(8876)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,833 | 108 | 72 | -4 | 21.4 | 492.6 | — | 39.6 |
| FY2016 | 2,051 | 133 | 92 | -31 | 23.0 | 61.5 | — | 39.6 |
| FY2017 | 2,254 | 154 | 108 | 13 | 25.2 | 71.9 | 184.0 | 33.5 |
| FY2018 | 2,509 | 179 | 130 | 78 | 23.9 | 87.2 | 22.0 | 35.2 |
| FY2019 | 3,130 | 179 | 38 | -405 | 7.3 | 25.4 | 26.0 | 21.6 |
| FY2020 | 3,336 | 125 | 94 | 186 | 15.6 | 61.9 | 29.0 | 24.0 |
| FY2021 | 1,566 | 185 | 156 | 130 | 28.4 | 102.8 | 19.0 | 18.1 |
| FY2022 | 1,237 | 227 | 209 | 154 | 29.9 | 136.6 | 29.0 | 21.3 |
| FY2023 | 1,326 | 276 | -278 | 129 | -68.9 | -181.9 | 33.0 | 13.3 |
| FY2024 | 1,429 | 304 | 433 | 559 | 61.4 | 286.9 | 37.0 | 22.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
リログループは、福利厚生代行サービスにおける「リロクラブ」ブランドを有している。長年の実績と顧客基盤は一定の無形資産となり得るが、特許や独占的IPは限定的であり、ブランド力は競合と比較して突出しているとは言えない。
福利厚生代行サービスは、導入企業にとって契約解除・乗り換えに伴う事務手続きの煩雑さや、従業員への影響を考慮すると、スイッチング・コストは中程度存在する。特に長期契約や、カスタマイズされたサービスの場合、その傾向は強まる。
リログループの事業モデルには、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果は基本的に見られない。プラットフォーム型ビジネスではないため、このモートは該当しない。
規模の経済によるコスト優位性は一部存在する可能性があるが、サービス業であり、人件費やシステム投資が収益の大部分を占めるため、構造的なコスト優位性は限定的。他社との差別化要因としてのコスト優位性は低い。
福利厚生代行サービス市場において、リログループは主要プレイヤーの一つであり、一定の市場シェアを有している。規模の経済により、オペレーション効率を高め、競合他社に対して優位性を保っていると考えられる。しかし、市場全体が寡占化されているわけではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
福利厚生アウトソーシング市場の拡大と、リログループのシェア拡大
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー効果の発現
DX推進によるサービス効率化と顧客満足度向上
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や、より魅力的なサービス提供
企業の福利厚生費削減の動きや、内製化への回帰
新たなテクノロジーの登場による既存事業モデルの陳腐化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
リログループの投資が失敗するには、まず、同社が長年培ってきた福利厚生代行サービスにおけるスイッチング・コストが、想定以上に低いことが証明される必要がある。具体的には、競合他社がより低コストかつ迅速に、既存顧客の契約を引き継げるような革新的なサービスやビジネスモデルを導入し、リログループの顧客基盤を侵食し始めるシナリオだ。また、同社が強みとする規模の経済も、IT技術の進化や新たなプレイヤーの参入によって、その優位性が失われる可能性がある。例えば、AIを活用したパーソナライズド福利厚生提案サービスなどが登場し、リログループの画一的なサービス提供モデルが時代遅れとなるケースも考えられる。さらに、企業の福利厚生に対する考え方が変化し、アウトソーシングではなく、従業員エンゲージメントを高めるための直接的な投資(例:リスキリング支援、健康増進プログラムへの直接投資)へとシフトする可能性も、同社の事業基盤を揺るがす要因となり得る。
5年後のモート予測
福利厚生市場の成長とDXによる効率化で、契約社数・従業員数ともに増加。M&Aも奏功し、売上・利益ともに堅調に成長。配当性向も維持・向上。
市場の緩やかな成長と、競合との競争激化により、既存事業の成長率は中程度。DXによる効率化で利益率は維持。M&Aは限定的。
福利厚生費削減の動きや、競合の攻勢により、契約社数・単価ともに低迷。DX投資が先行し、一時的に利益率が悪化する可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 3,072億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 22.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 40.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 7.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 4.47倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書