ホテル、ニューグランド(9720)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 45 | -6 | -9 | -30 | -13.3 | -810.2 | 25.0 | 56.4 |
| FY2017 | 50 | -4 | -41 | 4 | -144.3 | -3,684.7 | 0.0 | 35.0 |
| FY2018 | 51 | 0 | -0 | -11 | -1.2 | -31.1 | 0.0 | 35.4 |
| FY2019 | 51 | -0 | -0 | 4 | -1.5 | -37.9 | 0.0 | 35.4 |
| FY2020 | 31 | -9 | -11 | -8 | -58.6 | -929.8 | 0.0 | 23.7 |
| FY2021 | 32 | -7 | 13 | 29 | 41.3 | 1,118.2 | 0.0 | 39.6 |
| FY2022 | 43 | -4 | -3 | -3 | -12.2 | -295.7 | 0.0 | 36.9 |
| FY2023 | 54 | 3 | 4 | 5 | 12.1 | 333.1 | 25.0 | 40.9 |
| FY2024 | 59 | 3 | 3 | -3 | 8.6 | 257.0 | 25.0 | 41.7 |
| FY2025 | 65 | 3 | 2 | 2 | 5.4 | 170.6 | 25.0 | 42.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
ホテルニューグランドは、横浜を代表する歴史あるホテルであり、そのブランド力と立地は強力な無形資産。1927年開業以来、多くの著名人に利用され、特別な体験を提供するというイメージが確立されている。特に、横浜港を望むロケーションは代替が難しく、歴史的建造物としての価値も高い。
高級ホテルとしてのブランドロイヤリティは存在するが、顧客が他の高級ホテルに乗り換える際の直接的な金銭的損失は小さい。しかし、長年の顧客や特別な思い出を持つ顧客にとっては、ホテルニューグランドへの愛着が乗り換え障壁となる可能性がある。
ホテル事業は基本的にネットワーク効果を持たない。個々の顧客体験が中心であり、利用者が増えることでサービスの価値が向上する構造ではない。
高級ホテルは一般的に高い固定費と人件費がかかるため、コスト優位性を築くことは困難。競合他社も同様のコスト構造を持つ場合が多く、価格競争に陥りやすい。
ホテル事業は規模の経済が働きにくい側面がある。多店舗展開による効率化は可能だが、ホテルニューグランドは単一の象徴的なホテルであり、規模による圧倒的なコスト優位性は見られない。
競合との比較優位
強気シナリオ
横浜のランドマークとしてのブランド価値の維持・向上
インバウンド需要の回復と新規顧客層の開拓
歴史的価値を活かしたイベントや体験型サービスの強化
弱気シナリオ(モート侵食)
競合ホテルの新規開業やリブランドによる競争激化
国内経済の低迷やパンデミック再燃による需要の落ち込み
老朽化に伴う大規模修繕費用の増加と収益性への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、ホテルニューグランドのブランドイメージが陳腐化し、現代の顧客ニーズから乖離していく必要がある。特に、競合他社がよりモダンで魅力的な施設やサービスを提供する中で、ホテルニューグランドがその歴史的価値だけに依存し、設備投資やサービス改善を怠った場合、顧客はより新しいホテルへと流れていくだろう。また、横浜という立地の魅力が低下するような都市開発の失敗や、インフラの老朽化が進み、アクセスが悪化することも考えられる。さらに、運営会社の経営戦略が時代遅れとなり、デジタル化の遅れや、ターゲット顧客層のニーズを捉えきれないサービス提供が続けば、収益性は悪化し、競争力を失う。
5年後のモート予測
ブランド力と立地を活かし、インバウンド回復と国内需要の取り込みで売上・利益ともに堅調に推移。歴史的価値を訴求した高付加価値サービスが奏功し、収益性も改善する。
緩やかな需要回復と競争激化の中で、ブランド力と既存顧客基盤を維持。売上は横ばい傾向だが、コスト管理を徹底し、安定的な利益を確保する。
競合激化、経済低迷、インバウンド回復の遅れにより、稼働率・単価ともに低下。修繕費の増加も重なり、収益性は悪化し、財務基盤が弱まるリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 67億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 42.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 4年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 33.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.81倍 |
合格数:0/7 部分的合格