武蔵野興業(9635)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 17 | 1 | 1 | 2 | 3.1 | 10.3 | — | 58.4 |
| FY2016 | 14 | 0 | 1 | -2 | 2.2 | 7.5 | — | 56.6 |
| FY2017 | 16 | 0 | 1 | 2 | 2.8 | 97.8 | 0.0 | 58.3 |
| FY2018 | 17 | 1 | 1 | 2 | 3.3 | 117.5 | 0.0 | 58.0 |
| FY2019 | 15 | 0 | -1 | -0 | -1.4 | -49.0 | 0.0 | 59.2 |
| FY2020 | 12 | 1 | -2 | -1 | -6.2 | -207.1 | 0.0 | 57.5 |
| FY2021 | 13 | 1 | 1 | 0 | 1.4 | 47.8 | 0.0 | 59.0 |
| FY2022 | 14 | 1 | 0 | 0 | 1.1 | 38.8 | 0.0 | 60.1 |
| FY2023 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0.1 | 4.5 | 0.0 | 59.9 |
| FY2024 | 14 | 1 | 1 | 1 | 1.8 | 62.1 | 0.0 | 59.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:3/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
武蔵野興業は、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的な知的財産権によって裏付けられた無形資産に関する明確な証拠が、公開情報からは確認できません。事業は主に映画館の運営や不動産賃貸であり、これらは一般的に強力な無形資産に依存するものではありません。
映画館の利用者は、特定の映画館に強い愛着や習慣がない限り、比較的容易に他の映画館や代替エンターテイメント(自宅での視聴など)に乗り換える可能性があります。ただし、一部の熱狂的なファンや、特定の立地・設備へのこだわりを持つ顧客層においては、限定的なスイッチング・コストが存在する可能性が示唆されます。
武蔵野興業の事業モデル(映画館運営、不動産賃貸)には、ユーザー数の増加がサービスの価値を指数関数的に高めるようなネットワーク効果は基本的に見られません。顧客の体験は個々の利用に完結しており、他の利用者の存在が直接的な価値向上に繋がる構造ではありません。
映画館運営や不動産賃貸事業において、武蔵野興業が構造的に競合他社よりも大幅に低いコストでサービスを提供できるような、明確なコスト優位性を示す証拠は確認できません。仕入れコストや人件費、物件維持費などは業界平均に近い水準であると推測されます。
武蔵野興業は、東京を中心に複数の映画館を運営しており、一定の規模を有しています。これにより、仕入れ交渉力や広告宣伝効果において、小規模な独立系映画館に対しては優位性を持つ可能性があります。しかし、大手シネマコンプレックスチェーンと比較すると、その規模の経済性は限定的です。
競合との比較優位
強気シナリオ
コロナ禍からの回復による映画鑑賞需要の増加
不動産賃貸事業の安定的な収益貢献
新規事業やM&Aによる事業拡大の可能性
弱気シナリオ(モート侵食)
動画配信サービスの普及による映画館離れ
競合他社との激しい価格競争やサービス競争
不動産市況の悪化による賃貸収入の減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
武蔵野興業への投資が失敗するには、まず映画というコンテンツ自体の魅力が、ストリーミングサービスの普及や他のエンターテイメントの台頭によって、今後長期にわたって低下し続けることが真実でなければならない。また、同社が展開する不動産事業においても、主要な賃貸物件の立地価値が低下し、空室率の上昇や賃料の下落が継続的に発生することが必要である。さらに、同社が持つ限定的な規模の経済性すら、競合他社の積極的な設備投資やコスト削減努力によって凌駕され、収益性が悪化していくシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の競争優位性が完全に失われることが、投資の失敗に繋がるだろう。
5年後のモート予測
映画館事業の回復と不動産賃貸事業の安定性を背景に、緩やかな増収増益が見込まれる。特に、ヒット作の公開や不動産ポートフォリオの有効活用が進めば、業績はさらに上振れる可能性がある。
コロナ禍前の水準への回復は限定的としつつも、安定した映画興行収入と不動産賃貸収入により、横ばい基調の業績推移を想定する。コスト管理が引き続き重要となる。
動画配信サービスの普及やエンターテイメントの多様化により映画館の集客が低迷し、不動産市況も悪化した場合、減収減益となるリスクがある。特に、新規設備投資やコンテンツ調達コストの増加が収益を圧迫する可能性がある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 26億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 59.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 9.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 40.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.73倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-30 臨時報告書