日本空港ビルデング(9706)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 2,041 | 113 | 89 | 74 | 7.5 | 109.2 | — | 52.1 |
| FY2016 | 2,050 | 95 | 69 | 72 | 5.5 | 84.8 | — | 57.7 |
| FY2017 | 2,260 | 134 | 118 | -62 | 8.7 | 145.0 | 33.0 | 55.7 |
| FY2018 | 2,736 | 225 | 330 | 258 | 16.4 | 406.3 | 44.0 | 33.7 |
| FY2019 | 2,498 | 99 | 50 | -371 | 2.5 | 61.7 | 45.0 | 31.2 |
| FY2020 | 526 | -590 | -366 | -297 | -18.7 | -445.9 | 32.0 | 34.3 |
| FY2021 | 571 | -413 | -252 | -142 | -16.2 | -270.8 | 0.0 | 33.2 |
| FY2022 | 1,131 | -106 | -39 | 57 | -2.8 | -41.9 | 0.0 | 33.6 |
| FY2023 | 2,176 | 295 | 193 | 48 | 11.6 | 206.8 | 16.0 | 36.5 |
| FY2024 | 2,699 | 386 | 275 | 410 | 13.9 | 295.6 | 67.0 | 39.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
羽田空港という国内最大のハブ空港の運営権・不動産賃貸事業は、新規参入が極めて困難な規制産業であり、強力な無形資産となっている。特に国際線旅客の増加に伴う恩恵は大きい。
航空会社やテナントにとって、羽田空港からの移転は、顧客基盤やサプライチェーンへの影響が大きく、スイッチング・コストは一定程度存在する。しかし、他の空港への移転も選択肢としてあり得る。
航空会社間のネットワーク効果や、旅客の利便性向上によるネットワーク効果は存在するが、企業自体の直接的なネットワーク効果は限定的である。
空港運営における固定費は高いが、規模の経済によるコスト優位性は限定的。新規参入の障壁がコスト優位性を補完している側面がある。
羽田空港という巨大なインフラを運営しており、国内空港運営においては圧倒的な規模を持つ。この規模が、効率的な運営と収益基盤を支えている。
競合との比較優位
強気シナリオ
国際線旅客の回復・増加による旅客数・取扱高の増加
空港内商業施設・飲食店の高付加価値化による収益性向上
インバウンド需要の持続的な拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
感染症の再拡大や世界経済の減速による旅客数の低迷
LCCの台頭や競合空港の整備による競争激化
大規模なインフラ投資の負担増
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、羽田空港のハブ空港としての地位が揺らぎ、国際線・国内線ともに利用者が大幅に減少することが必要である。例えば、新たな国際空港の建設や、既存空港の大規模拡張により、東京圏の航空需要が分散・吸収されるシナリオが考えられる。また、航空会社の収益性が悪化し、空港利用料の値下げ圧力が強まる、あるいはテナントの賃料支払能力が低下し、空港内の商業施設からの収益が期待通りに伸びない状況も、企業の収益基盤を蝕むだろう。さらに、規制緩和が進み、新規参入企業が空港運営に参画し、既存の独占的な地位が脅かされる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
旅客数・取扱高の回復と商業施設の高付加価値化により、売上・利益ともに着実に成長。インバウンド需要の取り込みも成功し、過去最高水準の業績を達成する。
旅客数は緩やかに回復するものの、国際情勢や経済状況の影響を受け、成長は限定的。商業施設の収益性も安定的に推移し、堅実な業績を維持する。
感染症の再流行や世界経済の悪化により旅客数が低迷。商業施設の利用客も減少し、売上・利益ともに減少。インフラ投資の負担が重くのしかかる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,675億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 42.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 16.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.22倍 |
合格数:2/7 部分的合格