白洋舎(9731)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 490 | 14 | 10 | 15 | 11.4 | 262.6 | — | 21.8 |
| FY2017 | 507 | 13 | 11 | 9 | 10.1 | 275.4 | 60.0 | 25.8 |
| FY2018 | 508 | 10 | 3 | 10 | 3.0 | 78.6 | 50.0 | 24.5 |
| FY2019 | 503 | 2 | -0 | 5 | -0.1 | -1.7 | 50.0 | 24.4 |
| FY2020 | 391 | -47 | -32 | -4 | -52.2 | -833.4 | 0.0 | 16.5 |
| FY2021 | 351 | -29 | -12 | 17 | -28.5 | -329.6 | 0.0 | 13.5 |
| FY2022 | 392 | 7 | 17 | 21 | 27.5 | 447.1 | 10.0 | 19.4 |
| FY2023 | 433 | 18 | 19 | 10 | 23.2 | 514.8 | 40.0 | 25.1 |
| FY2024 | 436 | 23 | 22 | 28 | 21.0 | 584.8 | 60.0 | 31.9 |
| FY2025 | 446 | 24 | 21 | 19 | 16.6 | 562.8 | 80.0 | 36.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
白洋舎は、100年以上の歴史を持つ老舗クリーニング・メンテナンス企業であり、その長年の実績と信頼は一定のブランド価値を形成している。特に、高級衣料や特殊品クリーニングにおける専門知識と技術は、無形資産として評価できる。しかし、具体的な特許や独自技術に関する情報は限定的である。
個人向けクリーニングにおいては、顧客が白洋舎の品質や利便性に満足している場合、他のクリーニング店への乗り換えには心理的なハードルが存在する。特に、高級衣料や思い出の品など、大切なものを預ける際の安心感はスイッチング・コストとなり得る。法人向けサービスでは、契約関係や業務フローの変更に伴う手間がコストとなる。
クリーニング業は、個々の顧客との取引が中心であり、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果は期待できない。
白洋舎は、長年の経験に基づく効率的なオペレーションノウハウを有している可能性があるが、業界全体として規模の経済や技術革新による抜本的なコスト優位性を確立しているとは言えない。競合他社との価格競争力において、突出した優位性を示すデータは確認できない。
白洋舎は、全国に店舗網を展開しており、一定の規模を持つクリーニング企業である。特に首都圏や主要都市における店舗網は、地域によっては顧客へのアクセス性において優位性を持つ可能性がある。しかし、業界全体で見ると、多数の小規模事業者も存在し、寡占化が進んでいるとは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
高級衣料や特殊品クリーニング市場におけるブランド力の更なる向上
法人向けサービス(ホテル、アパレル、オフィス等)の新規開拓と既存顧客との関係強化
DX推進によるオペレーション効率化と顧客体験向上
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や利便性の高いサービス(宅配クリーニング等)の台頭
人件費の高騰や人材確保難による収益性の悪化
消費者のクリーニングに対する需要の変化(自宅洗濯の普及、衣料品消費の低迷等)
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、白洋舎が長年培ってきた顧客との信頼関係が、競合他社の低価格戦略や利便性の高いサービス(例:オンライン完結型宅配クリーニング)によって急速に侵食される必要がある。具体的には、顧客が品質やブランドよりも価格や手軽さを優先するようになり、白洋舎の店舗網や専門性を必要としなくなるシナリオである。また、高級衣料品市場の縮小や、消費者の衣料品メンテナンスに対する意識の変化(例:使い捨て文化の定着)も、白洋舎の既存の強みを無効化する要因となり得る。さらに、DX化の遅れや、効率化の失敗により、オペレーションコストが増大し、価格競争力を失うことも考えられる。
5年後のモート予測
高級品・特殊品クリーニングでのブランド力強化と法人向けサービス拡大により、安定的な収益成長が見込まれる。DXによる効率化も進み、収益性が向上する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。新規顧客獲得とリピート率維持が鍵となる。市場環境の変化への対応が求められる。
低価格競争の激化や需要の変化により、既存顧客の流出が加速。収益性が悪化し、事業規模の縮小を余儀なくされる可能性がある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 132億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 36.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 8.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 6.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.03倍 |
合格数:3/7 部分的合格